男女共同参画企画

シンポジウム5 男女共同参画委員会企画シンポジウム

第7回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会にて、男女共同参画委員会企画シンポジウムを開催します。テーマは「男女共同参画の新たなる視点を目指して リハビリテーション科医のワークライフバランス(子育て・介護編)」です。

リハビリテーション医療は、さまざまな疾患・障害・病態を対象に、多くの診療科や専門職と関りながら活動を育み、“多様性”を特徴とします。その中で、リハビリテーション科医が自身の“多様性”やその在り方について真摯に向き合うことは、より良いリハビリテーション医療の提供につながるものと期待されます。

今回、リハビリテーション科医のワークライフバランスにおける“多様性”を語るうえで、当事者として、仕事仲間として、時に立場を変えながら、直面する機会が多い「子育て・介護」を課題として取り上げました。子育て編では、上司・部下のペア演者形式で、市中病院・大学病院からそれぞれ「子育てリハ医のスキル向上とキャリア継続」のノウハウ、最近注目されている「男性育休」の経験についてお話いただきます。伊藤英明先生には、「産業医の視点からみるワークライフバランス」としてミニ解説もお願いしています。介護編では、キャリアを重ねた熟練医師から、介護経験とワークライフバランスについてお話いただきます。

本シンポジウムでは、若手からベテランまで幅広い年代、さまざまな施設、立場の演者をお迎えして、「子育て」「介護」についてご講演いただきます。そこにはきっと、“多様な”リハビリテーション科医の活動を育み、その活躍を導くヒントがたくさん詰まっています。令和時代におけるリハビリテーション科医のワークライフバランスについて、新たな視点で一緒に考えてみませんか?

日時

11月4日(土)10:20~11:50

場所

第3会場

テーマ

男女共同参画の新たなる視点を目指して
リハビリテーション科医のワークライフバランス(子育て・介護編)

講演内容

「上司・部下のチーム戦略」子育て編

―市中病院―
1)子育てリハビリテーション科医のスキル向上とキャリア継続 ~わたしの場合~
益田 結子 先生(国立病院機構埼玉病院 リハビリテーション科 非常勤医師)
2)子育てリハビリテーション科医のスキル向上とキャリア継続 ~イクボスを目指して~
大森 まいこ 先生(国立病院機構 埼玉病院 リハビリテーション科 前部長、大井中央病院)

―大学病院―
3)チームでつくるワークライフバランス ~若手男性リハビリテーション科医の育休~
田中 亮 先生(産業医科大学医学部 リハビリテーション医学講座 専修医)
4)チームでつくるワークライフバランス ~リハビリテーション科医局長と産業医の視点から~
伊藤 英明 先生(産業医科大学医学部 リハビリテーション医学講座 講師)

「賢人の経験から学ぶ -熟練医師のワークライフバランス-」介護編

5)明るい親の介護から得たもの
豊岡 志保 先生(豊岡整形外科)
6)要介護5の実父の介護経験から人生を考える
三上 靖夫 先生(京都府立医科大学大学院 リハビリテーション医学 教授)

座長

蜂須賀 明子 先生(産業医科大学医学部 リハビリテーション医学講座)
黒木 洋美 先生(大分中村病院リハビリテーション科)