Meet the expert and discussion

緩和ケアを主体とする時期のがんリハビリテーションアプローチ
~がんリハビリテーションSIGメンバーと語る会~

進行した病期のがん患者や終末期がん患者では、がんの進行もしくはその治療の過程で、さまざまな苦痛や身体活動面・精神心理面の問題が生じます。その対策として緩和ケアが必要とされますが、これらの問題に対して、リハビリテーション診療を行うことは、限られた余命の間のQOL維持向上のために重要です。そして、リハビリテーション治療により疼痛、呼吸困難、浮腫、全身倦怠感などの症状の緩和する役割をリハビリテーション科医やリハビリテーション専門職は担っています。
今回のセッションでは、このような症状緩和のリハビリテーションアプローチに焦点を当て、演者および対面する会場の参加者とがんリハビリテーションSIGメンバーによる自由なディスカッションを通じて、共に学べる場を提供したいと考えています。実践的な知識を得られるようにすることはもちろんですが、今後のがんリハビリテーションを担う若手リハビリテーション科医やリハビリテーション専門職の人材交流も目的として、がんリハビリテーションSIGより企画いたしました。ぜひ会場に足をお運びください。

日時

2023年11月4日(土)13:30 ~ 15:30

場所

第5会場

司会

鶴川俊洋(鹿児島市立病院リハビリテーション部)
松瀬博夫(久留米大学病院リハビリテーション部)

プレゼンテーター

緩和的リハビリテーションにおける運動療法の代替手段としての電気刺激療法への期待

松瀬博夫(久留米大学病院リハビリテーション部)

転移性骨腫瘍に対する外科的治療とがんリハビリテーション

永野聡(鹿児島大学医学部保健学科 臨床理学療法学)

がん関連静脈血栓症のリスクがある患者への対応

小澤里恵(亀田総合病院 リハビリテーション科)

緩和ケアを主体とする時期のがんリハビリテーション 療法士の立場から

藤井美希(大阪国際がんセンター リハビリテーション科)

リハビリテーション専門職が、患者とその家族の心理サポートとして何ができるか?

宮田知恵子(独立行政法人国立病院機構東京医療センター 緩和ケア内科/腫瘍リハビリテーション科)