会長挨拶

ご挨拶

第7回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会
会長 帖佐 悦男
(宮崎大学医学部整形外科・リハビリテーション科)

会長 帖佐 悦男

この度、第7回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会を2023年11月3日(金)から11月5日(日)の3日間、宮崎市のシーガイアコンベンションセンターにおいて開催させていただきますことを大変光栄に存じます。

 ひとえに日本リハビリテーション医学会の会員の皆様および関係各位の皆様のおかげと心より感謝いたしております。

 リハビリテーション医学とはさまざまな疾患・外傷・病態により生じた機能障害を回復し、残存した障害を克服しながら人々の「活動を育む」医学です。超高齢社会となった現在、リハビリテーション医学・医療の範囲は幅広く、ほぼ全診療科に関係する疾患、障害、病態を扱う領域となっています。

 これまで先人たちが築いてこられましたリハビリテーション医学の諸分野の成果と遺産を継承しつつ、さらに次の世代に向けてリハビリテーション医学の発展のために、最先端の知識、技術の開発・修得や人材育成が重要と考え、今回の学術集会のテーマは “リハビリテーション医学イノベーション~継承と革新~”と致しました。

 特別講演は、室伏広治スポーツ庁長官から「国民のライフパフォーマンス向上に向けた取組」、基調講演は、横手幸太郎先生(全国医学部長病院長会議会長・千葉大学医学部附属病院病院長)から「コロナ禍から医師の働き方改革へ:ピンチを乗り越えるマネジメント」、海外招待講演はビデオ講演としてBruce Reider先生(AOSSM Executive Editor and AJSM and OJSM Editor-in-Chief)から「Getting Your Research Published(トップジャーナルへのアクセプトの秘訣など)」をご講演いただきます。私たちリハビリテーション医学・医療に関わる私たちにとりましても、大変示唆に富むお話しを拝聴できると思っております。一般演題にくわえ、シンポジウム22( 合同シンポジウム、SIG企画を含む)、教育講演64、企業共催セッション13、ワークショップ2を予定しています。一般口演とポスター発表の中から優秀演題賞を選ばせていただきます。全員懇親会では、ぜひ宮崎の食や飲み物を楽しんでください。 

 会場は、宮崎・一ツ葉海岸の豊かな景観の中に広がるリゾートコンプレックス「シーガイア」の中央に位置しています。英語で海を意味する「Sea」と地球を意味する「Gaia」を組み合わせた名のついたこの会場は、過去には九州・沖縄サミットの外相会合の場として、また、ダンロップフェニックスゴルフトーナメントの開催地、野球、サッカー、ラグビーなど多くのトップアスリートのキャンプ地としても有名です。周辺には、古事記にも登場する神話に基づいた神社などが多数あります。またシーガイア周辺のみならず西都や高千穂も「古事記」「日本書紀」に登場する天孫降臨や天岩戸開きの地でもあります。秋の宮崎には、他にも魅力的な観光地や美味しい食があふれていますので、学会での活発なご討論の後は、是非太陽あふれる景色や食をご堪能いただければ幸いです。皆様にお越しいただけることを心よりお待ち申し上げております。