会長挨拶
がん学会学術集会第24回日本小児がん看護学会
学術集会 第31回がんの子どもを守る会
公開シンポジウム
第68回日本小児血液・がん学会学術集会
第68回日本小児血液・がん学会学術集会
会長 松本 公一(まつもときみかず)
国立成育医療研究センター 小児がんセンター長
この度、2026年11月12日(木)-14日(土)に第68回日本小児血液・がん学会学術集会をパシフィコ横浜ノースで開催させていただきますことを光栄に思います。パシフィコ横浜は、2024年に第16回SIOP ASIA総会を開催させていただいた会場でもあり、感慨深いものがあります。
今回の学術集会のテーマは「みんなで治す、みんなで支える(Cure Together, Support Together)」といたしました。小児がんは今や80%以上の患者さんに治癒の期待できる病気になってきました。しかし、まだ治癒できない患者さんが20%いますし、生存者の長期合併症も大きな課題です。多職種連携で、それらの実態解明・治療と支援の課題に取り組むべきと考えて、このテーマにいたしました。
本学術集会のデザインは、「こんなこいるかな」の有賀忍先生にお願いしました。私が研修医の頃、NHKの朝の番組で放送されていたキャラクターです。当時、小児科の診察室でそのキャラクター人形たちが大活躍していたことを思い出します。「みんな違ってそれでいい」 という、子どもの多様性の受け入れを先取りしていました。奇しくも、2026年は「こんなこいるかな」誕生40周年ということで、この記念すべき年に小児がん診療に関わる皆さんに再びご紹介できることを、嬉しく思っております。
第24回日本小児がん看護学会学術集会会長である小川純子先生、がんの子どもを守る会の山下公輔理事長らと協力して、「みんなで治す、みんなで支える」多職種連携のプログラムを考えていきたいと思います。楽しく、皆さんのためになる学術集会を目指しておりますので、どうぞ多数のご参加をいただき、横浜の地で交流を図っていただきますことを心からお願い申し上げます。
第24回日本小児がん看護学会学術集会
第24回日本小児がん看護学会学術集会
会長 小川 純子(おがわじゅんこ)
淑徳大学 看護栄養学部 看護学科 教授
この度、2026年11月12日(木)から14日(土)にパシフィコ横浜ノースにて開催される第24回日本小児がん看護学会学術集会の会長を務めさせていただきます。本学術集会は、第68回日本小児血液・がん学会学術集会ならびにがんのこどもを守る会との同時開催となります。
本会は、2004年の第2回日本小児がん看護研究会以来、3団体による合同開催を継続してまいりました。私自身、前身である研究会の立ち上げから関わり、直近(2023年1月~2025年6月)は本学会理事長を務めてまいりました。その立場から、この伝統ある合同開催の場で再び学術集会長を務めることを、大変光栄に思うとともに、深い感慨と責任を感じております。
今回のメインテーマは、3団体共通の「みんなで治す、みんなで支える(Cure Together, Support Together)」です。小児がんの治療成績は向上しましたが、難治例や晩期合併症など、依然として課題は残されています。私たち看護職は、こどもの「生活」と「成長」に寄り添いながら、「治す」過程を支えると同時に、治療中もこどもが「その子らしく」過ごせるよう、病院内のみならず、学校・地域、保育・教育など多様な専門職と連携し「支える」ことが求められています。
本学術集会では、小児専門看護師や小児がん看護を専門とする研究者の皆様と共に、「地域との連携」「こどもらしさの支援」「多様な専門職との協働」といった視点に焦点を当てたプログラムを企画しております。臨床で培われた実践的な知恵と、研究によって生み出された知見が活発に交流し、明日からのケアの質をさらに高めるためのヒントが得られる場となることを目指しています。
また、第68回日本小児血液・がん学会学術集会会長の松本公一先生、がんのこどもを守る会理事長の山下公輔先生と緊密に連携し、多職種・多分野の参加者が一堂に会する本集会ならではの、実りある議論と交流の場を創り上げてまいりたいと考えております。
横浜の地で、皆様とお会いできますことを心より楽しみにしております。多数のご参加をお待ちしております。
第31回がんの子どもを守る会 公開シンポジウム
第31回がんの子どもを守る会 公開シンポジウム
理事長 山下 公輔(やましたこうすけ)
公益財団法人 がんの子どもを守る会 理事長
公益財団法人 がんの子どもを守る会は、長年に亘り「日本小児血液・がん学会学術集会」並びに「日本小児がん看護学会学術集会」の場で、公開シンポジウムを開催させていただいております。第31回となります2026年もこれまで同様に、三団体合同の形で学術集会最終日の2026年11月14日(土)にパシフィコ横浜ノースにて開催させていただくこととなりました。
私たちがんの子どもを守る会は、1968年の設立以来現在に至るまで、変わること無く医師・看護師の皆様をはじめ多くの医療者の方々と手を携えて、小児がん患児・家族を支える活動を展開して参りました。その中でも本公開シンポジウムを含めた学術集会の場に参加させていただいての催しは、小児がん医療界と患児・家族の協働の象徴とも言える大切な機会と考えております。
現時点では、公開シンポジウムのテーマ・内容につきましては未だ固まっておりませんが、学術集会のテーマ「みんなで治す、みんなで支える」を念頭に置き、当会の使命である小児がんの患児・家族に焦点を当てた内容での、有意義なシンポジウムを実現したいと考えております。
また、公開シンポジウムの他にも、例年学術集会期間中に開催しております、小児がんの子ども達の絵画展、チャリティー・ラン、或いは当会の研究助成事業の成果報告などの催しも、両学会のご支援をいただきながらこれまで同様に開催する予定でおりますので、公開シンポジウムと併せて、多くの皆様にご来場頂ければ幸甚でございます。
当会が、こうして両学会学術集会の場で公開シンポジウムはじめとしたプログラムを継続的に開催することができますのも、ひとえに両学会をはじめ多くの皆さまの長年のご指導・ご鞭撻の賜物と考えております。この場をお借りして松本公一先生、小川純子先生の両会長をはじめとした関係の皆様に御礼を申し上げると共に、公開シンポジウムその他のプログラムへの皆様のご参加を心よりお待ちしております。