この度、第38回日本内視鏡外科学会総会を2025年12月11日(木)~12月13日(土)の3日間、パシフィコ横浜にて開催させていただくこととなりました。このような栄誉を賜りましたこと、皆様に心から感謝申し上げます。特に本年は日本内視鏡外科学会が創立されて30周年を迎える節目の年であり、伝統を継承し将来を熟議する重みを感じております。
今回、総会のテーマを『新たな変革を先導する Leading New Innovations』といたしました。
現在、あらゆる外科領域で内視鏡手術が標準化され、近年ではロボット支援手術も汎用されるに至りました。本学会は設立時から内視鏡外科の開拓、普及と安全性向上に対する努力を継続してきました。まさに本学会員によって外科手術の変革がなされてきたと思います。
内視鏡外科学においては、各人が高度な技術を修得すべく研鑽を積む一方で、医工連携の成果によって高度な技術の均てん化や、再現性が増すなどの進歩がありました。また、医学はあらゆる領域で急速に発展しており、AI、ゲノム解析、ビッグデータ解析など、内視鏡外科学と密接にかかわり合う重要な領域が複数存在します。本学会総会では、これらの領域の知見と技術の融合が発信され、「新たな変革」の契機となることを期待します。
会員の多くの方々は今後の内視鏡外科学の未来にさまざまな期待をお持ちと想像します。臓器横断的学会の特性を生かし、様々な視点から内視鏡外科学の将来像に関する意見交換をしていただける場を準備いたします。
12月は皆様ご多忙な時期でありますが、本学会会員、関係諸氏におかれましては学会設立30周年を共有すべく横浜にお越しいただきたいと思います。教室員一同、有意義な会となりますよう鋭意準備を進めております。ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。