会長挨拶

第10回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会
会長 川手 信行
(昭和医科大学医学部 リハビリテーション医学講座 主任教授)
このたび「第10回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会」を、2026年10月29日(木)~31日(土)の3日間、パシフィコ横浜会議センターにて開催する運びとなり、現在、鋭意準備を進めております。
日本リハビリテーション医学会は1963年に創立され、60年以上の歴史を誇ります。本秋季学術集会は、1989年に開催されたリハビリテーション科専門医の研究会「リハ・カレント&トピックス」に端を発し、その後、2006年からは専門医学術集会として、さらに2017年より第1回秋季学術集会として継承され、今回、記念すべき第10回を迎えることとなりました。私個人といたしましては、日本リハビリテーション医学会が創立された1963年に誕生し、秋季学術集会の起源となる研究会が開催された1989年に大学を卒業したことに、深い縁を感じております。
また、昭和医科大学はこれまでに第50回学術集会、第10回専門医学術集会を担当しており、今回の記念すべき第10回秋季学術集会を担当させていただけることは、OB・OGおよび医局員一同、誠に光栄に存じます。
本学術集会のテーマは「至誠一貫」といたしました。この言葉は、私ども昭和医科大学の校訓でもあり、「医療人として真摯な姿勢を貫き、常に相手の立場に立ってまごころを尽くす」ことを意味しており、リハビリテーション医学の精神とも通じるものであると考えています。さらに、サブテーマとして「まことのみんなの幸いのために」を掲げ、「挑」「超」「調」の三つのキーワード(合言葉)を加えました。
学術集会の3日間で、「リハビリテーション医学は、まことのみんなの幸いのために、何に挑み、いかに超え、どのように調和させるのか」を、参加者の皆様と語り合い、次世代へとつながる実り多い学術集会にしたいと願っております。本学術集会が、障害児者や高齢者のためのリハビリテーション医療の発展と、より良い生活の実現に少しでも貢献できるよう、誠心誠意取り組んでいく所存でおります。
参加者にとって実りの多い学術集会となるよう、関係者一同鋭意準備を進めて参りますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。