ご挨拶

第28回日本糖尿病教育・看護学会学術集会 大会長
住吉 和子
(岡山県立大学 保健福祉学部 看護学科 教授)

このたび、第28回日本糖尿病教育・看護学会学術集会を、『withコロナの時代、心と身体が元気になる療養支援を考えよう』というテーマで、2023年9月23日(土)、24日(日)の2日間、岡山コンベンションセンターで開催させていただくことになりました。

突然の世界的な新型コロナウイルスの感染により、手洗い、消毒、密を避ける、社会的な距離をとるなどの予防行動を私たちは3年間継続しています。そのために、毎年3,000人近くが集い開催されていた学術集会は、第25回大会、第26回大会はWeb開催となりましたが、厳しい状況の中でも学びを共有して前に進んできました。第27回大会では対面とWebを組み合わせたハイブリット開催で、3年ぶりに多くの方にお会いできたこと、会場で直接ご講演を聞くことができたことで、人と人との触れ合いが心温まる体験であることを改めて実感いたしました。

長期化する感染予防のために、糖尿病の入院設備がなくなった施設、集団指導を個別指導に変えた施設、インスリン導入が外来で行われるようになった施設、面会制限があるため家族への支援を退院時や外来で実施している施設など、糖尿病患者さんをめぐる支援状況が大きく変化してきています。

そこで第28回学術集会では、参加者の皆様と現状の課題を共有し、対策を一緒に考える時間を持ち、希望を見出したいと考えております。同時に私たちの日常生活を見直して、心と身体を整える方法を学び、参加者の皆様の健康と今後の糖尿病患者さんの療養支援に役立てていただける学術集会を目指しております。参加者の皆様がお帰りになる時には元気になってお帰りいただける学術集会となるよう、企画委員一丸となって準備を進めております。

皆様のご参加を心からお待ちしております。