演題募集
1.演題応募方法
主題演題および一般演題の応募は、ホームページからのオンライン登録のみです。
本ページ下部の新規登録ボタンよりご登録ください。
海外からの演題応募についてはEnglishページをご確認ください。
Please check the English page about a subject application from foreign countries.
2.演題募集期間
公募演題登録
2023年9月20日(水)正午~ | |
演題募集を締め切りました。 多数のご応募ありがとうございました。 |
指定演題の登録について
107回総会運営準備室よりご依頼申し上げた指定演者の先生は、別途ご案内させていただきます。
3.演題応募に際して
●以下の要件を満たすことが必要です。
- 学会発表内容は、本学会および国内の他の学会でも未発表であること
- 倫理規定に抵触しないこと
人間由来の試料およびデータの研究を含む、人間を対象とする医学研究では、ヘルシンキ宣言に基づき、倫理委員会の承認、インフォームドコンセントの取得を得てください。編集委員会で倫理上の問題が疑われた場合は本学会倫理委員会で審議いたします。また、個人のプライバシー保護のため、呈示する画像等に個人が特定できるような表現はご遠慮ください。 - 利益相反について
演題登録の際は必ず「利益相反」を確認してください。
春季総会については、「利益相反(COI)申告に関する手順書」も必ずご参照いただきますようお願い申し上げます。 - 本学会では、抄録集をスマートフォンやタブレットで閲覧できる電子アプリのサービスを予定しております。
演題の抄録は、電子アプリにも掲載されますので予めご了承くださいますようお願いいたします。 - 同じ主題に同一の所属から複数の先生が筆頭演者として応募することはできません。その場合は、どちらの演題も取り下げとなりますのでご注意ください。
ただし、筆頭演者が別の所属であれば共同演者として応募することは可能です。
多機関共同研究に関しては組織名で出すなど、多機関共同研究とわかるようなタイトルでご応募ください。 - 同一内容の演題を、複数のカテゴリーで登録された場合は、不採択となりますのでご注意ください。
演題登録の前に必ずご確認ください
- 研究に関する倫理審査の必須化については、2018年2月以降の演題募集受付から本格稼働しております。
つきましては、「JGES 演題登録時 Medical ethics 申請」に準じてご登録いただきますようお願い申し上げます。
なお、症例報告につきましては、9症例以下までを承認は不要としておりますが、研究性があるものは1例でも審査を必要としますので、予めご留意ください。
倫理申請の要不要については、「JGES 応募演題・論文投稿のカテゴリーを判断するためのフローチャート」をご活用ください。
なお、本総会では「演題登録画面」の「JGES 演題登録時 Medical ethics 申請」にて、該当するものをご選択ください。 - 同じ主題に同一の所属から複数の先生が筆頭演者として応募することはできません。筆頭演者が別の所属であれば共同演者として応募することは可能です。
- 非会員の共同演者について、本学会総会に演題登録する際、研究に貢献していただいた非医師の方は、非会員でも共同演者に加えることが可能となりました。
※病理医・生物統計家の方も引き続き、非会員でも共同演者に含めることは可能です。 - 演題発表時の欠席時の取扱いについて、演題発表に理由も無く欠席すると処分の対象になります。詳細は :演題等発表における欠席等の取り扱い規程でご確認ください。
- 演題の抄録・スライド・ポスター等の内容に剽窃・盗用等が判明した場合への対応について、剽窃・盗用等が判明した場合、処分の対象になります。詳細は :演題等発表における剽窃・盗用等の取り扱い規程でご確認ください。
4.応募資格
演者は筆頭ならびに共同演者についても日本消化器内視鏡学会員に限ります。
海外からの演題応募については、非会員でも演題登録は可能です。
演題申し込みに際しては会員番号が必要です。不明の場合は、下記学会事務局へお問合せください。
演題応募時点で未入会である場合は、会員番号を99(2桁)と仮登録していただき、すみやかに入会手続きを行ってください。
本学会の定款細則第16条第1項に定められている通り、演者(筆頭ならびに共同演者)は会員のみです。登録時に未入会者(99で仮登録)の方は、入会手続きが完了しましたら、速やかに会員番号を入力/更新をお願いいたします。
但し、病理医、生物統計家の方、および研究に貢献していただいた非医師の方に関しては、非会員でも共同演者に加えることが可能です。演題応募の際には、会員番号を00(2桁)とご入力ください。
入会についてのお問合せは、下記学会事務局までお願いいたします。
入会案内はこちら
入会手続き・会員番号のお問い合わせ
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会事務局
〒101-0062
東京都千代田区神田駿河台3-2-1
新御茶ノ水アーバントリニティビル4F
TEL:03-3525-4670(月曜日から金曜日午前9時~午後5時)
FAX:03-3525-4677
E-mail: info-add@jges.or.jp
5.発表形式と分類項目
希望する発表形式を、以下より一つ選択してください。
- 主題演題希望:不採択時は演題取消
- 主題演題希望:不採択時は一般演題希望(口演発表かポスター発表かの決定は、総会事務局にご一任ください。)
- 一般演題希望:口演もしくはポスター発表(口演発表かポスター発表かの決定は、総会事務局にご一任ください。)
*「1.~2.」を選択された場合は、共著者の登録は2名までとなります。
*「2.」を選択し、一般演題に採用された場合は、共著者数を追加するか2024年2月頃、運営事務局より確認のご連絡をいたします。
プログラム | 抄録原稿 | 発表スライド | 発表・質疑応答 |
---|---|---|---|
主題演題(日本語) | 日本語(英語可) | 英語 | 日本語(英語可) |
主題演題(英語セッション) | 英語 | 英語 | 英語 |
一般演題 | 日本語(英語可) | 日本語(英語可) | 日本語(英語可) |
*主題演題セッションの発表スライドは英語表記となります。 発表スライド作成の際にはご注意いただきますようお願い申し上げます。
*口演発表かポスター発表かの決定は、総会事務局にご一任ください。
主題演題
特別企画
一部指定私の経験した究極の一例
>>司会の言葉司 会片岡 洋望(名古屋市立大学 医学部消化器・代謝内科)
今津 博雄(日本大学病院 消化器内科)
松田 尚久(東邦大学 医学部内科学講座 消化器内科学分野)
「究極の一例」と呼べる稀有な症例を経験している方は少なからずいらっしゃることと思います。本セッションでは、これまで秘密にしていた症例、紙一重の治療が奏功した症例、ふとしたキッカケで診断できた症例など、先生方が経験された、唯一無二の症例をご発表頂き、ご聴講の皆様と様々な議論ができればと考えております。熱いセッションになるような素晴らしい症例の応募を期待します。
閉じる全公募次代を担う若手セッション 消化管編:消化器内視鏡寺子屋
>>司会の言葉司 会原田 拓(手稲渓仁会病院 消化器内科)
田島 知明(埼玉医科大学国際医療センター 消化器内科)
校長先生永原 章仁(順天堂大学 医学部消化器内科)
本総会では“消化器内視鏡寺子屋”を開塾します。寺子屋では、ベテランの校長先生のもとでの症例検討を行います。次代を担う若い医師達が活発に検討できるよう、若手の司会者にセッションをハンドリングしていただき、適宜校長先生からの指導が入ります。
このセッションでは、寺子屋で検討したい教育的な症例、そして生徒として症例検討に参加を希望する若手医師を募集します。生徒の応募に関しては、卒年・自己アピールポイントを記して頂き、入塾希望者多数の際には校長先生に選んで頂く形とします。たくさんの応募を期待しています。
こちらの専用応募フォームよりご応募ください
症例の登録 | 塾生の応募 |
全公募次代を担う若手セッション 胆膵編:消化器内視鏡寺子屋
>>司会の言葉司 会髙橋 孝輔(長崎大学 消化器内科)
山宮 知(獨協医科大学 医学部 内科学(消化器)講座)
校長先生潟沼 朗生(手稲渓仁会病院 消化器病センター)
本総会では“消化器内視鏡寺子屋”を開塾します。寺子屋では、ベテランの校長先生のもとでの症例検討を行います。次代を担う若い医師達が活発に検討できるよう、若手の司会者にセッションをハンドリングしていただき、適宜校長先生からの指導が入ります。
このセッションでは、寺子屋で検討したい教育的な症例、そして生徒として症例検討に参加を希望する若手医師を募集します。生徒の応募に関しては、卒年・自己アピールポイントを記して頂き、入塾希望者多数の際には校長先生に選んで頂く形とします。たくさんの応募を期待しています。
こちらの専用応募フォームよりご応募ください
症例の登録 | 塾生の応募 |
一部指定次代を担う若手からの提言:「こういう内視鏡教育ってどうですか?」
>>司会の言葉司 会植木 敏晴(福岡大学筑紫病院 消化器内科)
猿田 雅之(東京慈恵会医科大学 医学部 内科学講座 消化器・肝臓内科)
本総会では「教育」を大きなテーマにしております。本セッションでは、教育を受ける側(若手)からの理想的な内視鏡教育に関する提言を募集します。「ためになった内視鏡教育」、「こんな教育を受けたことを他山の石として・・・」のような被教育経験をもとに、若手が考える理想的な内視鏡教育をご発表頂き、ベテランの先生方と良い内視鏡教育に関する熱い議論を展開してもらいたいと思います。多くの演題応募を期待しています。
閉じる全公募初めての英語による学会発表
>>司会の言葉Withコロナ時代となり、これまで封印されていた海外での発表も以前のように復活してきました。これから、若手の先生方が海外で発表する機会は増えてくるものと思います。本セッションは、これまで「英語で学会発表をしたことがない」、「勇気がなくて英語で発表できなかった」といった若手の先生方に、国際学会で口演発表するためのファーストステップになればと思い企画致しました。症例報告でも研究のまとめでも応募可能な英語セッションです。司会の先生方には、時には「英語」で、どうしてもの場合は「日本語」での温かいサポートをお願いしていますので、英語に自信のない方もウエルカムです。多くの演題応募をお待ちしております。
尚、抄録は英語で、200 words程度でお願いいたします。
シンポジウム
全公募消化器内視鏡診療におけるダイバーシティ推進と未来 ージェンダード・イノベーションー
>>司会の言葉司 会塩谷 昭子(川崎医科大学 消化器内科)
今枝 博之(埼玉医科大学 消化管内科)
消化器分野においても頻度、病態、治療効果などの性差を検討する性差医学・医療が注目されている。女性がん死亡数の第一位は大腸がんとなっているが、女性は大腸内視鏡挿入困難例が多いとされている。検査に伴う苦痛、羞恥心から受容性に課題がみられ、女性被験者は女性熟練内視鏡医を希望する傾向がみられる。一方、女性医師はライフイベントにより離職を余儀なくされることも多く、ダイバーシティに対応した内視鏡診療における働き方改革が期待される。さらに高度な技術が必要とされる消化管内視鏡治療や胆膵領域内視鏡診療の進歩により、ダイバーシティを考慮した内視鏡操作部を含めた本体や処置具の改良が要求されている。
本セッションでは、消化器内視鏡診療におけるジェンダード・イノベーションを含め男女にとどまらずさらなる多様性の推進に関する多方面からの取り組みについて発表していただき、ダイバーシティ推進と未来について議論したい。
一部指定門脈圧亢進症診療における内視鏡の役割
>>司会の言葉司 会吉田 寛(日本医科大学 消化器外科)
古市 好宏(東京女子医科大学足立医療センター 検査科光学診療部(内視鏡内科))
消化管静脈瘤(主に食道・胃・十二指腸・直腸など)は、門脈圧亢進症患者の予後を左右する重要な合併症であるが、内視鏡診断法や治療法の進歩により致死率は大幅に低下した。近年、画像強調内視鏡を用いた診断法や治療法の有用性が報告され、今後はAIを用いた研究も期待される。また、Interventional radiology、薬物療法、栄養療法などを内視鏡治療に併用することが静脈瘤再発抑制に寄与するという報告も存在する。
本シンポジウムでは、各施設で取り組んでいる内視鏡を用いた門脈圧亢進症の診断方法と治療方法、または新規診断治療法を提示していただきたい。どのような検査法や治療法が望ましいのか、その現状や今後の課題を明らかにし、また、どのように組み合わせるのがより効率的なのかなど討議出来れば幸いである。今後の発展につながる革新的な多くの演題を歓迎する。
全公募消化器内視鏡診療とCOVID-19の総括:未知なるパンデミックに向けて
>>司会の言葉司 会古田 隆久(ふるた内科クリニック 内科・消化器内科)
稲葉 知己(香川県立中央病院 消化器内科)
COVID-19のパンデミックは医療にも大きな影響を与え、消化器内視鏡も同様であり、厳重な感染対策は内視鏡部門にとどまらず医療施設全体にも大きな負担を強いた。内視鏡検査の制限あるいは受診控えによる消化管悪性疾患の発見の遅れも指摘されており、今後の動向も注視する必要がある。2023年の5月から5類に移行したが、COVID-19は終息したわけではなく継続する課題である。
本シンポジウムでは、COVID-19感染において得られた経験やエビデンスの総括、同様の感染症発生時のBCP(事業継続計画)、内視鏡における感染対策の将来像などについて議論し一定の方向性を示したい。多角的視点から広く議論を行いたく、多数の演題応募を期待します。
全公募IBD cancerの内視鏡診療の現状と課題
>>司会の言葉司 会藤井 茂彦(京都桂病院 消化器センター 消化器内科)
富永 圭一(獨協医科大学 医学部 内科学(消化器)講座)
炎症性腸疾患 (IBD) の治療の進歩とは別に、IBD関連腫瘍の診断と治療は課題として残り続けているclinical issueである。潰瘍性大腸炎関連腫瘍 (UCAN) の早期診断に関して、surveillance内視鏡検査の有用性は明らかであるものの、炎症粘膜を背景に発生したUCANは形態や領域が不明瞭なものが多く、画像強調や拡大内視鏡を用いても早期癌や前癌病変であるdysplasiaでの発見は容易ではない。また、UCANに対する内視鏡治療については一部の病変では許容されているが,その適応や技術的難易度,組織学的評価,長期成績については内科医、外科医、病理医の間で議論のあるところである。一方,クローン病関連腫瘍では、本邦で好発部位である直腸肛門管癌に対して、10年以上肛門病変をみとめる症例では麻酔下の生検も推奨され、診断可能な症例は増加している。しかし、早期癌の段階で診断できる症例はわずかであり、その予後はUCANに比べ極めて不良である。また、狭窄を有する症例のsurveillance方法、小腸癌の適切な検査方法の確立など課題は山積されている。
本シンポジウムでは、IBDに合併するdysplasiaや癌の診断におけるmodalityの選択、高危険群の絞り込み、適正な検査間隔の設定などを含めたsurveillanceの方法や治療の是非について、徹底的に議論したい。
一部指定EUS-FNA; これまでの軌跡と新展開
>>司会の言葉司 会松田 浩二(国立病院機構静岡医療センター 消化器内科)
安田 一朗(富山大学 第三内科)
Since the first report by Peter Vilmann in 1992, EUS-FNA has been recognized as a general practice in Europe and the United States for about ten years. In Japan, on the other hand, since 2010 when it was included in the insurance coverage, it has spread even more rapidly. In this symposium, we invited Professor Manoop Bhutani, who has been involved in research and clinical practice of EUS-FNA since the early days in the United States, as a keynote speaker, and Dr. Vikram Bhatia, New Delhi, India, as a designated speaker. EUS-FNA's progress so far and interventional EUS as an EUS-FNA-related procedure are widely solicited, and the trajectory and new developments so far will be held in a symposium format. We are looking forward to applications not only for retrospective analysis at the high volume center on EUS-FNA, but also for new developments using EUS-FNA related procedures.
閉じる一部指定IPMNに対する消化器内視鏡診療
>>司会の言葉司 会大塚 隆生(鹿児島大学 消化器外科)
笹平 直樹(がん研究会有明病院 肝胆膵内科)
IPMNの診療においては、IPMN由来がんや、近傍ないし離れた部位の併存膵がんに留意する必要がある。由来がんにおいては、IPMN国際診療ガイドラインを中心に各施設のプログラムにより診療が行われている一方、併存がんはその危険因子が定まっておらず、IPMN全体としての診療体系の構築には課題が残っている。EUSは小膵癌の診断に有用な検査であるが、術者依存度が高く、由来がんの検出感度が高いものの、IPMNから離れた部位の併存がん診断においては見逃しの問題もあり、全国一律にスクリーニング検査とはなっていないのが現状である。由来がんが疑われた場合、術前診断や術式決定にあたって、どのような症例でどのようなERCPが必要なのかもコンセンサスが得られていない。さらに手術例においては、術後の残膵観察法についても施設により異なる。
本シンポジウムでは、IPMN診療における内視鏡の役割について、さまざまな角度からご報告いただきたい。
全公募バレット食道癌の内視鏡診断と治療
>>司会の言葉司 会郷田 憲一(獨協医科大学 医学部 内科学(消化器)講座)
岩谷 勇吾(信州大学 医学部第二内科)
The incidence of Barrett's adenocarcinoma is rising in Western countries and gradually increasing in Japan as well. Nonetheless, significant discrepancies persist in the diagnostic and therapeutic strategies for Barrett’s adenocarcinoma between the East and West, leading to many unresolved issues. In terms of diagnosis, persistent challenges are evident in the detection and characterization of LSBE cancer, as well as in the selection of endoscopic imaging modalities (such as NBI/BLI, acetic acid, and TXI/LCI). The validation of the JES-BE Classification and JGES Guidelines is still under investigation. The potential contribution of AI technology to the diagnostic process also warrants exploration. A novel concept, akin to post-colonoscopy colorectal cancer (PCCRC) and termed post-endoscopy Barrett's neoplasia, is another issue to be discussed. In terms of treatment, preventive measures for strictures following extensive resections hold significant importance. Furthermore, the debate surrounding the eradication of residual LSBE after endoscopic resection continues. In this session, we cordially invite researchers to share their studies covering various aspects related to existing research and cutting-edge approaches.
閉じる全公募表在性非乳頭部十二指腸腫瘍の内視鏡診断と治療
>>司会の言葉司 会布袋屋 修(虎の門病院 消化器内科)
山崎 泰史(岡山大学病院 光学医療診療部)
近年、表在性非乳頭部十二指腸腫瘍に対する関心は高まっており、2021年には十二指腸癌診療ガイドラインが発行された。内視鏡技術の進歩も相まって、表在性非乳頭部十二指腸腫瘍に遭遇する機会が増えている。診断面においては、画像強調内視鏡やAIを用いた拾い上げから、(超)拡大内視鏡や共焦点内視鏡を用いた質的診断まで幅広く報告されているが、統一された診断基準は確立されていない。治療面においては、従来のEMRに加えCSPやUnderwater EMR、Gel immersion EMRが登場したことで、サイズや悪性度に応じた治療方針が検討されつつあるが、こちらも十分に確立されていない。また、様々な工夫により行われているESDやD-LECSに関しても未だリスクを伴う治療であり、適応や限界、施設要件等に関して十分な議論が必要である。
本セッションでは、表在性非乳頭部十二指腸腫瘍に関する最新のアルゴリズムや成績を広く募集し、診断基準・治療法の確立に向けて議論したい。NETに関する演題も歓迎する。
全公募Post Helicobacter pylori時代の内視鏡検診
>>司会の言葉司 会村上 和成(大分大学 医学部消化器内科)
青木 利佳(公益財団法人とくしま未来健康づくり機構 徳島県総合健診センター 診療部)
胃癌による死亡数は、悪性腫瘍の中では肺癌、大腸癌に次いで第3位だが、近年、死亡数、死亡率ともに減少傾向である。また、胃癌の罹患も死亡も高齢者が多く、原因菌と考えられるピロリ菌感染者が急速に減少していることにより、将来的には希少癌になりうるとも考えられる。一方、未感染胃や除菌後長期経過での発癌の知見も多く報告され、それらの内視鏡的特徴や臨床病理学的悪性度も明らかになってきた。また、全国的に内視鏡検診が導入されたことで咽頭・食道癌や十二指腸腫瘍についても早期に発見できる可能性が指摘されている。さらに内視鏡治療技術の向上により、その死亡率減少も期待できる状況である。しかし、高齢者での治療の安全性、若年除菌者の取り扱い、除菌後長期経過の胃癌リスクの考え方など、まだまだ課題は山積している。今後、われわれ内視鏡医が目指すべき内視鏡検診とはどのようなものであろうか?それぞれの成績を持ち寄り議論したい。
閉じるパネルディスカッション
全公募消化管運動機能異常における消化器内視鏡診療
>>司会の言葉司 会飯島 克則(秋田大学 消化器内科)
南 ひとみ(長崎大学病院 消化器内科)
近年、新たな診断モダリティや治療法の登場により、アカラシアなどの食道運動障害、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群、機能性便秘などの機能性消化管障害に注目が集まっている。内視鏡あるいは併用機器を用いたより詳細な消化管運動や知覚などの機能、立体構造の評価を行うことにより、内視鏡検査の意義は広がっている。また、構造や機能の評価に加えて組織や微生物、分子生物学的な検索を行うことにより、新たな疾患概念や診断系統が確立されている。
本セッションでは、内視鏡での機能性疾患の評価が今後の重要な課題であると考え、全ての消化管機能性疾患における内視鏡的な診断への取組を討論する場としたい。また、アカラシアや逆流性食道炎等、すでに内視鏡治療が応用されている疾患についての取り組みや問題点についても活発な議論ができるよう、多数の演題応募を募集する。
全公募良悪性胆道狭窄に対する内視鏡治療戦略
>>司会の言葉司 会肱岡 範(国立がん研究センター中央病院 肝胆膵内科)
木暮 宏史(日本大学 医学部内科学系 消化器肝臓内科学分野)
ERCP-based trans-papillary treatment is the first choice for benign biliary strictures, with balloon dilation and stenting commonly used to relieve the stricture. Stenting involves the placement of multiple plastic stents or fully-covered metal stents. For cases following gastrointestinal reconstruction, EUS-antegrade treatment has been attempted. Trans-papillary metal stent placement is a widespread method for treating malignant distal biliary strictures. New metal stents, such as large-bore and stents with anti-reflux valves, have been developed. The usefulness of EUS-guided hepaticogastrostomy (EUS-HGS) and EUS-guided choledochoduodenostomy (EUS-CDS) as primary drainage methods has also been reported. The endoscopic drainage strategy for malignant hilar biliary strictures still needs to be standardized: uncovered metal stents have been employed in stent-in-stent, side-by-side, and hybrid methods. The side-by-side placement of slim fully-covered metal stents is another technique. The usefulness of inside stents positioned within the bile duct has been documented when using plastic stents. Combinations of EUS-HGS with trans-papillary stenting and EUS-HGS with EUS-guided hepaticoduodenostomy (EUS-HDS) have also been attempted. Recently, the efficacy of biliary RFA for both benign and malignant biliary strictures has been reported.
We invite you to submit unique research findings, clinical experiences, or technical advances on this topic. By sharing new knowledge and techniques, we aim to further evolve the treatment strategies for biliary strictures, ultimately benefiting the participants in this panel discussion.
一部指定良質な消化器内視鏡医を育てる教育とは?
>>司会の言葉司 会前谷 容(新久喜総合病院 消化器内科)
山野 泰穂(札幌医科大学 医学部消化器内科学講座)
小池 智幸(東北大学病院 消化器内科)
近年めざましい発展を遂げている消化器内視鏡領域では診断・治療ともにより高度化、細分化が進み、知識や技術において専門性が高くなっている。また一般社会においては内視鏡に対する認知度や信頼度は高く、ニーズが高い医療分野の一つとなっている。このような状況において内視鏡医には挿入法から治療法に至るまでのスキル以外にも、対象疾患に関する知識や病理組織学的な基礎知識の習得、各種ガイドラインの理解やリスクマネージメント能力も求められ、その全てにおいて経験値を必要としている。内視鏡教育では元来「上級医は背中で教え、初学者は上級医の医術を盗み見て会得する」といった、いわば職人的な教育法が展開されてきた経緯があったが、現在の研修医制度や働き方改革を考慮すると初期研修医が興味を持つ導入部分から専攻医・専修医が学ぶための標準的かつ段階的に学べる教育プログラムの確立や自己啓発の醸成を促す教育環境も必要であると考える。
本セッションでは、各施設が実践しているスキル以外も含めた内視鏡教育の実際についてご発表頂き、「良質な内視鏡医」を育てるための内視鏡教育の現状と将来展望を議論したい。
一部指定内科外科連携下の内視鏡治療:上部消化管疾患に対する内科・外科連携下での内視鏡治療
>>司会の言葉司 会太田 正之(大分大学 グローカル感染症研究センター)
土山 寿志(石川県立中央病院 消化器内科)
内科における内視鏡治療の発展は目覚ましく、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)、submucosal endoscopy、ならびに内視鏡的全層切除術(EFTR)が開発されてきた。しかし、消化管の内腔のみからのアプローチであることや軟性内視鏡で使用可能な処置具が限られており、内科における内視鏡治療には限界が存在する。その限界を克服するために、内科と外科が連携し、消化管腔の外からのアプローチや硬性内視鏡を併用した内視鏡治療が検討されている。内科医による内視鏡手術と外科医による腹腔鏡下胃局所手術の合同手術である腹腔鏡内視鏡合同手術(LECS)は胃粘膜下腫瘍に対する有力な治療であるが、十二指腸ESDの合併症を抑える治療法としても応用されている。また、LECSでは胃癌センチネルリンパ節生検併用の試みもある。EFTRにおいては消化管内腔からのアプローチのみでは困難な場合もあり、腹腔鏡補助下で行われることもある。咽喉頭表在癌においては頭頸部外科との連携による経口的咽喉頭手術(ELPS)とESDとの併用の報告もある。臓器を問わず、また疾患を問わず、治療の技術のみならずその適応も含め、様々な視点からの幅広い発表を募り、内科・外科連携下での内視鏡治療がさらに発展するような実りあるセッションとしたい。
閉じる全公募内科外科連携下の内視鏡治療:下部消化管疾患に対する内科・外科連携下での内視鏡治療
>>司会の言葉司 会斉田 芳久(東邦大学医療センター大橋病院 外科)
岡 志郎(広島大学 大学院医系科学研究科 消化器内科学)
近年,消化管内視鏡治療の知見を集積してきた内科医と、腹腔鏡下手術の知見を培ってきた外科医が協力して治療を行う機会が増加している。下部直腸腫瘍に対する外科的局所切除とESD手技のコラボレーションや, Laparoscopy and Endoscopy Cooperative Surgery (LECS)も適応を徐々に拡大して探索的に試みられている。また,消化管術後縫合不全・続発性瘻孔に対するover the scope clip(OTSC), 術後吻合部狭窄に対するRadial Incision and Cutting, 閉塞性大腸癌に対する内視鏡的ステント留置後の外科手術などに関するエビデンスも集積しつつあり,外科と内科で術前術後の様々な治療が展開されている。
本セッションでは,下部消化管疾患を対象に内科外科連携下の内視鏡治療に関して内科医, 外科医の立場から多方面の演題を期待する。
全公募胆膵EUSの新展開:胆膵診療におけるEUSの新展開
>>司会の言葉 コアセッション司 会糸井 隆夫(東京医科大学 消化器内科)
小倉 健(大阪医科薬科大学病院 消化器内視鏡センター)
Interventional endoscopic ultrasound (I-EUS) has been indicated for patients with failed ERCP. Currently, EUS-guided fine needle aspiration/biopsy, or EUS-guided biliary/pancreatic drainage are widely attempted. More recently, EUS-guided injection therapy, radiofrequency ablation, coiling therapy, gastrojejunostomy, or other innovative techniques have been developed. We also should pay attention to improvement of the dedicated devices for I-EUS. Although I-EUS may be promising technique, device or technique improvement to prevent adverse event is also important to develop I-EUS as primary treatment technique.
In this panel discussion, we would like to discuss about recent improvement of various techniques, novel devices, and clinical results of I-EUS.
全公募効率の良い胆管結石治療
>>司会の言葉司 会良沢 昭銘(埼玉医科大学国際医療センター 消化器内科)
加藤 博也(岡山大学 光学医療診療部)
近年、巨大な総胆管結石や積み上げ結石、肝内結石や術後再建腸管を有する胆管結石など、内視鏡医に要求される胆管結石治療には一筋縄ではいかないものが増えているが、これらの多くはさまざまな治療手技の発展により、内視鏡的に治療することが可能となった。巨大結石や積み上げ結石に対するEMLやEPLBD、加えてPOCSによるEHLやESWLを併用した結石治療、肝内結石に対するPTCS、術後再建腸管を有する症例におけるバルーン内視鏡やEUSを用いた結石治療など、現在ではあらゆる困難な局面において複数の選択肢がある。しかしながらこれらの治療はいずれも万能なものではなく、それぞれの長所短所を理解し、いかに使い分け、また、組み合わせて治療するかによって、結石治療の効率は良くも悪くもなり、ひいては治療の成否に関わる。
本セッションではさまざまな胆管結石に対する「効率の良い」治療に着目した演題を募集する。
一部指定膵癌早期診断における内視鏡の役割:pros and cons
>>司会の言葉司 会大坪 公士郎(金沢大学附属病院 腫瘍内科)
岩崎 栄典(慶應義塾大学 医学部消化器内科)
診断や治療の進歩にも関わらず膵がんは予後不良であり、診断時には切除不能である症例が多くを占める。その一方で、遺伝学的に膵がんハイリスク患者に対してMRIや超音波内視鏡を用いた定期的なスクリーニングにより、手術可能な早期膵癌を高率に発見できることが報告されはじめている。また、早期膵がんを疑う所見からの超音波内視鏡やERCPを用いた二次検査は重要である。
本パネルディスカッションでは膵がん早期診断のため内視鏡の役割として、1)高リスク症例(遺伝学的高リスク、IPMNなど)の診断や定期スクリーニングにおけるEUSの役割、2)二次精査としてのEUS検査、3)10mm以下の早期膵がんに対するEUS−FNA、4)膵上皮内がん診断におけるERCP、SPACE、5)採取された検体の分子生物学的な評価、6)AIをもちいた早期膵がん発見への応用、7)早期膵癌診断のための各施設の取り組みなど、基礎・臨床の両面から最近の経験を発表いただき、今後の臨床応用にむけてパネリストとともに議論をしたい。
全公募慢性膵炎・自己免疫性膵炎診療における内視鏡の役割
>>司会の言葉司 会正宗 淳(東北大学 大学院医学系研究科消化器病態学分野)
池浦 司(関西医科大学 内科学第三講座)
慢性膵炎・自己免疫性膵炎の診療において、EUSやERCPは必要不可欠なモダリティである。慢性膵炎・自己免疫性膵炎の診断や病期評価においてEUSは有用な検査法であり、EUS下組織回収(EUS-TA)では穿刺針の進化に伴い組織診断率が向上した。また、診断を目的としたERCPが年々減少しているなか、ERCPの膵管像によって自己免疫性膵炎の診断が可能となる症例が存在する。一方、慢性膵炎・自己免疫性膵炎に伴う胆管狭窄では、悪性腫瘍の除外やドレナージのためにERCPが行われ、膵石や膵管狭窄に対する治療にも内視鏡的処置が行われている。さらに、これら膵炎に合併した仮性嚢胞へのInterventional EUSの発展もめざましい。
本セッションでは、各施設での慢性膵炎・自己免疫性膵炎に対する内視鏡診療の現状や取り組み、さらには課題などを提示していただき、新たな知見を共有したい。幅広い演題応募を期待している。
全公募抗血栓薬内服者に対する内視鏡診療の現状と課題
>>司会の言葉司 会中井 陽介(東京大学医学部附属病院 光学医療診療部)
三浦 義正(自治医科大学 内科学講座消化器内科学部門)
超高齢化社会の到来に加え、様々な疾患のガイドライン遵守に伴い抗血栓薬は以前にも増して広く使用されている。本学会から発刊された「抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン」では出血危険度の手技分類及び休薬による血栓塞栓症リスクに基づいた対応が推奨されている。近年は本ガイドラインに準じた内視鏡検査・治療が行われていることと思うが、そのエビデンスレベルは必ずしも高くなく、また新規の内視鏡手技も開発されている。さらに抗血栓薬を多く扱う他領域の診療もupdateされており、抗血栓薬の対応が統一されていない点も出てきている。
本セッションでは、消化管から胆膵疾患まで、ガイドラインの検証だけでなく、ガイドラインを超えた後出血抑制のための研究、また新たな内視鏡手技を対象にした研究まで広く演題を募集し、今後改訂予定のガイドラインにおけるエビデンスの構築に繋がればと考えている。
ワークショップ
一部指定EUSを用いた消化器疾患への新たなチャレンジ
>>司会の言葉司 会伊佐山 浩通(順天堂大学大学院 医学研究科 消化器内科学)
原 和生(愛知県がんセンター 消化器内科)
In recent years, remarkable advancements have been observed in the field of EUS. The progress is wide-ranging, including the enhancement of EUS-related facilities such as new equipment and devices, innovative technology, genetic analysis using specimens obtained by EUS, and EUS-AI diagnosis. In this session, we would like presentations related to novel and innovative challenges using EUS. Topics might include the results of new clinical data, the development and expansion of indications for interventional EUS, the usefulness of specialized treatment tools, treatments for complications, and others. If it is a novel challenge using EUS, we would like to welcome even a small number of cases.
We hope for presentations that shed a positive and exciting light on the future of EUS. We look forward to your active participation and contributions on hot topics.
全公募内視鏡による胆膵腫瘍治療へのチャレンジ
>>司会の言葉司 会北野 雅之(和歌山県立医科大学 第二内科)
松本 和幸(岡山大学 消化器内科)
これまでに胆膵腫瘍に対する消化器内視鏡治療として、閉塞的黄疸に対する胆管ドレナージ術が大きな発展を遂げており、EUSや小腸バルーン内視鏡を用いた治療も登場した。腫瘍浸潤による消化管閉塞には消化管ステント留置のみならず胃空腸吻合術の試みも始まった。一方で、胆膵領域は外科治療の侵襲、技術難度が高く、腫瘍縮小・消失を期待した内視鏡治療開発は強く望まれているが、未だ十分とは言えない。現在までに、EUS-FNAの技術を利用し、腫瘍内に腫瘍溶解性ウイルスやエタノールなどを注入し腫瘍縮小効果を期待する局所注入療法や、放射線治療を想定した金マーカー留置などが行われている。また、十二指腸鏡を用いたアブレーション治療も報告されてきている。
本セッションでは、現在の臨床課題解決に向けた、内視鏡による胆膵腫瘍治療の新しい試みを広く募集したい。多数のチャレンジングな演題の応募を期待する。
全公募消化器内視鏡と医工連携
>>司会の言葉司 会田中 聖人(京都第二赤十字病院)
炭山 和毅(東京慈恵会医科大学 内視鏡医学講座)
今日の消化器内視鏡の発展は、長年にわたる医工連携の成果と言っても過言では無い。内視鏡の視認性の改善により、様々な消化器疾患の診断が正確かつ早期に行われるようになり、治療成績の向上にも寄与している。内視鏡自体の操作性の向上や新たな治療器具の開発は、多くの低侵襲内視鏡治療を生み出し、治療後の早期回復や機能温存を実現することにより多くの患者に福音をもたらした。近年では、AIやロボティクスの応用、内視鏡縫合器具の開発などが始まり、飛躍的なアウトカムの向上や消化器内視鏡領域の更なる適応拡大が期待されている。
本ワークショップでは、医工連携による新たな開発事案に加え、研究開発における課題や解決策などフレームワークに関する演題等も広く公募し、近未来の消化器内視鏡像について議論したい。
全公募AIと消化器内視鏡の近未来予想図
>>司会の言葉司 会石原 立(大阪国際がんセンター 消化管内科)
児玉 裕三(神戸大学 医学研究科 消化器内科学分野)
医療における人工知能(AI:Artificial Intelligence)を用いた技術開発は急速な進歩を遂げている。消化器内視鏡においても消化管・胆膵を含む幅広い領域で、疾患の拾い上げや鑑別診断を中心とした開発が進められ、一部のAIでは臨床応用へと進んできた。また最近では、様々な新しい画像技術やバイオマーカー、あるいはゲノム医療やIT技術との連携・統合により、内視鏡におけるAIは診断のみならず、疾患のリスク評価、治療法選択、治療効果予測、さらには遠隔医療や教育への応用も期待されている。一方で、消化器内視鏡診療におけるこれらのAI技術には、倫理的・法的な側面や費用対効果など、克服すべき課題も残されている。 本ワークショップでは、各施設における新しいAIの開発状況や、臨床応用への試みについてご発表頂き、いかにしてAIと共に生きるか、AIと消化器内視鏡の近未来予想図を描いてみたい。多くの演題応募を期待する。
閉じる全公募内視鏡が切り開く消化器疾患個別化医療への期待と課題
>>司会の言葉司 会仲瀬 裕志(札幌医科大学 医学部消化器内科学講座)
蘆田 玲子(和歌山県立医科大学 医学部 第二内科)
消化器疾患は炎症性疾患からがんの分野まで多彩である。各疾患に対する診断・治療については大きく進歩したが、画一的な診断・治療アプローチのみでは克服できない症例に遭遇する。だからこそ今、個別化医療が注目されている。ゲノム解析技術の向上に伴い、患者個人のゲノム情報に基づく個別化医療の取り組みが始まっているが、個別化医療において重要な分子標的薬に関する最適な選択基準は確立されていない。それゆえ、患者由来オルガノイドモデル構築や機械学習を用いた分子標的治療薬の有効性や副作用発現の予測を軸とすることが、今後の治療戦略の変革をもたらす新たなアプローチとして期待されている。
本セッションでは、内視鏡が切り開く消化器疾患個別化医療への期待と課題と称して、各施設における様々な消化器疾患に対する個別化医療に対する取り組みや、問題点を報告して頂き、内視鏡を用いたこれからの個別化医療について有意義な討論を行いたい。
一部指定小腸内視鏡の最前線
>>司会の言葉司 会山本 博徳(自治医科大学 内科学講座消化器内科学部門)
大塚 和朗(東京医科歯科大学病院 光学医療診療部)
Small intestine is the most important digestive organ. There are many kinds of diseases such as neoplasm and polyposis, inflammatory bowel disease, vascular disease, mal-formation, and functional disease. Endoscopy has been the leading modality for investigating the physiology and diagnosing and treatment for diseases of this longest gastrointestinal tract. Here, we would like to discuss the progress of endoscopic devices and their utilizations in the workshop.
閉じる一部指定炎症性腸疾患の"treat to target"に基づいた内視鏡診療
>>司会の言葉司 会髙木 智久(京都府立医科大学 消化器内科)
櫻庭 裕丈(弘前大学 大学院医学研究科消化器血液内科学講座)
The role of endoscopy in the treat-to-target (T2T) based practice of IBD is becoming increasingly important with the expansion of molecular targeted therapies, the evolution of evaluation modalities such as balloon endoscopy, capsule endoscopy and MRI, and the widespread use of non-invasive biomarkers such as LRG and calprotectin. T2T strategy, the most important challenge is the lack of markers to provide a basis for determining the best individualized treatment. The role of endoscopy is to provide guidance on which drugs to select for which patients to achieve their goals. The precise pathophysiology of the inflamed intestinal tract is determined by imaging findings, AI, and biopsy tissue, leading to the best treatment options. The endoscopic dilatation by balloon or radial incision and cutting also plays an important role in achieving the goal. In this issue, we would like to discuss how endoscopy can guide the optimal treatment of T2T for IBD.
閉じる全公募消化器内視鏡を用いた基礎的・橋渡し研究の新展開
>>司会の言葉司 会磯本 一(鳥取大学 医学部消化器腎臓内科学)
藤城 光弘(東京大学 医学部消化器内科)
我々が診療の対象とする消化器は、生命維持に欠くことのできない消化吸収を司る器官であるとともに、内分泌代謝、免疫などの幅広い役割を担っている。そのような消化器と対峙する我々に対し、消化器内視鏡は全消化管、胆管、膵管の局所への自由自在な到達、経時的な観察、試料・組織採取、物質投与・機器留置などを、また超音波内視鏡に至っては管腔を介さずに肝臓、膵臓といった実質臓器への同様なアプローチを可能にしてくれている。現在では、これら消化器内視鏡の特性を利用して、例えば生体試料を用いた遺伝子・遺伝子発現解析やオルガノイド培養、有用菌種を含んだ微生物移植など、消化器疾患を中心とした各種疾患の病態解明や新たな診断・治療法の開発、生命現象の解明研究も広く行われている。
本主題では、日常診療で用いられる内視鏡診断・治療の域を超えた、消化器内視鏡に内在する新たな可能性を探ってみたい。多数の演題応募を期待する。
全公募消化器内視鏡診療における放射線被曝の現状と今後の課題
>>司会の言葉司 会竹中 完(近畿大学 消化器内科)
土屋 貴愛(東京医科大学 臨床医学系消化器内科学分野)
消化管ステント留置や小腸内視鏡,ERCP,超音波内視鏡下治療などに代表される放射線透視下内視鏡は,消化器領域の診断治療に欠かせない手技である.しかし放射線の使用には被ばくの影響がでるため,内視鏡医には自分自身のみならず医療スタッフ,患者への放射線被ばくを常に念頭に置き,適切な使用と適切な防護策に努める義務がある.さらに2020年の4月からの電離放射線障害防止規則改正により、水晶体への被ばく線量限度は以前の約7分の1に改定され,被ばく防護対策を講じなければ線量限度を簡単に超え,放射線透視下内視鏡が行えなくなるリスクが発生する現状がある.
本ワークショップでは,各施設での放射線被ばくの現状と,被ばく防護への対策や工夫を明らかにして,現時点での課題点を浮き彫りにし,その解決策について熱く討論を行うセッションとしたい.医師だけでなく看護師や技師等,多職種からの多くの応募を期待する.
ビデオワークショップ
全公募非静脈瘤出血に対する内視鏡的止血法:理論と実践
>>司会の言葉司 会岩本 淳一(東京医科大学茨城医療センター 消化器内科)
浦岡 俊夫(群馬大学大学院 医学系研究科 内科学講座 消化器・肝臓内科学分野 )
高齢化社会において消化管出血はいまだに診断や治療に難渋する例もみられ課題が残っている。NSAID、抗血栓薬服用の増加により上部消化管や小腸では薬剤起因性出血が増加し、大腸憩室出血は難治例が問題となることが多い。また内視鏡的切除後出血への対応が進歩しているものの止血難渋例が散見される。内視鏡的止血法として熱凝固法や機械的把持法以外にもペプチド由来吸収性局所止血材のような新しい止血材が臨床導入され、更にgel immersion endoscopy、大腸憩室出血にバンド結紮術も認可され日々進歩している。
本ビデオワークショップでは、全消化管出血(静脈瘤出血は除き、内視鏡的切除後出血を含む)の診断と治療に関して、出血源の診断のストラテジー、抗血栓薬への対応、内視鏡的止血法の工夫、内視鏡的止血の限界とIVRへの移行などについて、動画を用いて多方面から発表していただき、消化管出血に対する内視鏡診療のさらなる発展につなげたいと考えている。
全公募Underwater techniqueを用いた大腸内視鏡:理論と実践
>>司会の言葉司 会竹内 洋司(群馬大学 医学部附属病院 光学医療診療部)
坂本 琢(筑波大学 医学医療系 消化器内科)
近年、浸水下での大腸内視鏡関連手技の有用性が種々報告されている。浸水下で腸管の緊張をとることにより,内視鏡の挿入を容易にしたり,大きな平坦型病変であっても安全に施行できるUnderwater EMRが実践できる。ESDにおいても治療手技の難易度を軽減する方法として報告されており、治療ストラテジーおよび治療手技におけるパラダイムシフトとなりつつある。また、浸水下では光の散乱が抑制されクリアかつ拡大された視野が得られることから拡大観察でも利点があり、診断での応用も報告されている。このように浸水法は広く認識されつつある方法ではあるが、標準的手技と言えるほどのエビデンスが構築されているとはいえず、今後さらなる議論が必要な段階である。
本ビデオワークショップでは、大腸内視鏡関連手技における浸水法を応用した様々な取り組みやストラテジーなどの理論と実践についてご提示いただき、その有用性について議論したい。
全公募食道・胃静脈瘤の内視鏡治療 – 理論に基づいた治療方略
>>司会の言葉司 会中村 真一(東京女子医科大学 消化器内科学分野)
引地 拓人(福島県立医科大学附属病院 内視鏡診療部)
静脈瘤の内視鏡治療として、食道静脈瘤に対する内視鏡硬化療法(EIS)ならびに内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)が定着し、胃静脈瘤でもHistoacrylを用いた内視鏡的組織診接着剤注入術ならびにEISを併用した手技が普及しつつある。しかし、それらの内視鏡治療を有効かつ安全に行うためには、静脈瘤の血行動態診断が欠かせない。これまでEUS、3D-CT、angiography、MRI、画像強調観察などによる血行動態診断が検討されてきたが、現在は多様なモダリティーが進化している。そこで本ビデオワークショップでは、血行動態診断ならびに門脈圧、門脈血流などの生理学的検討からみた理論的な治療方略をお示しいただきたい。20年前に熱い議論が交わされたテーマであり、温故知新とも言えるが、「食道・胃静脈瘤の内視鏡治療 – 理論に基づいた治療方略」を一緒に勉強したい。また、治療手技についての教育的な発表も歓迎する。ESDや止血手技の進歩・発展に伴い、静脈瘤治療で使用できるデバイスの幅も広がっていると思われ、症例数が少ない検討でも理論に基づいた内容であれば、ぜひご応募いただきたい。まだまだ改善の余地がある静脈瘤治療に関して、熱い議論をできることを期待する。
閉じる全公募ERCPカニュレーションテクニック:理論と実践
>>司会の言葉司 会島谷 昌明(関西医科大学 総合医療センター 消化器肝臓内科)
林 毅(手稲渓仁会病院 消化器病センター)
選択的カニュレーションは膵胆道疾患の内視鏡診療おける重要な基本技術の一つだが、一定の頻度で困難例が含まれ、また膵炎合併があることから、常に両事項の克服をする努力が求められる。挿管法の選択 (造影剤法 / Wire-guidedなど) や困難例 (憩室内乳頭や術後再建腸管例など) の対処法は施設間で様々である。
本セッションでは初回乳頭の胆管挿管を対象として、1) 基本的な挿管法 (乳頭解剖の考え方、使用処置具、初回挿管法の選択)、2) 困難例のパターン認識と対処法を示し、フローチャートにて全体の流れと一定期間の胆管挿管率や膵炎発生率なども提示いただきたい。さらに、3) 膵炎予防に関する技術的事項も論じてほしい。独特の方法やこだわりのある技術に関してはビデオ供覧にて詳細に解説いただきたい。本セッションを通じて、ERCPに携わる全ての内視鏡医が知識と技術のブラッシュアップを行えるようなセッションになることを期待する。
全公募乳頭切除術:理論と実践
>>司会の言葉司 会川嶋 啓揮(名古屋大学 大学院医学系研究科 消化器内科学)
伊藤 啓(仙台市医療センター・仙台オープン病院 消化管・肝胆膵内科)
十二指腸乳頭部腫瘍に対する内視鏡的乳頭切除術(EP)の有用性に関する最初の報告から半世紀が経過した。EPの適応は胆管膵管の進展がない腺腫とされている。早期癌への適応拡大は理論的に可能な症例は存在するものの、術前進展度診断の限界から確立するのは困難な現況である。EPの手法に関しては、多くのエビデンスが集積され、関連有害事象(出血、穿孔、膵炎など)を克服するため手法の工夫が行われている。EPに関するガイドラインが発行され一定の方向性は示されたが、病因、病理標本の処理方法、術後管理や焼灼等の追加治療の適否、経過観察法や期間、長期予後、腺腫・癌以外の腫瘍に対する治療など様々な解決すべき問題が残されている。乳頭部腫瘍に対するEPにおける理論と実践について、各々の立場からこれら様々な問題点とその解決法などビデオを用いて発表していただきたい。多くの演題応募を期待する。
閉じる一部指定私の/施設の内視鏡治療の教育
>>司会の言葉司 会花田 敬士(JA尾道総合病院 消化器内科)
大圃 研(NTT東日本関東病院 消化管内科)
本邦の内視鏡治療は近年飛躍的に進歩し、消化管領域では内視鏡的粘膜下層剥離術は標準治療として定着し、その技術を応用し全層切除やThird-space endoscopyへと拡がりを見せている。一方、胆膵領域ではERCPに付随した砕排石、ステント挿入に加え、近年はEUSに付随した膿瘍ドレナージ、ステント挿入など技術を要する手技が展開されているが、偶発症の比率が比較的高率である。高度かつ専門性の高い治療は、厳密な術前診断及び基本手技を踏まえた技術的な基盤を要し、その習得にはOn/Off -the-Job Training双方の充実が必要である。一方、アフターコロナ、医師の働き方改革、新専門医制度導入などの環境変化は、技術習得への時間の確保を益々困難にしている。
本セッションでは、限られた時間の中で、より効率的かつ組織的に進める内視鏡診断/治療の教育・研修方法や体制の在り方を討論したい。指導施設に限らず現在トレーニング中の医師や女性医師からの意見なども幅広く募集する。
全公募口腔・咽頭・食道表在癌に対する内視鏡診療の新展開
>>司会の言葉司 会有馬 美和子(上尾中央総合病院 消化器内科)
矢野 友規(国立がん研究センター東病院 消化管内視鏡科)
口腔・咽頭領域の表在癌が狭帯域光観察で発見できることが明らかになり、消化器内視鏡医が診療に果たす役割は大きくなった。早期発見できた癌に対しては、多くの施設で消化器内視鏡医が耳鼻科医と連携して治療に携わっている。
従来から、消化器内視鏡医が早期発見・治療してきた食道表在癌では、JCOG0508の結果、治療適応は拡大し、集学的治療の一翼を担う存在になっている。今後、内視鏡検診や口腔・咽頭領域観察の普及によって、より多くの患者が早期発見・臓器温存治療の恩恵を受けることが期待できる。一方で、この領域でも、より効率的な癌の発見方法や正確な内視鏡診断、より簡便な治療、局所遺残・再発例への対応、転移例の早期発見など新しい内視鏡診療の開発も待たれる。
本セッションでは、この領域の内視鏡検査や治療のビデオを供覧して頂き、今後この領域で消化器内視鏡医が果たすべき役割や新たな展開について議論を深めたい。
一部指定消化管粘膜下腫瘍に対する内視鏡治療
>>司会の言葉司 会上堂 文也(大阪国際がんセンター 消化管内科)
平澤 欣吾(横浜市立大学附属市民総合医療センター 内視鏡部)
Endoscopic treatment of epithelial tumors in the gastrointestinal tract has made great progress in Japan with the development of ESD. However, endoscopic treatment of submucosal tumors (SMT) of the gastrointestinal tract in Japan is mainly performed as combination of laparoscopic and endoscopic procedures, and treatment using transluminal flexible endoscopy alone has not yet been fully established. On the other hand, treatment of gastrointestinal SMT by transluminal endoscopy alone is practiced in other countries, including China, and frequently reported.
In this session, we would like to share the current status of endoscopic treatment of SMT of the esophagus, stomach, duodenum, and large intestine (GIST, leiomyoma, neuroendocrine tumor, etc.) in Japan and discuss future prospects (whether it is generally feasible in Japan). We would like to invite abstracts widely to the results of combination of laparoscopic and endoscopic procedures and new innovations in treatment using transluminal endoscopies.
全公募偶発症!どうするどうする?
>>司会の言葉司 会高山 敬子(東京女子医科大学 消化器内科)
草野 央(北里大学 医学部消化器内科)
菊池 大輔(虎の門病院 消化器内科)
内視鏡機器や技術の進歩に伴い、従来では不可能と思われていた病変や病態に対しても内視鏡的アプローチが可能となっている。内視鏡治療はQOLが保たれた状態での高い根治性が期待されるため大きなメリットがあるが、時に想像をしなかったような偶発症を経験する。偶発症をいかに未然に防ぐか、もしくは起きてしまった偶発症にどう対応するかが治療の成否を決めるといっても過言ではない。しかしこれらの偶発症へのマネージメントはそれぞれの内視鏡医の知識と経験に依るところが大きく、まとまった報告が少ない。
本ビデオワークショップでは領域を問わず内視鏡診療中の偶発症への対応に関する動画とともに、対応策の秘訣と有用性を議論したい。少数例の検討も含めて広く演題を募集する。
全公募消化管腫瘍に対する内視鏡切除の新たな挑戦
>>司会の言葉司 会後藤田 卓志(がん研究有明病院 上部消化管内科)
八田 和久(東北大学 消化器病態学分野)
消化管腫瘍に対する内視鏡切除は、ESDの開発・普及とともに大きく展開してきた。食道・胃・大腸ではESDが標準治療として確立されているが、消化管腫瘍に対する内視鏡切除として克服すべき課題もある。また、高齢化に伴う適応外としての内視鏡切除や逆に小さな病変に対するEMRの復活なども報告されている。近年では、十二指腸腫瘍に対するESDが少しずつ行われてきているが、いまだ標準治療とするには合併症リスクが高く、普遍的な手技となるためには更なる発展が必要である。さらに内視鏡的全層切除に関しては、SMTに対してLECSとともに内視鏡単独の全層切除が発展しつつあり、上皮性腫瘍では潰瘍瘢痕合併例や進行癌などのESD困難・非適応例に対する内視鏡的全層切除も今後展開していく可能性がある。
本ビデオワークショップでは、消化管腫瘍に対する内視鏡切除の新たな取り組みや過去の総括を、臓器を問わず幅広く募集する。発表に当たっては、動画を交えてご提示いただきたい。
内容分類1
01 | 口腔咽喉頭 | 06 | 大腸 |
---|---|---|---|
02 | 食道 | 07 | 胆道 |
03 | 胃 | 08 | 膵臓 |
04 | 十二指腸 | 09 | 肝臓 |
05 | 小腸 | 10 | その他 |
内容分類2 ※第一希望、第二希望を選択ください
1 | 腫瘍 | 18 | 内視鏡的止血術 |
---|---|---|---|
2 | 機能性疾患 | 19 | 静脈瘤治療 |
3 | 感染症(含H. pylori感染) | 20 | 緊急内視鏡 |
4 | 炎症性疾患 | 21 | 極細径内視鏡(含経鼻) |
5 | 画像管理システム | 22 | カプセル内視鏡 |
6 | 画像解析・画像処理 | 23 | 小腸内視鏡 |
7 | 内視鏡機器の洗浄/消毒 | 24 | 胃瘻造設術 |
8 | 前処置/周術期管理 | 25 | ステント/拡張術 |
9 | 鎮静 | 26 | レーザー治療/PDT |
10 | 教育/トレーニング | 27 | 診断的腹腔鏡 |
11 | リスク管理(含高齢者) | 28 | 腹腔鏡下手術 |
12 | 拡大/超拡大/画像強調内視鏡 | 29 | 異物除去術 |
13 | ESD/EMR | 30 | 肥満治療 |
14 | 新しい低侵襲治療内視鏡 | 31 | NOTES |
15 | EUS | 32 | POEM |
16 | EUS-FNA関連手技 | 33 | その他 |
17 | ERCP/ERCP関連手技 |
ポスター発表形式は2024年春にお知らせいたします。
6.抄録作成に際しての注意
抄録は以下の要領にて作成してください。
- 医学用語は、原則的に本学会用語委員会の定めた用語を用いること、また日本医学会の用語辞典に準じて作成してください。(消化器内視鏡用語集※・日本医学会 医学用語辞典)
※閲覧には、会員番号とパスワードが必要です。 - 略語を用いる場合は、初出の際に必ず日本語正式名とfull spellingを示してください。ただし、和文誌投稿規定の使用可能略語一覧あるいは上記1の用語集に載っている略語については、一般化した医学用語のため、初出時からフルスペルを示すことなくタイトルならびに要旨での使用可とします(本文の初出時には原則日本語正式名と略語を併記すること)。載っていないそれ以外の略語を使用するときには、初出時にfull spellingを示してください。
- 著者数
主題演題:最大著者数(筆頭演者+共著者)は3名まで。(共著者は2名まで)
一般演題:最大著者数(筆頭演者+共著者)は20名まで。 - 総文字数
演題名・著者名・所属機関名・抄録本文の合計は、
図表なしの場合:全角900文字以内
図表ありの場合:全角600文字以内 - 最大所属施設数:10施設以内
尚、詳細の注意事項は登録画面でご確認ください。
7.演題の受領通知
演題登録後、登録完了メールが届きますので、こちらをもって演題登録の受領通知といたします。セキュリティ保護のため、登録後のパスワードのお問い合わせはお応え出来ませんので、発行された登録番号とパスワードは必ずお書き留めください。万が一パスワードを紛失した場合は再度新規登録を行い、パスワードを紛失した演題は削除する形になります。パスワードを紛失した演題の削除を希望する場合は、運営事務局までE-mail(endai-107jges@convention.co.jp)にてご連絡ください。
8.演題の採択通知
演題の採否は演題登録の際に各自入力されたE-mailアドレス宛にお知らせしますので正確に入力をお願いいたします。
ご登録後は、重要なご連絡をE-mailで行いますので必ず通常確認されるアドレスを登録してください。
9.個人情報保護について
本学会の演題登録にて収集いたしました氏名、連絡先、E-mailアドレス等の個人情報は事務局からのお問合せや発表通知に利用いたします。また、氏名や所属、演題名、抄録本文は、ホームページ及び抄録集に掲載することを目的とし、本目的以外に使用することはございません。学会終了後は一切の情報が外部に漏れないように管理を徹底いたします。
10.演題登録
プログラム | 抄録原稿 | 発表スライド | 発表・質疑応答 |
---|---|---|---|
主題演題(日本語) | 日本語(英語可) | 英語 | 日本語(英語可) |
主題演題(英語セッション) | 英語 | 英語 | 英語 |
一般演題 | 日本語(英語可) | 日本語(英語可) | 日本語(英語可) |
*主題演題セッションの発表スライドは英語表記となります。 発表スライド作成の際にはご注意いただきますようお願い申し上げます。
*口演発表かポスター発表かの決定は、総会事務局にご一任ください。
・演題の申し込みに際しては会員番号が必要です。
・会員番号の記載が正しくない場合は実績となりませんのでご注意ください。
・海外からの演題応募については、非会員でも演題登録は可能です。
非会員の種別 | 演題申し込み時の対応 |
演題応募時点で未入会である場合 (海外からの演題応募を除く) |
会員番号を99(2桁)と仮登録後、速やかに入会手続きを行ってください。 |
病理医、生物統計家の方、および研究に貢献していただいた非医師の方 | 筆頭の場合は、上記手続きが必要です。共同演者の場合は、会員番号を00(2桁)とご入力ください。入会手続きは必須ではございません。 |
・入会についてのお問合せは、学会事務局までお願いいたします。
・各主題演題の応募に際しましては、「司会のことば」で趣旨をよくご確認の上、ご応募をお願い申し上げます。
11.消化器内視鏡寺子屋へのご応募
次代を担う若手セッション:消化器内視鏡寺子屋へのご応募は、専用フォーマットにご入力の上以下よりアップロードください。
■ファイル名は、変更いただけますようお願いいたします。
塾生応募_姓名_アップロード日 例)塾生応募_山田太郎_230112
症例登録_姓名_アップロード日 例)症例登録_山田太郎_230112
12.利益相反の申告
本学会規定により、筆頭演者についてCOIが有る場合は提出が必須です。その際、招聘又は抄録登録時の前の年から過去3年間を対象に「発表者(共同演者含む)COI 報告書」(様式1)※1を発表演題ごとに提出が必須です。
(共同演者がCOI「無し」の場合でも共同演者を含め提出してください)
なお、筆頭演者がCOI「無し」の場合は筆頭演者、共同演者ともに提出は不要です。
例:筆頭演者がCOI有りの場合で、共同演者が4名いる場合には、1つの演題で計5枚の提出となる。
- 申告書の署名は、「直筆」または「印字であれば押印」若しくは「電子署名(Adobeのみ可)」の何れかでお願いします。
- 提出時のファイル名は必ず「受付番号(登録番号)_申告者名」としてください。
(例)b20001_山田太郎
※受付番号(登録番号)は、演題登録完了通知メールに記載がございます。
※ファイル名が異なる場合には、再提出いただくことになりますのでご注意ください。
※ファイルが複数アップロードされている場合は、日付の新しいものを使用させていただきます。 - 筆頭演者がCOI「有り」の場合は必ず、筆頭演者、共同演者全員分の申告をお願いいたします。(共同演者がCOI「無し」の場合でも共同演者を含め提出してください。筆頭演者の他、共同演者が2名いる場合には、1つの演題で計3枚の提出が必須となります。)
提出方法
該当する筆頭演者の先生には、採否通知の際に詳細をご案内させていただきます。
詳細は、下記サイトをご参照ください。
COI 一般社団法人日本消化器内視鏡学会
13.演題に関してのご質問・お問合せ
第107回日本消化器内視鏡学会総会 演題担当
日本コンベンションサービス株式会社
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