脊髄硬膜外動静脈瘻に関する全国調査へご協力のお願い
第37回日本脳神経血管内治療学会学術集会では、特別企画として、「Spinal extradural arteriovenous fistulaの分類と各疾患群における臨床症状、血管構築、治療成績の検討:全国調査(多施設共同登録研究)」を計画しています。
脊髄動静脈シャント疾患の分類は古くから混乱が見られ、特に硬膜の外にシャントが存在するSpinal Extradural arteriovenous fistula (SEAVF)においては、その分類、臨床上の特徴や血管構築などもいまだ明確ではありません。運動麻痺や感覚障害などの重篤な症状をきたすこともあり、適切な疾患分類法と治療方法の確立は重要な課題です。近年の画像診断技術の進歩に伴い、微細な病変の三次元的な解析が可能となってきています。
本研究では、狭義であるSpinal Epidural AVFも含めてSpinal Extradural AVFと診断される脊椎の硬膜外シャント疾患を全国の脳血内治療施設より集積し、その臨床像と血管構築、治療成績を詳細に検討することにより、SEAVFと総称される疾患の分類を確立することを目的としています。
ご協力いただける場合は、下記「参加登録」ボタンよりご回答をお願い致します。
研究代表者:
大分大学医学部附属病院放射線部 清末 一路
研究事務局:
福岡大学筑紫病院脳神経外科 新居 浩平、東 登志夫