司会の言葉
地域における肝疾患の対策において、肝炎医療コーディネーター(Co)を含む多職種からなる肝疾患関連メディカルスタッフの協働は、一般市民への肝疾患に関する啓発や肝炎患者への情報提供、専門医への橋渡しのために不可欠な存在です。Coの養成数は全国47都道府県で2万人近くに増え、より一層の活躍が期待されています。また眼科や整形外科、歯科等の診療科、また職域等における肝疾患の掘り起こしも重要な課題です。地域のCoを含む多職種で活躍するメディカルスタッフの活動の現状や課題について広く演題を募集致します。基本的には全演題を採択し、その中でも特に共有すべき事例を口演頂き、次なるステップへ繋がる有意義な議論が出来ればと思います。また実際に活用されているマニュアルや啓発資材等もご紹介や配布を歓迎します。本セッションが、今後の我が国の多職種協働による肝炎対策の推進に繋がることを期待します。