第107回日本消化器病学会総会  第107回日本消化器病学会総会

メディカルスタッフセッション

本セッションにつきましては、基本的には全演題をポスター発表として採択させていただく予定です。なお、応募演題の中でも特に共有すべき演題については、口演発表も併せてお願いする予定です。奮ってのご応募お待ちしています。

演題応募カテゴリ

メディカルスタッフセッション1.:肝炎医療コーディネーターセッション
司会の言葉
地域における肝疾患の対策において、肝炎医療コーディネーター(Co)を含む多職種からなる肝疾患関連メディカルスタッフの協働は、一般市民への肝疾患に関する啓発や肝炎患者への情報提供、専門医への橋渡しのために不可欠な存在です。Coの養成数は全国47都道府県で2万人近くに増え、より一層の活躍が期待されています。また眼科や整形外科、歯科等の診療科、また職域等における肝疾患の掘り起こしも重要な課題です。地域のCoを含む多職種で活躍するメディカルスタッフの活動の現状や課題について広く演題を募集致します。基本的には全演題を採択し、その中でも特に共有すべき事例を口演頂き、次なるステップへ繋がる有意義な議論が出来ればと思います。また実際に活用されているマニュアルや啓発資材等もご紹介や配布を歓迎します。本セッションが、今後の我が国の多職種協働による肝炎対策の推進に繋がることを期待します。
メディカルスタッフセッション2.:両立支援コーディネーターセッション
司会の言葉
我が国では、勤労者の約3人に1人が何らかの疾患を抱えながら就労している。そこで、勤労者が治療と仕事の両方を安心して継続できる環境づくりを医療機関と事業場が連携することで実現を目指す、治療と仕事の両立支援(両立支援)が新たな患者支援として注目を浴びている。現在、医療機関における両立支援に対して診療報酬も設定され、がん、慢性肝疾患、指定難病(クローン病や潰瘍性大腸炎など)、脳卒中患者に対する両立支援が算定の対象となっている。このように両立支援は国の重要施策としても進められており、医療機関や事業場においても両立支援が促進されている。一方、消化器病患者は食欲不振、下痢、ダンピング症候群など多様な症状やストーマケアなど就業継続の困難性を示すが、両立支援で解決することも多い。
そこで本セッションでは応募演題は基本的に全て採択することとし、医療機関および事業場において消化器病患者の両立支援に取り組んでいらっしゃるメディカルスタッフ、両立支援コーディネーター、医師などから、両立支援の示唆に富む消化器疾患症例(一例報告も歓迎します)、消化器病患者に対する両立支援の現状や課題・工夫についてデジタルポスターにより報告いただき、その後一部の応募演題も加えてパネルディスカッション形式にて議論し、消化器疾患症例に対する両立支援の更なる普及のためのマイルストーンとなるセッションとしたく願っている。

応募条件

本セッションは、共著者として本学会員が含まれていれば、非会員でも応募できるものとする。