会長挨拶
安達 伸生
(広島大学大学院医系科学研究科 整形外科学)
第145回中部日本整形外科災害外科学会・学術集会を2025年10月3日(金)・4日(土)に広島国際会議場にて開催いたします。広島大学が本学術集会を主催させていいただくのは、第23回、47回(津下健哉先生)、第85回(生田義和先生)、第108回(越智光夫先生)に続き5回目となります。伝統ある本学術集会を担当させて頂くことを大変光栄に存じますとともに、このような機会を与えて頂きました学会員、役員の先生方に心より感謝申し上げます。本学会の伝統を継承しつつ、整形外科の新しい未来が拓けるような学術集会にしたいと考えております。広島大学整形外科医局および同門会をあげて全力で準備を行ってまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。
今回の学会テーマは「挑(いどむ)-未来への創造-」と致しました。「挑」という字は、ある目標や課題に対して果敢に立ち向かうという意味があり、対象への積極的な意志を含んでいます。すなわち困難な目標やチャレンジに積極的に取り組む姿勢です。現在、整形外科におけるsubspecialtyでは、学会の統合や再編が議論され、各学会の存在意義が問われています。その中で中部日本整形外科学会は東海、中部、北陸から関西、中国・四国地域を広く含むとともに、すべての専門領域を網羅する学会です。地方会との位置づけではありますが、学術集会では多くの重要な演題やシンポジウムなどが企画され、特に新進気鋭の若手の先生方の活躍の場ともなっています。本学術集会では今日までの中部日本整形外科災害外科学会の伝統を継承するとともに、未来に向け果敢に研究した新しい成果を発表する場として頂きたいと思います。多くの皆様の演題登録とご来広をお待ちしております。
広島には大鳥居で知られる「厳島神社」と広島の平和の象徴である「原爆ドーム」が世界遺産として登録されており、COVID-19の終息とともに国内外より多くの観光客が訪れています。広島は地形的にも海の幸、山の幸に恵まれ、さまざまな料理を楽しむことができ、日本三大酒処として地酒も豊富です。学会とともに秋の広島を楽しんでいただければ幸いです。皆様のお越しを心よりお待ちしております。