この度、第97回日本胃癌学会総会を2025年3月12日から14日の３日間、名古屋コンベンションホールにおいて開催する運びとなりました。歴史と伝統のある本学会を本学で開催させていただくことは初めてであり、大変光栄なことと存じますとともに、会員の先生方に心から感謝申し上げます。そして、この胃癌に対する学問の発展に寄与する重要な学会総会を催すことができ、誠に光栄に思っております。

今回の学会は、胃癌診療を専門とする外科医、内科医、病理医など、多岐にわたる専門家が一堂に集まります。胃癌に関する最新の研究成果や臨床の進展、技術の革新に焦点を当て、共有する場となります。参加者の皆様にとって、学びと交流の機会となることを期待しております。

さて、今年の総会のテーマは「胃癌学のDigital Innovation」です。近年、AI診断、ロボット手術、メタバースなどのイノベーションが医療の分野において驚異的な進展を遂げ、それらの技術が胃癌診療にも革新をもたらしています。この学会では、デジタルイノベーションがもたらす可能性について深く掘り下げ、未来の診療に向けた方針や戦略を共有し合い、皆様とともに、新しい時代の医療を切り拓いていく興奮を共有できることを楽しみにしています。

総会期間中は、世界中から集まる優れた研究者や専門家との交流の場が設けられ、様々なプログラムが用意されています。多岐にわたるテーマに触れ、議論を通じて知識を深め、協力し合うことで、胃癌診療の更なる発展に寄与できることを信じています。

会場である名古屋コンベンションホールは、やや手狭ではありますが、立地条件も良く、革新的な医学の議論にふさわしい素晴らしい施設です。学問の最前線での議論だけでなく、地域の文化や風光明媚な景観もお楽しみいただけると思います。

最後に、この学会が皆様にとって有益なものとなり、学際的な交流が豊かなものとなることを心より願っております。ご多忙の折、貴重なお時間を割いてご参加いただければ幸いです。

ご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。