ハンズオンセミナーのご案内

第107回日本消化器内視鏡学会総会ではハンズオンセミナーを下記の通り開催いたします。
ご自身の内視鏡技術の向上を目指す先生方の積極的な応募をお待ちしております。

ハンズオンセミナーにつきましては多数のお申込をいただき満席となっております。各セミナーの冒頭にあるレクチャーに関しては、総会参加者はどなたでも聴講可能ですので、ご希望の方は当日会場までお越しください。
尚、スペースに限りがありますので聴講いただけない場合がございますことをご了承ください。

概要

日時 2023年5月30日(木)~6月1日(土)
会場 グランドプリンスホテル新高輪 パミール2階 「若草」「若芝」
参加対象者 会員かつ本総会の参加登録済の方
参加費 無料

  • 本ハンズオンセミナーに関しては、会員のみ対象とさせていただきます。
  • ハンズオンセミナー受講条件として、107回総会参加登録が必須となります。
  • 参加希望者の機会損失防止のため、お申込み後の変更は出来かねますのでご確認の上、お申込みください。
  • 当日使用するデバイスは共催企業指定の物品となりますので、予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

ハンズオンセミナー申込には107回総会の参加登録が必須となります。
総会参加登録がまだお済みでない方は、こちら

ハンズオンセミナー申込

プログラム

ハンズオンセミナー1
EUS下ドレナージ(HGSなど)

5月30日(木)9:00-11:00
司会・レクチャー・トレイナー 塩見 英之 兵庫医科大学 消化器内科学 肝胆膵内科
岩下 拓司 岐阜大学病院 第一内科
トレイナー 松原 三郎 埼玉医科大学総合医療センター 消化器・肝臓内科
林 伸彦 富山大学 第三内科
協力 オリンパスマーケティング株式会社

募集人数:9名

(概要)
EUSおよびその関連処置は、胆膵領域の画像診断や検体採取方法として広く一般臨床で使用されています。
さらに、近年では胆管ドレナージや膵局所液体貯留ドレナージなど、様々な治療にも応用されています。今回のEUSハンズオンでは、胆管ドレナージ、膿瘍ドレナージモデルを用い、Interventional EUSの処置に慣れることを目的としています。Interventional EUSに興味のある先生、これから始める先生、または始めたばかりの先生、ぜひご参加ください。

ハンズオンセミナー2
EUS描出法/ EUS+FNA

5月30日(木)13:40-15:40
司会・トレイナー 高木 忠之 福島県立医科大学 医学部 消化器内科
レクチャー・トレイナー 佐藤 愛 獨協医科大学 日光医療センター 消化器内科
トレイナー 石田 祐介 福岡大学 医学部 消化器内科学講座
殿塚 亮祐 東京医科大学 消化器内科学分野
井上 匡央 愛知医科大学 肝胆膵内科
協力 オリンパスマーケティング株式会社

募集人数:12名

(概要)
胆膵領域の内視鏡診断・治療にEUS関連手技は欠かせないものであり、その基本手技として、Convex EUSによる的確な描出技術やEUS-FNAの際の確実な穿刺技術を体得することが重要です。
描出用ファントムを用いた基本的な描出方法を習得でき、FNA用ファントムを用いた模擬腫瘍に対する穿刺を経験することができます。

始めにEUS下ドレナージのレクチャーを受けます。つぎにハンズオンがあります。
描出用ファントムとEUS-FNA用ファントム 各2ブースの4ブースあります。
ハンズオンの前半・後半で、描出⇔EUS-FNAのグループを交代して、参加者全員が両方のハンズオンを受講できます。
ファントムモデルを用いて基本的な描出法を学び、EUS-FNAの基本的な操作と穿刺することが経験できます。

ハンズオンセミナー3
ダブルバルーン内視鏡

5月31日9:00-11:00
司会・レクチャー・トレイナー 松田 知己 仙台厚生病院 消化器内科
坂本 博次 自治医科大学 内科学講座 消化器内科学部門
トレイナー 澤田 つな騎 名古屋大学医学部附属病院 光学医療診療部
竹中 健人 東京医科歯科大学 消化器内科
内藤 健夫 東北大学病院 消化器内科
協力 富士フイルムメディカル株式会社
株式会社高研

募集人数:12名

(概要)
ハンズオンセミナー ダブルバルーン内視鏡 「暗黒大陸」と呼ばれた小腸へのアプローチを可能にしたダブルバルーン内視鏡の登場から20年が経過した。今や、小腸疾患は決して稀なものではなく、炎症性腸疾患の増加とともに、小腸内視鏡検査はその診断・治療に重要な役割を担っている。 今回のハンズオンセミナーはダブルバルーン内視鏡検査の経験豊富な先生を講師としてお招きし、ミニレクチャーの後、実技指導を頂く。小腸のモデルを通して、挿入法のコツを学び、日常臨床に役立てて頂きたい。

ハンズオンセミナー4
大腸内視鏡挿入

5月31日13:30-16:30

※本セミナーは2部制とさせていただきます。
参加者の割り振りに関しては、
総会で調整させていただきますこと、あらかじめご容赦ください。
(スケジュール)
13:30-14:00 全体レクチャー
14:00-15:00 第1部 実技
15:30-16:30 第2部 実技

司会・レクチャー・トレイナー 梁井 俊一 岩手医科大学 医学部内科学講座消化器内科
菅谷 武史 獨協医科大学 内科学(消化器)
トレイナー 大竹 陽介 太田記念病院 消化器内科
藤本 愛 東邦大学医療センター大森病院 消化器内科
高林 馨 慶應義塾大学 医学部内視鏡センター
協力 オリンパスマーケティング株式会社

募集人数:12名

(概要)
大腸内視鏡検査は患者さんにとって苦痛の少ない検査であることが重要である。大腸内視鏡挿入には様々な挿入法があるが、軸保持短縮法は、被検者の苦痛の少ない短時間での盲腸までの到達が可能となる。しかし、その習得は容易ではない。本セッションでは、コロンモデルを用いて、軸保持短縮法を意識したトレーニングから大腸内視鏡挿入の基本をマスターしていただくことを目的としています。多くの方々にご参加いただき、本プログラムが消化管内視鏡技術の習得と理解の向上に少しでも寄与できれば幸いです。

ハンズオンセミナー5
大腸ESD

5月31日13:30-16:30

※本セミナーは2部制とさせていただきます。
参加者の割り振りに関しては、
総会で調整させていただきますこと、あらかじめご容赦ください。
(スケジュール)
13:30-14:00 全体レクチャー
14:00-15:00 第1部 実技
15:30-16:30 第2部 実技

司会・レクチャー・トレイナー 吉田 直久 京都府立医科大学 消化器内科
濱田 晃市 総合南東北病院 消化器内科
トレイナー 千葉 秀幸 大森赤十字病院 消化器内科
港 洋平 NTT東日本関東病院 消化管内科
根本 大樹 竹田綜合病院 消化器内科
協力 富士フイルムメディカル株式会社
ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社
株式会社アムコ
株式会社トップ

募集人数:12名

(概要)
大腸ESDは国内ではほぼ標準化され,海外でも徐々に普及しつつある.昨今は局注能に優れたナイフ,traction devise,およびunderwater methodなど種々の進歩によりさらに安全かつ確実な手技が可能となっている.また縫縮術も特殊なクリップや手技の登場でより精度が高くなっている.本ハンズオンセミナーではそのようなESD手技を体験・修練いただき明日からの臨床に生かす機会としていただきたい.

ハンズオンセミナー6
ERCP(カニュレーション、内視鏡的乳頭括約筋切開術)

6月1日9:00-11:00
司会・レクチャー・トレイナー 水出 雅文 埼玉医科大学国際医療センター 消化器内科
藤森 尚 九州大学病院 肝臓・膵臓・胆道内科
トレイナー 伊藤 謙 東邦大学医療センター大橋病院 消化器内科
土岐 真朗 杏林大学 医学部 消化器内科
谷坂 優樹 埼玉医科大学国際医療センター 消化器内科
協力 富士フイルムメディカル株式会社
株式会社パイオラックス
ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社
クックメディカルジャパン合同会社
株式会社アムコ

募集人数:12名

(概要)
ERCP関連手技を安全に完遂する上で,カニュレーションテクニック及び最も汎用される乳頭処置,内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)を極めることは重要な要素である.本セッションでは,カニュレーション及びESTに焦点を絞り,基本とコツを学ぶ機会を提供したい.エキスパートからのミニレクチャー及び胆管挿管・ESTモデルを用いた実技指導を予定している.是非,百戦錬磨のエキスパートから学ぶ機会を経験して頂きたい.

ハンズオンセミナー7
胃ESD

6月1日14:30-16:30
司会・レクチャー・トレイナー 平澤 大 松園第二病院 消化器内科
前田 有紀 静岡がんセンター 内視鏡科
トレイナー 高橋 亜紀子 佐久医療センター 内視鏡内科
吉永 繁高 東京都立がん検診センター 消化器内科
辻 陽介 東京大学 次世代内視鏡開発講座
協力 オリンパスマーケティング株式会社
ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社

募集人数:12名

(概要)
本ハンズオンセミナーでは、ブタの切除胃モデルを使用してESDを行います。様々なディバイスが用意してあり、希望に沿ってそれらを用い、切開、剥離技術の習得を目指します。モデルの動脈には赤色の溶液が還流してあり、出血といったリアルな状況も体験でき、止血のトレーニングも可能です。経験豊かな講師陣がマン・ツー・マンで、約20分間の指導を行います。ESDを志す内視鏡医にとって、技術の向上や安全性の確保をする貴重な機会になることでしょう。