第16回肝癌治療ナビゲーション研究会│The 16th Meeting of Therapeutic Navigation Study for Liver Cancer(LCTS16)第16回肝癌治療ナビゲーション研究会│The 16th Meeting of Therapeutic Navigation Study for Liver Cancer(LCTS16)

当番世話人挨拶

第16回肝癌治療ナビゲーション研究会
当番世話人 飯島 尋子
(兵庫医科大学 消化器内科学 教授)

この度、第16回肝癌治療ナビゲーション研究会を2022年9月3日(土)大阪国際会議場にて開催させて頂く事になりました。

本研究会は、肝切除の術前治療計画を中心に発展してまいりました。その後、ラジオ波治療支援として、近年は放射線領域のTACEのガイドにも有用性を発揮しております。現在、治療方法や使用機器も多岐にわたる中、これらを使用した低侵襲かつ適切な治療法選択は基本的なことですが、技術開発においてはメーカーに依存する面も大きいことも事実です。いずれにしても、医師を含む医療技術者と共同で開発しなければ真に有用な機器は完成しません。このようなことより、医師、技師、メーカーが一同に会し、肝癌治療に関して診療科を越えた議論を深める事は、大変貴重な機会であると考えます。そこで今回は、外科、内科、放射線科の医師、放射線診断、超音波診断に関わる技師に加え、医療機器開発や製薬に関わる方々に積極的なご参加をお願いしております。同じ土俵で活発な議論をすることで、ナビゲーションがより良い治療法へと更なる進化を遂げるよう期待しております。

また、近年進歩を続けているAI技術の肝臓、消化器診療への応用などのシンポジウム、さらにナビゲーションが診療に必要か?に関するディベートセッションも企画しております。

2年前、新型コロナウイルス感染症の蔓延により開催を見送り、以降連綿と続くコロナ収束への祈りは変わることはありませんが、このたび満を持して開催する運びと相成りました。本会も状況を注視しながらではありますが、多くの皆様をお迎えし、研究活動を促進できる機会を提供できるよう最大限の努力をしてまいりたいと考えております。初秋の大阪にてお会いできることを楽しみに、皆様のご参加を心よりお待ちしております。