会長挨拶

第37回日本内視鏡外科学会総会 会長
中村 雅史
(九州大学大学院医学研究院臨床・腫瘍外科)

この度、2024年12月5日(木)~ 7日(土)の3日間、福岡国際会議場にて第37回日本内視鏡外科学会総会を会長として主催することとなりました。このような栄誉を賜りましたことを皆様に心から感謝申し上げます。

第37回のテーマは「精密手術を極めるCarving out precision surgery」といたしました。1980年代、フランスの医師 Mouret が行ったビデオスコープ下の胆のう摘出術が、現在行われている画像装置を用いたタイプの鏡視下手術の始まりであるとされています。その後、鏡視下手術全盛時代を迎え、外科医は開腹時代には認識されなかったような精密な外科解剖の知識を得ることができるようになりました。ロボット時代になり、この解剖認識はより精密かつ立体的となりました。このような精密な解剖学的ランドマーク知識の影響もあり、低侵襲手術の安全性が開腹手術を凌駕する領域も現れて来ています。一方、このような精密解剖の認識は、専門領域間で異なることも明らかになってきています。

今回、臓器横断的であるJSESの長所を生かし、専門領域間で異なる微細解剖認識の討論を大きなテーマとして、より正確で、より臨床の役に立つ解剖学的ランドマークの確立を目指します。本学会に参加することにより会員諸氏の解剖認識に変革をもたらすようなセッションを企画しています。是非、福岡に足をお運びいただき、現地で熱い討論に参加されることをお願い申し上げます。

ご参加いただく全ての皆様にとって有意義で、楽しく、そして忘れ難い会になるべく準備を進めています。是非ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。