男女共同参画企画

シンポジウム7 男女共同参画委員会企画シンポジウム

リハビリテーション医学の広がり 多様な働き方から
  リハビリテーション医学の魅力を探る

第8回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会にて、男女共同参画委員会企画シンポジウムを開催します。テーマは「リハビリテーション医学の広がり~多様な働き方からリハビリテーション医学の魅力を探る」です。

少子高齢化により労働力人口が減少していく日本では、女性の活躍のみならず、さまざまな特性や背景を抱える人を含めたすべての人が生きがいを持ち、働きがいを持って各々活躍できる「ダイバーシティ&インクルージョン」社会の実現が求められています。また、高齢者増加に伴う社会構造の変化に加え、技術の進歩や医療ニーズの変化などを背景として、医師の働き方や活躍の場は多様化しつつあります。2024年4月からは医師の健康の確保や仕事と家庭の両立を実現するために「医師の働き方改革」がはじまりました。

リハビリテーション医学は、急性期・回復期・生活期と幅広いステージに関与しており、リハビリテーション科医の働き方も多様化しています。今回のシンポジウムでは、急性期・回復期・生活期の3つにわけて、急性期では、大学病院を含めた急性期の臨床や研究の魅力、専門医と学位取得の道のり、研究と家庭を両立する上での苦労や工夫、回復期では、多文化共生、チーム医療、地方におけるリハビリテーション医療の普及、生活期では、情報バリアフリー、地域医療への貢献などについてお話いただきます。

本シンポジウムでは、様々な立場の若手から中堅の先生を演者としてお迎えして、リハビリテーション科の魅力の一つである多様な働き方についてご講演いただきます。多くの参加者の方に、さまざまな背景を抱える人を含めたすべての人が各々活躍するための今後の働き方のヒントを見つけていただけるのではないかと思います。また総合討論では働き方改革の取り組みや工夫についても触れる予定です。リハビリテーション科医の多様な働き方を知ることで、リハビリテーション医学の魅力を再発見してみませんか。皆様の御参加をお待ちしております。

日時

2024年11月2日(土)16:00~18:00

場所

第8会場(岡山医師会館/4F 401会議室)

テーマ

リハビリテーション医学の広がり~多様な働き方からリハビリテーション医学の魅力を探る

講演内容

急性期

1)「専門医と学位」取得への道~大器晩成リハビリテーション科医師のキ・セ・キ~
水野 江美 先生 藤田医科大学医学部リハビリテーション医学講座、社会医療法人 財団新和会 八千代病院 リハビリテーション科
2)研究と家庭(子育て)の両立
高田 薫子 先生 横浜市立脳卒中・神経脊椎センター

回復期

3)日本のリハビリテーション科専門医取得と回復期の臨床
陳 輝 先生 鵜飼リハビリテーション病院
4)地方におけるリハビリテーション医療の普及と次世代への魅力発信
外薗 昭彦 先生 潤和会記念病院 リハビリテーション科

生活期

5)聴覚障害のあるリハビリテーション科医師の働き方と情報バリアフリー
根本 玲 先生 和歌山県立医科大学みらい医療推進センター
6)大学病院として地域医療を育む―急性期・回復期から生活期への装具連携―
阿部 泰昌 先生 川崎医科大学 リハビリテーション医学教室

座長

今井 幸恵 先生 鵜飼リハビリテーション病院
小林 恭代 先生 奈良県立医科大学 リハビリテーション医学講座