演題募集
下記の演題を募集いたします。多くのご応募をお待ちしております。
募集演題
シンポジウム
ALF/ACLFの治療:
人工肝補助療法を含む内科的治療と肝移植を組み合わせた日本独自の治療アルゴリズムは、救命率を飛躍的に向上させてきた。一方で、人工肝補助療法の個別化・最適化や効果予測、脳死下臓器提供数がようやく増加しつつある中での移植適応評価や移植施設との連携、生体・脳死肝移植の棲み分けなど内科・外科両面でさまざまな未解決問題が存在する。日本ならではのきめこまやかな治療で自己肝温存の可能性を最大化しつつ、移植による救命率をさらに改善させるには何が必要か、議論を深めたい。
パネルディスカッション
ALF/ACLFと臓器相関:
ALF/ACLFでは肝性脳症に加え肝腎症候群、肝肺症候群・肺高血圧、急性膵炎などさまざまな臓器の障害が生じる可能性があり、複数臓器不全を合併した重症・超重症例の救命は困難である。また肝臓のさまざまな病態において自律神経を介した肝ー脳ー腸連関が大きな注目を浴びている。基礎から臨床まで最新の知見をもとに臓器相関の観点から活発な議論を行い、ALF/ACLFの病態解明と治療成績向上への今後の展望を探りたい。
パネルディスカッション
ALF/ACLFと免疫:
自己免疫性肝炎は近年、診断基準の確立により患者数が増加の一途を辿り、急性肝炎様発症には遅滞なく治療介入することが不可欠である。同じく自己免疫がからむ原発性胆汁性胆管炎(PBC)がACLFを来したり、原発性硬化性胆管炎(PSC)の急性増悪や、移植後のPSC再発により急速にグラフト肝機能が悪化することも知られている。
一方、がん治療で免疫チェックポイント阻害剤が広く普及し、免疫関連有害事象(irAE)によるALFも問題となっている。肝がんの微小免疫環境も格段に解明が進む中、ALF/ACLFの発症と進行に免疫がどう関わるのか集中的に討議したい。
ワークショップ
小児ALF:
乳児を含む小児では代謝性疾患やEbstein Barrウイルスによる血球貪食性リンパ組織球症、ミトコンドリア病などが原因でALFを発症することがあるほか、成人よりも成因不明が多い、たとえ移植できてもステロイド抵抗性の拒絶やグラフト肝不全に陥り再移植を余儀なくされることがあるなど、さまざまな特徴があり病態解明が強く望まれる。ALFに対する小児肝移植(とくに乳児)の治療成績を向上させるためには基礎・臨床両面からのさまざまな取り組みが不可欠であり、これからの取り組みの方向性を示していただきたい。
一般演題
- アルコール多飲によるACLFや重症急性アルコール性肝炎の治療
- 胆摘時の胆管・血管損傷による肝不全、肝切除後肝不全や肝移植後グラフト不全
- ALF/ACLFに関する示唆に富んだ症例報告
- ALF/ACLFに関する基礎研究
一般演題にご応募いただいた演題であっても、内容によってはシンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップでのご発表をお願いする場合がございます。何卒ご了承下さい。
募集期間
2024年1月16日(火)~ | |
締め切りました。多数のご応募ありがとうございました。 |
応募資格
発表者(筆頭演者)は日本急性肝不全研究会会員に限ります。
未入会の方は、下記にお問い合わせのうえ、ご入会ください。学術集会の当日、会場においてもご入会いただけます。
入会に関するお問い合わせ先
日本急性肝不全研究会 事務局
埼玉医科大学 消化器内科・肝臓内科
〒350-0495 埼玉県入間郡毛呂山町毛呂本郷38
TEL/FAX:049-276-1198
Email:alfsg@saitama-med.ac.jp
HP:https://jalfs.jp
発表形式
口演発表(予定)
応募方法
下記より申込用紙をダウンロードの上、記入いただきましたら、アップロードにてご提出ください。
抄録本文の文字数は全角1,000文字以内としてください。図表はご使用いただけません。
ファイル名は「発表者(筆頭演者)氏名_セッション名(例:学会太郎_一般演題1)としてください。
提出後、1週間以内に運営準備室よりメールにて受領連絡がない場合には、お手数ですがご連絡ください。
お問合せ先
日本コンベンションサービス株式会社 事業推進部
第50回日本急性肝不全研究会 運営事務局
〒100-0013
東京都千代田区霞が関1-4-2大同生命霞が関ビル18階
E-mail: jalfs50@convention.co.jp