会長挨拶

東北大学大学院医学系研究科外科病態学講座救急医学分野
東北大学病院 救急科・高度救命救急センター
久志本 成樹

“君は輝く”

この度、第52回日本救急医学会総会・学術集会会長として、2024年10月13日(日)から15日(火)の3日間、主催させていただきます栄誉を賜りました。本学会役員、会員をはじめとした関係各位の皆様方に心より感謝申し上げます。

テーマは、「君は輝く」といたしました。
― ひとりひとりの考え方、価値観、背景と現在、すべての多様性を尊重する ―

常に患者さんを中心に考える真摯さ、最善の医療を提供することをみんなが目指します。同時に、これからの時代に向かって、ひとりひとりの多様性を尊重し、それぞれに輝くことを願ってのテーマです。

救急を支える医療者として、患者さんを中心として最善のアウトカムを求めることは共通の目標です。しかし、研究、教育や社会貢献、そして家族や人としての背景など、どのように何を大切にするかはさまざまです。医師として、人としての多様性を尊重しつつ、ひとりひとりが“輝く”集団であることを期待するものです。
大会ポスターをご覧いただき、テーマを感じていただければ幸いです。

本学術集会を開催するにあたり、診療と研究、働き方改革をリードする約180人の会員の皆様にプログラム企画タスクフォースとしての活動をお願いしています。多くの視点から、魅力あるプログラムを構成したいと思います。また、“伝える”ことをテーマとして、多方面からの講演を予定しています。

15年ぶりに白河の関を越え、52回目に仙台ではじめての開催となる日本救急医学会総会・学術集会です。楽しく、明るく、熱い議論を交わし、ひとりひとりが“輝く”こと、主催者としての望外の喜びとなります。