第45回日本てんかん外科学会第45回日本てんかん外科学会

ご挨拶

第45回日本てんかん外科学会
会長 峯 清一郎
(医療法人財団明理会行徳総合病院てんかんセンター長、
千葉県循環器病センター特任てんかんセンター長)

 この度、第45回日本てんかん外科学会を2022年1月27・28日に、大阪で開催させていただくことを大変光栄に存じます。本学会は、てんかんおよびてんかんの外科治療に関連する基礎ならびに臨床研究の進歩と、その成果の普及を目的として設立されたものです。その前身である「ペンフィールド記念懇話会」は1978年に発足しました。会の発足後、諸先輩方の努力によって多くの研究成果が明らかとなり、てんかんの外科治療は社会の認識を深めていきました。そして、2000年,「日本てんかん外科学会」に名称は変更され、現在てんかん外科は包括的てんかん医療の欠くことにできない領域となっています。

 第45回の学術集会は、めざましい進歩と、劇的な変化をとげている世界のてんかん外科にも目を向けるべく、テーマを「ニュースタンダードへのアプローチ」としました。我々てんかん外科医に求められる知識と技術は日々増え続けており、さらに、研究者としての役割も果たさなければなりません。本会では、てんかん診療全体を広く展望することを目的として、臨床だけでなく、関連する脳機能研究やてんかんの病態研究等の神経科学領域についても専門的に深く掘り下げたいと考えています。脳神経外科はもとより,てんかんに関連する基礎・臨床の多くの領域の国内外の先生方、多数の会員の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。