分野横断企画
ロボット支援手術の現状と未来
日 時 | : | 6月18日(土)10:30~12:00 | |
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会 場 | : | 第1会場 | |
座 長 | : | 竹内裕也 | 浜松医科大学 外科学第二講座 |
藤田知之 | 国立循環器病研究センター 心臓外科 | ||
船井和仁 | 浜松医科大学 外科学第一講座 | ||
演 者 | : | 高橋洋介 | 大阪公立大学 心臓血管外科 |
春木朋広 | 鳥取大学医学部 呼吸器・乳腺内分泌外科 | ||
須田康一 | 藤田医科大学 総合消化器外科 |
日 時 | : | 6月18日(土)10:30~12:00 | |
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会 場 | : | 第1会場 | |
座 長 | : | 竹内裕也 | 浜松医科大学 外科学第二講座 |
藤田知之 | 国立循環器病研究センター 心臓外科 | ||
船井和仁 | 浜松医科大学 外科学第一講座 | ||
演 者 | : | 高橋洋介 | 大阪公立大学 心臓血管外科 |
春木朋広 | 鳥取大学医学部 呼吸器・乳腺内分泌外科 | ||
須田康一 | 藤田医科大学 総合消化器外科 |
日 時 | : | 6月17日(金)11:20~12:20 | |
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会 場 | : | 第1会場 | |
座 長 | : | 竹内裕也 | 浜松医科大学 外科学第二講座 |
演 者 | : | 柴田利彦 | 大阪公立大学 心臓血管外科 |
夜久均 | 京都府立医科大学大学院医学研究科 心臓血管外科学 | ||
関原圭吾 | 浜松医科大学 外科学第一講座 |
日 時 | : | 6月18日(土)8:30~9:00 | |
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会 場 | : | 第1会場 | |
座 長 | : | 柴田利彦 | 大阪公立大学 心臓血管外科 |
演 者 | : | 泉谷裕則 | 愛媛大学大学院 心臓血管・呼吸器外科学 |
澤崎優 | 一宮西病院 心臓血管外科 |
日 時 | : | 6月18日(土)14:20~15:50 | |
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会 場 | : | 第2会場 | |
座 長 | : | 種本和雄 | 川崎医科大学心臓血管外科 |
Challenger | : | 井上大志 | 神戸大学医学部心臓血管外科 |
Challenge相手 | : | 椎谷紀彦 | 浜松医科大学外科学第一講座 |
日 時 | : | 6月17日(金)13:30~14:00 | |
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会 場 | : | 第5会場 | |
座 長 | : | 藤原由規 | 川崎医科大学消化器外科 |
Challenger | : | 坊岡英祐 | 浜松医科大学外科学第二講座 |
Challenge相手 | : | 安田卓司 | 近畿大学医学部外科学教室上部消化管部門 |
日 時 | : | 6月17日(金)13:30~15:00 | |
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会 場 | : | 第1会場 | |
座 長 | : | 碓氷章彦 | 名古屋大学大学院医学系研究科 心臓外科学 |
椎谷紀彦 | 浜松医科大学 外科学第一講座 | ||
演 者 | : | 陽川孝樹 | 国立循環器病研究センター 血管外科 |
討論者 岡田健次 | 神戸大学 心臓血管外科 | ||
下村俊太郎 | 静岡県立総合病院 心臓血管外科 | ||
討論者 須田久雄 | 名古屋市立大学 心臓血管外科 | ||
呉晟名 | 広島大学 心臓血管外科 | ||
討論者 種本和雄 | 川崎医科大学 心臓血管外科学 | ||
高橋洋介 | 大阪公立大学大学院 心臓血管外科学 | ||
討論者 竹村博文 | 金沢大学 心臓血管外科 | ||
碓氷礼奈 | トヨタ記念病院 心臓外科、血管外科 | ||
討論者 湊谷謙司 | 京都大学 心臓血管外科 |
日 時 | : | 6月17日(金)15:00~16:00 | |
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会 場 | : | 第1会場 | |
座 長 | : | 大北裕 | 高槻病院心臓・大血管センター |
織田禎二 | 島根大学医学部外科学講座(循環器外科学)心臓血管外科 | ||
若手代表コメンテーター | : | 宮本陽介 | 一宮西病院心臓血管外科 |
演 者 | : | 米田正始 | 福田総合病院心臓センター |
飯野賢治 | 金沢大学医学部心臓血管外科 | ||
中須昭雄 | 豊橋ハートセンター心臓血管外科 | ||
齋藤俊英 | 一宮市立市民病院心臓血管外科 |
日 時 | : | 6月18日(土)13:20~14:50 | |
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会 場 | : | 第1会場 | |
座 長 | : | 澤芳樹 | 大阪警察病院 院長 |
竹ヶ原京志郎 | 兵庫医科大学 呼吸器外科 | ||
ディスカッサント(心臓) |
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田中千陽 | 東海大学医学部附属八王寺病院 心臓血管外科 | ||
本宮久之 | 京都府立医科大学 小児医療センター 小児心臓血管外科 | ||
ディスカッサント(呼吸器) |
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竹ヶ原京志郎 | 兵庫医科大学 呼吸器外科 | ||
栢分秀直 | 神戸市立医療センター中央市民病院 呼吸器外科 | ||
ディスカッサント(食道) |
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松田諭 | 慶應義塾大学病院 消化器外科 | ||
坊岡英祐 | 浜松医科大学 外科学第二講座 |
日 時 | : | 6月17日(金)16:30~18:00 | |
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会 場 | : | 第2会場 | |
座 長 | : | 豊岡伸一 | 岡山大学病院 呼吸器・乳腺内分泌外科 |
須田健一 | 近畿大学 | ||
演 者 | : | 佐野由文 | 愛媛大学大学院医学系研究科 心臓血管・呼吸器外科学 |
討論者 澤端章好 | 奈良県立医科大学附属病院 呼吸器外科 | ||
吉峯宗大 | 山口大学大学院医学系研究科 器官病態外科学 | ||
討論者 川口晃司 | 三重大学 心臓血管外科 | ||
月岡卓馬 | 大阪公立大学医学部 呼吸器外科 | ||
討論者 宗淳一 | 近畿大学医学部 外科学教室呼吸器外科部門 | ||
井口貴文 | 大阪市立総合医療センター 呼吸器外科 | ||
討論者 浦本秀隆 | 金沢医科大学 呼吸器外科 | ||
高梨裕典 | 浜松医科大学 外科学第一講座 呼吸器外科 | ||
討論者 岡﨑幹生 | 岡山大学 呼吸器・乳腺内分泌外科学 |
日 時 | : | 6月17日(金)16:00~17:40 | |
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会 場 | : | 第1会場 | |
座 長 | : | 西村元延 | 鳥取大学医学部 心臓血管外科学 |
山根吉貴 | あかね会土谷総合病院 心臓血管外科 | ||
演 者 | : | 高橋大輔 | 浜松医科大学 外科学第一講座 |
田邉佐和香 | 福井大学医学部 心臓血管外科 | ||
泉聡 | 神戸赤十字病院/兵庫県災害医療センター 心臓血管外科 | ||
伊藤久人 | 三重大学医学部附属病院 胸部心臓血管外科 | ||
後藤智行 | 京都第二赤十字病院 心臓血管外科 | ||
髙島範之 | 滋賀医科大学 心臓血管外科 | ||
関根裕司 | 奈良県総合医療センター 心臓血管外科 | ||
井上陽介 | 国立循環器病研究センター 血管外科 | ||
指定発言 | : | 湊谷謙司 | 京都大学 心臓血管外科 |
日 時 | : | 6月17日(金)15:00~16:30 | |
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会 場 | : | 第3会場 | |
座 長 | : | 高木靖 | 藤田医科大学 心臓血管外科 |
島村和男 | 大阪大学大学院医学系研究科 心臓血管外科 | ||
演 者 | : | 基調講演 島村和男 | 大阪大学大学院 医学系研究科 心臓血管外科 |
基調講演 櫻井祐補 | 藤田医科大学医学部 心臓血管外科 | ||
佐伯宗弘 | 広島市立広島市民病院 心臓血管外科 | ||
川尻英長 | 京都府立医科大学大学院医学研究科 心臓血管外科 | ||
岸本諭 | 鳥取大学医学部附属病院 心臓血管外科 | ||
大箸祐子 | 浜松医科大学 外科学第一講座 |
日 時 | : | 6月17日(金)16:30~18:00 | |
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会 場 | : | 第3会場 | |
座 長 | : | 腰地孝昭 | 田附興風会医学研究所北野病院 心臓血管外科 |
山下剛生 | 倉敷中央病院 心臓血管外科 | ||
演 者 | : | 基調講演 土井潔 | 岐阜大学 心臓血管外科 |
小谷典子 | 大阪警察病院 心臓血管外科 | ||
藤内康平 | 国立循環器病研究センター 心臓血管外科 | ||
中井洋佑 | 刈谷豊田総合病院 心臓血管外科 | ||
浪口謙治 | 愛媛県立新居浜病院 心臓血管外科 | ||
山下剛生 | 倉敷中央病院 心臓血管外科 |
日 時 | : | 6月18日(土)9:00~10:30 | |
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会 場 | : | 第1会場 | |
座 長 | : | 島本健 | 浜松労災病院 心臓血管外科 |
森崎晃正 | 大阪公立大学 心臓血管外科 | ||
演 者 | : | 角田宇司 | 国立循環器病研究センター 心臓血管外科 |
堂前圭太郎 | 大阪警察病院 心臓血管外科 | ||
津田和政 | 浜松医科大学 外科学第一講座 | ||
加藤陸 | 日本赤十字社愛知医療センター 名古屋第一病院 心臓血管外科 | ||
丸野恵大 | 川崎医科大学総合医療センター 総合外科学 | ||
特別発言 伊藤敏明 | 日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院 心臓血管外科 |
日 時 | : | 6月18日(土)8:30~10:10 | |
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会 場 | : | 第2会場 | |
座 長 | : | 須田久雄 | 名古屋市立大学大学院医学研究科 心臓血管外科 |
高橋大輔 | 浜松医科大学 外科学第一講座 | ||
演 者 | : | 飯野賢治 | 金沢大学医学部 心臓血管外科 |
本田賢太朗 | 和歌山県立医科大学 外科学第一講座 | ||
津丸真一 | 浜松労災病院 心臓血管外科 | ||
岸本祐一郎 | 鳥取大学医学部附属病院 心臓血管外科 | ||
鷹合真太郎 | 福井県立病院 心臓血管外科 | ||
畔柳智司 | 岸和田徳洲会病院 心臓血管外科 | ||
阪本朋彦 | 大阪警察病院 心臓血管外科 | ||
山内孝 | 市立東大阪医療センター 心臓血管外科 | ||
指定発言 | : | 湊谷謙司 | 京都大学 心臓血管外科 |
日 時 | : | 6月18日(土)8:30~10:00 | |
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会 場 | : | 第3会場 | |
座 長 | : | 芳村直樹 | 富山大学 第1外科 |
津村早苗 | 大阪母子医療センター 心臓血管外科 | ||
演 者 | : | 小松弘明 | 岡山大学病院 心臓血管外科 |
金谷知潤 | 大阪母子医療センター 心臓血管外科 | ||
伊藤弘毅 | 静岡県立こども病院 心臓血管外科 | ||
東田昭彦 | 富山大学附属病院小児心臓血管外科 | ||
吉澤康祐 | 兵庫県立尼崎総合医療センター 心臓血管外科 | ||
松島峻介 | 兵庫県立こども病院 心臓血管外科 | ||
今井健太 | 国立循環器病研究センター 心臓血管外科 |
日 時 | : | 6月17日(金)13:30~15:00 | |
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会 場 | : | 第2会場 | |
座 長 | : | 髙尾仁二 | 三重大学大学院医学系研究科 胸部心臓血管外科学 |
川瀬晃和 | 浜松医科大学 外科学第一講座 | ||
演 者 | : | 小林正嗣 | 倉敷中央病院 呼吸器外科 |
水野潔道 | 浜松医科大学医学部附属病院 外科学第一講座 | ||
渡邉文亮 | 独立行政法人国立病院機構 三重中央医療センター 呼吸器外科 | ||
林龍也 | 愛媛大学大学院医学系研究科 心臓血管・呼吸器外科 | ||
豊洋次郎 | 京都大学医学部附属病院 呼吸器外科 |
日 時 | : | 6月17日(金)15:00~16:30 | |
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会 場 | : | 第2会場 | |
座 長 | : | 新谷康 | 大阪大学 呼吸器外科 |
白橋幸洋 | 岐阜大学 呼吸器外科 | ||
コメンテーター | : | 坪田紀明 | 北播磨総合医療センター 呼吸器グループ |
演 者 | : | 最相晋輔 | 川崎医科大学附属病院 呼吸器外科 |
高田昌彦 | 北播磨総合医療センター 呼吸器外科 | ||
川瀬晃和 | 浜松医科大学 外科学第一講座 | ||
福嶋恭啓 | 岐阜大学医学部附属病院 呼吸器センター 呼吸器外科 | ||
馬庭知弘 | 大阪国際がんセンター 呼吸器外科 |
日 時 | : | 6月18日(土)8:30~10:00 | |
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会 場 | : | 第5会場 | |
座 長 | : | 白川靖博 | 広島市立広島市民病院 外科 |
牧野知紀 | 大阪大学 消化器外科 | ||
演 者 | : | 杉村啓二郎 | 関西労災病院 消化器外科/第2 上部消化器外科 |
上野正紀 | 虎の門病院 消化器外科 | ||
田中善宏 | 岐阜大学附属病院 消化器外科 | ||
後藤正和 | 徳島大学大学院 胸部・内分泌・腫瘍外科 | ||
白石治 | 近畿大学医学部 外科 | ||
橋本将志 | 岡山大学病院 消化器外科 | ||
北川博之 | 高知大学医学部 外科 |
食道癌手術においてはその切除とリンパ節郭清だけでなく、切除後の再建術にも課題が多い。他の消化管手術に比べると縫合不全や吻合部狭窄の発生率が高いこと、長期的に問題となる逆流への対策、胃が使用不可能な場合の再建臓器の選択等、まだまだ一般にコンセンサスが得られているとは言い難い。しかしながら上記の課題解決に向け独自の対策を講じることにより、良好な成績を導き出している施設も見受けられるようである。本セッションではそれぞれの施設におけるこだわりの再建および吻合手技の詳細を提示して頂きたい。さらにその成績も含め、忌憚のない意見を出し合って討論して頂きたい。
外科医は術式、アプローチなどの工夫によりZero complicationを目指していますが、high risk 症例や不幸にして発生した術後合併症に対する管理は治療成績や遠隔期の予後に重大な影響を与えます。そこで、呼吸器外科手術の周術期マネジメントにおいて合併症に対する管理の工夫や処置介入の時期など、各施設での取り組みを発表していただき、明日の診療に活かせる知見を共有したい。特に、保存的治療の限界と再手術のタイミング、その成績についての議論が深まることを期待しています。
外科医が治療方針を立てる際、ガイドラインや確立されたエビデンスに基づくことは重要である。しかし外科的治療の対象となる疾患や患者背景は多彩であり、エビデンスの確立が難しい部分も多い。このような中、手術手技や治療方針における「私の工夫」のセッションは、学会でも議論が盛り上がることも多い。本セッションでは、確立されたエビデンスとまでは言えないものの、「私の工夫」として行っている手術手技や治療方針について、その裏付けとなる論文報告(他施設からの報告でも演者ら自らの報告でも良い)まで含めて発表して頂きたい(例:肺癌切除におけるPV先行処理、気胸再発予防の処置、鏡視下手術をより安全にする手技など)。
近年、CT診断の普及により、小型のⅠ期の非小細胞肺癌、特にスリガラス陰影の肺癌の発見が増加している。第二肺癌の治療に備えての呼吸機能の温存や QOL向上を目的として、早期肺癌に対する縮小切除の適応が増えている。このような状況下で、肺葉切除 vs 区域切除のランダム化試験(JCOG0802)が実施され、最終の結果が報告されつつある。しかしながら、全国的な他施設共同試験ではアプローチできない命題が多々残っていると思われる。 JCOG0802の結果を参考にしながら、区域切除の合併症、再発、生存率、呼吸機能、 QOLなどの臨床的意義について各施設での経験をもとにより深い議論をお願いする。
新専門医制度の開始により、修練医には早期に多くの執刀経験が必要である。心臓外科領域で最も執刀機会を得やすい手術の一つが冠動脈バイパスであるが、一方で複雑病変など難易度の高い症例が増加しているため、どの程度執刀数が増加しているのかなどその実態や成績は明らかでない。そこで、卒後あるいは修練開始後10年以内の若手術者による冠動脈バイパス術(一部吻合のみは含まない)の術式(On, Offなど)、枝数、グラフト材料とデザインなどの実態を明らかにし、早期成績を同施設のシニアの成績と比較し相違点を検討した上で、可能であれば非劣勢を示して若手が執刀するの妥当性について論じて頂きたい。
僧帽弁形成術を中心に低侵襲小切開心臓手術(MICS)が大きな広がりを見せてきており、施設によっては、2番・3番手の先生にもMICSでの執刀が回ってくる機会も増えてきている。その一方で、MICSで手術したために正中切開では起こりえなかった合併症に出会うこともある。本セッションでは卒後20年目までの先生限定で、自身のそれまでの正中切開・MICSでの心臓手術の経験数を明らかにしていただいた上で、シミュレーション・off the job trainingの有無や内容といった執刀前の準備、自身のMICSデビュー症例、執刀開始後これまでの成績と失敗やヒヤリハット経験、指導医から学んだこと/あらかじめ学びたかったことを共有していただきたい。
本ビデオシンポジウムでは若手小児心臓外科医による「人生初の複雑心疾患手術の執刀経験」を募集します。「人生初の動脈スイッチ」、「人生初のフォンタン手術」、「人生初の房室弁形成」、「人生初のファロー四徴症修復術」等、疾患は問いません(複雑先天性心疾患に限ります)。執刀に際して考えたこと、心掛けたこと、上手くいったこと、上手くいかなかったこと、次回に向けての教訓などを盛り込んだご発表をお願いします。指定討論者や聴衆を交えて一題ごとに活発な討論を行いたいと思います。
患者の高齢化とともに、TEVARが第一選択となる症例も多くなってきている。TEVARは人工心肺を用いた開胸手術よりも明らかに低侵襲であることは事実であるが、脳脊髄合併症の発生のためにその低侵襲性が生かされない症例も散見される。今後のさらなるTEVARの普及に向け、各施設の脳脊髄合併症の予防戦略をこのパネルディスカッションでご提示いただき、熱い議論をしていただきたい。特に、今後の低侵襲治療の主体となる比較的若い世代の演者(U50)にご登壇いただければ幸いである。
急性A型大動脈解離は急性大動脈症候群の中でも緊急開胸手術が必須の疾患であり、循環器病対策推進基本計画の中でも本疾患に対する各医療圏での治療体制の確立が重要であるとされている。したがって心臓血管外科の独立した術者が必ず習得すべき手術の一つであると考えられる。本パネルディスカッションでは、本疾患の術者を経験した40歳代の先生方に登壇いただき、手術を安全確実に進めるための所属施設あるいは自分自身の手順、自分なりの工夫や吻合方法、また今までに経験したピットフォールとその回避方法・対策などをご発表いただき、百戦錬磨の指定討論者とともに議論したい。