第63回日本糖尿病学会年次学術集会をWeb開催させていただくにあたり、ご挨拶をさせていただきます。

当初、35年ぶりに滋賀県大津市に皆様をお迎えし、2020年5月の開催を楽しみに医局員共々準備を進めてまいりましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響を踏まえ、慎重に検討しました結果10月5日(月)~16日(金)にWEB配信で開催することに致しました。WEB上でシンポジウム・教育講演・セミナーなどのプログラムを視聴いただけます。一般演題につきましても、デジタルポスターシステムを利用してWEBでご発表いただきます。海外演者を含めてご発表の収録など先生方には大変お手数をお掛けしますが、一部を除いて予定したほとんどのプログラムがWEBでご視聴いただけるよう準備をしております。また、一般演題(口演及びポスター)もデジタルポスターでご登録いただき、チャット機能を利用して質疑ができるシステムを準備中で、活発な討議がWEB上で行われることを期待します。なお、「学術集会参加による専門医更新単位」ならびに「専門医更新のための指定講演単位」につきましても、一定の条件の下で単位の認定を行います。

今回のような事態は今後も起こる可能性はあると予想されます。そのような状況の中で継続して年次学術集会を開催することは、日本糖尿病学会としても重要な課題の一つであると認識しております。今回、参加者に質の高い学術的知見を発信することで、これまでにないWEB開催の学術集会を成功させることには大きな意義があると考えております。

新型コロナウイルス感染の1日も早い終息を祈念するとともに、WEB開催に参加いただく皆様が満足いただけるよう、教室一同鋭意準備を進めて参ります。皆様のご参加を心よりお待ちしております。