第63回日本糖尿病学会年次学術集会

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年次学術集会を終えるにあたって

 第63回日本糖尿病学会年次学術集会にご参加いただき誠にありがとうございます。
今回の学術集会は、Web開催という新しい学会のスタイルで、10月5日から16日までの2週間のオンデマンド配信と2日間のライブ配信の2本柱で開催させていただきました。
1万人を超える先生方に学会参加登録をいただきました。誠にありがとうございます。

 3年前に私が学会長に選出していただいてから、35年ぶりにここ大津市に多くの先生方をお迎えすべく鋭意準備を進めてまいりました。しかしながら、まったく夢にも思わなかった新型コロナ感染症拡大という状況で、先生方に大津に来ていただくことが困難になってしまいました。そのため、Web開催という新たな学会のスタイルにチャレンジをさせていただく決断を致しました。当初は、Web開催といっても、全くノウハウもなく、右も左もわからない手探り状態での開始でした。また、Web学会にどれだけの先生が参加いただけるのか、本当に不安の中で準備を進めさせていただき、学会開催を迎えたわけですが、多くの先生方のご参加をいただくことができ、本当にうれしく思っています。

 このWeb開催につきましては、いろいろとご意見もあろうかと思います。確かに、従来の学会のように、多くの先生が一同に会し、熱くディスカッションを行うという学会特有の熱気を肌で感じることはできません。しかしながら、これは私達自身が実感したことですが、これまでの学会では、どれだけ素晴らしい企画・講演を多数ご用意いただいても、限られた時間の中で、すべての講演を拝聴させていただくことはできませんでした。しかしながら、Web開催では、時間のある限り、第一線の先生方による最新の研究成果をすべて聞くことが可能です。また、繰り返し聞くことができます。さらに、子育てなどで学会に参加することが難しい女性医師の先生方、マンパワー不足のために病院、医院を長期にあけることができない先生方も、Web開催では、ご自宅で、最新の医療情報に触れることができます。このように、今回のWeb開催は、新しい学会の在り方を示すことができた大変意義のある学会になったのではないかと考えています。これも、多くの先生方のおかげであると感謝申し上げます。

 例年、多くの先生方が楽しみされていますRUN&WALKですが、今年もこの美しい琵琶湖を見ながら走っていただくことを企画していましたが、これも残念ながら実現することはできませんでした。そのため今回は、Run&Walk, 2020 Virtual challenge in Shigaという企画で、皆さんに各自で走っていただいた実績をSNSで投稿いただき、1投稿を3km走破と換算し、参加者皆さんの合計で、1周約200kmの琵琶湖を何周できるかという企画でしたが、多くの先生にご参加いただき、6周の周回をクリアしていただけました。

 このようなまったく新しいスタイルでの学会の開催を、ご承認、ご許可いただきました学会理事の先生方、学会員の先生方に感謝申し上げます。また、素晴らしい講演を発表いただきましたすべての演者の先生方、そしてお忙しい中、お引き受けいただきました座長の先生方に感謝申し上げます。今回の学会では、多くの女性の方に座長のお願いをさせていただきました。女性座長の割合は、一般演題で30%、全体でも25%を超える高い比率となりました。本当にありがとうございました。最後に、このような状況下で、企画や準備に尽力いただいた教室員、関係者各位に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

第63回日本糖尿病学会年次学術集会
会長 前川 聡
事務局長 荒木信一

事務局

滋賀医科大学 内科学講座 糖尿病内分泌・腎臓内科
〒520-2192 滋賀県大津市瀬田月輪町
TEL: 077-548-2222

運営準備室

日本コンベンションサービス株式会社
〒541-0042 大阪市中央区今橋4-4-7京阪神淀屋橋ビル2階
TEL: 06-6221-5933 / FAX: 06-6221-5939
E-mail: 63jds@convention.co.jp

学会に関するお問い合わせについて

新型コロナウイルス感染症の感染防止徹底のため、第63回日本糖尿病学会年次学術集会 事務局ではテレワークを実施しておりE-mailのみでの対応とさせていただきます。
ご不便をおかけしますが、お問い合わせの際は下記E-mailアドレスまでご連絡をお願いいたします。

【第63回日本糖尿病学会年次学術集会学会 運営準備室】

E-mail:63jds@convention.co.jp