第54回 糖尿病学の進歩 世話人挨拶
世話人 古家 大祐
金沢医科大学
糖尿病・内分泌内科学
この度、第54回糖尿病学の進歩を石川県金沢市にてお世話させて頂くことになりました。COVID-19感染症拡大のため、開催を3月から9月に延期し、現地開催を目指しておりました。しかしその後もCOVID-19感染症は今なお蔓延しておりますため、現地開催は残念ながら困難と判断し、9月2日(水)~3日(木)の共催セミナーLIVE配信ならびに、9月14日(月)~23日(水)のOn Demand配信に変更致しました。
近年の分子生物学・再生医学・創薬技術を含む基礎研究の進歩と革新、また様々な大規模臨床研究の結果、糖尿病ならびに糖尿病合併症の発症・進展とその克服に関する理解がますます深まり、糖尿病医療は着実に発展しつつあります。糖尿病は、個々の生活習慣・生活環境と密接に関与していることから、糖尿病に携わる医師・医療従事者のみならず、患者・患者家族、社会全体が、保健—医療連携、チーム医療、地域医療連携を通して糖尿病に立ち向かう必要があります。このような観点から、本会では、「専門医単位更新のための指定講演」、「糖尿病診療に必要な知識」、「糖尿病療養指導に必要な知識」、「臨床医が知っておくべき糖尿病の基礎」の4つの基本的分野に加え、最近のトピックスを特別企画やシンポジウムとして交え、構成しております。本会のポスターに、金沢市を流れる浅野川にかかる“梅の橋”を描いておりますが、本会が糖尿病に携わる各職種間の“架け橋”になればと考えております。 糖尿病診療に携わる皆様方に、一人でも多くご視聴頂き、今後の診療に役立てて頂けますと幸いに存じます。
世話人 古家 大祐
金沢医科大学
糖尿病・内分泌内科学