第54回糖尿病学の進歩第54回糖尿病学の進歩

第54回 糖尿病学の進歩 世話人挨拶

世話人 古家 大祐
金沢医科大学
糖尿病・内分泌内科学

 この度、第54回糖尿病学の進歩を石川県金沢市にてお世話させて頂くことになりました。他の諸外国に加え、わが国においても糖尿病患者数は増加し続け、“糖尿病パンデミック”と表現されるに至っています。糖尿病および糖尿病合併症の重症化は、健康寿命の短縮・生活の質の低下を引き起こすのみならず、医療経済上も深刻な問題です。したがって、我々の課題が、まさしく糖尿病の克服です。

 近年の分子生物学・再生医学・創薬技術を含む基礎研究の進歩と革新、また様々な大規模臨床研究の結果、糖尿病ならびに糖尿病合併症の発症・進展とその克服に関する理解がますます深まり、糖尿病医療は着実に発展しつつあります。糖尿病は、個々の生活習慣・生活環境と密接に関与していることから、糖尿病に携わる医師・医療従事者のみならず、患者・患者家族、社会全体が、保健—医療連携、チーム医療、地域医療連携を通して糖尿病に立ち向かう必要があります。このような観点から、本会では、「専門医単位更新のための指定講演」、「糖尿病診療に必要な知識」、「糖尿病療養指導に必要な知識」、「臨床医が知っておくべき糖尿病の基礎」の4つの基本的分野に加え、最近のトピックスを特別企画やシンポジウムとして交え、構成しております。本会のポスターに、金沢市を流れる浅野川にかかる“梅の橋”を描いておりますが、本会が糖尿病に携わる各職種間の“架け橋”になればと考えております。

 3月中旬の金沢は、梅の花が咲き始め、春の兆しを感じる季節です。加賀百万石の伝統文化に加え、海の幸・加賀野菜・日本酒など食文化も魅力満載の金沢をご堪能いただければと思います。皆様と金沢でお会いできますことを楽しみにしております。

世話人 古家 大祐
金沢医科大学
糖尿病・内分泌内科学