第47回日本小児栄養消化器肝臓学会
第47回日本小児栄養消化器肝臓学会 第47回日本小児栄養消化器肝臓学会

会長挨拶

第47回日本小児栄養消化器肝臓学会 会長
河島尚志
(東京医科大学小児科・思春期学分野 主任教授)


この度、第47回日本小児栄養消化器肝臓学会を令和2年(2020年)10月23日(金)から25日(日)、東京医科大学病院と新宿の京王プラザホテルにて開催致します。本学会をお世話させて頂くこと大変光栄に存じます。日本小児栄養消化器肝臓学会は長い伝統があり本領域の学会で最も大きな学会であります。今回、常日頃から私が思っている「今取り組んでいることが未来に繋がる」という、今を大切にするという気持ちを込めて、学会のテーマは「こどもの未来に繋ぐ」といたしました。

少子高齢化の時代にあって、子どもを取り囲む問題は多様化しており、こういった点も踏まえ小児科医師への啓発になるような学会にしたいと思っております。内容としては、小児の炎症性腸疾患、B型肝炎、ミトコンドリア異常症などの代謝性疾患、その他の小児の本領域におけるトピックの多岐にわたる講演と一般演題を行いたいと思います。一般演題では症例発表の時間を多くとることで、症例から学ぶ姿勢を重点に、さらに薬学や基礎的分野からの知識を吸収できるよう他分野の方のご講演を考えております。一部の専門医のものではなく、国内の共通のものとして捉えられるよう、多くの参加者がdiscussionを行い最新の知識を得られる機会になることを祈っております。

これまで40年にわたる輝かしい業績を上げて来た小児栄養消化器肝臓学会の過去を振り返り、新たな視点でブレークスルーしたいと考えております。多くの皆様に有意義な時間と空間を提供できますよう、現在、鋭意準備を進めております。

最後になりますが、学術集会の運営におきましては、今年度から、法人化として本格的になる学会となります。このため、華美に走らぬようできる限り簡素に開催する所存ですので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

令和2年1月吉日