第46回リザーバー&ポート研究会第46回リザーバー&ポート研究会

当番世話人挨拶

第46回リザーバー&ポート研究会
当番世話人 岩本 英希
久留米大学内科学講座消化器内科部門/岩本内科医院

各位
謹啓

第46回リザーバー&ポート研究会を2022年9月23日 (金)~9月24日 (土)にかけて、久留米シティプラザにて開催させて頂く事になりました当番世話人の岩本英希と申します。この度は、本研究会へご参加頂きまして、心より御礼申し上げます。

本研究会は、日本における動注化学療法の為の動注リザーバーや全身化学療法の為のCVポートの発展を支えてきた研究会です。
近年、様々な薬剤の開発に伴い、技術を要する治療手段よりも、経口や点滴などで比較的誰でも行える治療手段の方が優れているという風潮があります。これらの進歩は非常に素晴らしい事でありますが、一方で医業というのは職人的性質もあって、腕を磨き、技術を発展させる事で、救える命もあると思います。

本研究会は、正にその技術、腕が必要な治療を如何にして発展させるか、そして、それらを安全にできる限り多くの患者に提供していけるかを真剣に考え続けてきた研究会です。

第46回リザーバー&ポート研究会のテーマは“Legacy & Creation”です。これは、[これまで本研究会で積み重ねられてきた貴重な経験、知識、デバイス、技術という遺産(Legacy)を基に、新しいものを創造(Creation)する]という思いからつけたテーマです。

医療は医師だけでなく、看護師、放射線技師、製薬メーカーおよび医療機器メーカーを始め全ての医療従事者の協力があってこそ、最良の結果が得られます。本研究会でも、医師だけでなく多くの医療従事者の方々に積極的に参加頂きまして、良い医療のために熱く議論して頂けますと幸いです。

今回の研究会では、皆様が動注リザーバーやポートを用いた日常診療で直面する疑問を全国のエキスパートの先生に気軽に質問し、そして、問題点をみんなでディスカッションできる活き活きとした会にしたいと思っています。

皆様、ぜひご参加頂きまして、明日の診療に活かして頂きたいと思います。

謹白