当番世話人講演
「リザーバー動注はすごい！」

当番世話人というとても貴重な機会を頂きましたので、せっかくなので話をさせて頂く機会を作らせて貰いました。私自身、癌に対するカテーテル治療に関してたくさんの師匠に導かれて＂今＂に至ります。これまで諸先輩方が育ててきたリザーバー＆ポートをこれからどの様に発展させていくべきか、Legacy（世代を通じて受け継ぐべきもの）＆ Creation（創造）という本会のテーマで考えていきたいと思います。

特別講演1
「創造性とは」「カリスマ性・リーダーシップとは」

田中利洋先生は、カテーテル治療に関わるデバイス開発を精力的に取り組み続けておられます。荒井保明先生は、日本の動注化学療法を始めとするカテーテル治療を牽引し続けて来られました。お二人の先生方が、医師としてどのような考えを持って“ 今” に至るのか拝聴したいと思います。お二人の演題タイトルは当番世話人の依頼によってつけさせて頂いております。

「創造性とは」
『リザーバー動注の新たな展開を目指して取り組んできた治療法・デバイス開発』

「カリスマ性・リーダーシップとは」『雪山の楽しさ』

特別講演2
「肝癌動注事始／情熱とは」

Low dose FP を導入された田中正俊先生、動注化学療法をずっとやり続けて来られた板野哲先生に、医師として何を考え、何を見据え、治療に向かってきたかお話頂きたいと思っています。板野先生がお話しする＂情熱とは＂というタイトルは当番世話人の依頼でつけさせて頂いたタイトルです。

肝癌動注事始

情熱とは

シンポジウム1
肝動注化学療法のエビデンス確立/臨床試験

共催：株式会社ユー・ティー・エム

リザーバー＆ポート研究会から世界に発信できる動注化学療法のエビデンスを作る事を目指し、参加者全員でディスカッション致します。

New FP 療法に関する前向き試験検討

Low dose FP と全身薬物療法の併用療法の新規第3 相試験の立案〜 SILIUS 試験の結果を踏まえて〜

シンポジウム2
CVポート　エキスパートはなぜそれを使ってる？/改善点は？

各社CV ポートがありますが、年間数百例留置されているエキスパートの先生方に、自分たちが使うCV ポートの良さについて教えて頂きます。

CVポート（Power Port）のデバイスバリエーションとその利点

DewX Eternaについて

P-UセルサイトポートMS

強くしなやかなOrphis CV Kit® Neo：カテ損傷ゼロの実力

スイーツセミナー
教えて偉い人！

本セッションは、新しい試みで、全員参加型の企画です。久留米の地元の美味しいスイーツと飲み物を堪能して頂きながら、若手や中堅の医師、そして企業の方々に日頃抱えている疑問をエキスパートの先生に気軽にプレゼンしてもらい、熱いディスカッションをして頂きたいと思います。
※ コロナ禍でありますので、ご発言される際はマスクをして、スイーツを食べる際は黙食を徹底いただく事をお願いしたいと思います。

その他、発表予定あり。

RS Rising Star Session
輝け！期待の星

本セッションは、年齢を問わず、気合の入った、活き活き輝いている先生方に現在のご研究を発表頂くセッションです。たくさんのご質問、討論でみんなで盛り上げていきましょう。

RS-1　『 切除不能大腸癌患者に対する Bevacizumab治療症例での皮下埋め込み型中心静脈カテーテル用ポート留置術後の合併症の検討』

RS-2　『 胃癌肝転移に対する肝動注PCF 療法の有効性』

RS-3　『 当院における高度脈管侵襲陽性肝細胞癌に対する体幹部定位放射線治療を併用した肝動注化学療法の治療成績』

RS-4　『 進行肝細胞癌に対する New FP 療法における肝機能への影響：サスペンションとエマルションの比較』

RS-5　『 切除不能な局所進行肝細胞癌に対する肝動注化学療法を用いた Conversion 後肝切除の治療成績』

RS-6　『 BCLC stage B肝細胞癌における Lenvatinib/TACE、Lenvatinib/HAIC の使い分け』

RS-7　『 肝細胞癌に対する肝動注化学療法（New FP 療法）はアテゾリズマブ・ベバシズマブ併用療法の前治療として有用である』

RS-8　『 アテゾリズマブ＋ベバシツマブGTOコホートからみた動注化学療法の適応 ─いつの時代も＂最後の砦＂を守るのは動注！─』

ランチョンセミナー1
ガイドラインと職人性／来し方を振り返る

共催：中外製薬株式会社

建石良介先生は、肝癌ガイドラインの作製を行っている中心的な先生のお一人です。一方で、肝癌の経皮的治療を行い続けている職人でもあられます。ガイドラインと職人性という相反するテーマをどう共存させるべきかお聴きしたいと思い、ご依頼させて頂きました。工藤正俊先生は、日本の肝癌診療を世界に表現し、牽引され続けている先生です。その様な先生が、医師として何を思い、今に至るのか、どうしても聞きたくてご依頼させて頂きました。

MasteryとStandardization

肝細胞癌に対する分子標的薬・免疫療法ならびに新規治療法の開発

ランチョンセミナー2
これからの肝疾患・肝癌治療を考える

共催：エーザイ株式会社

川口巧先生は、今年、久留米大学消化器内科の主任教授になられた肝疾患に関連する栄養・代謝では日本を代表される先生で、私が尊敬する先生の一人で、ぜひ、皆様にもお話を聞いて頂きたくご依頼致しました。池田公史先生には、肝癌における動注化学療法をどのようにすれば世界に通用するものになるのか、日本を代表するプロフェッショナルのご意見を頂きたくご講演を依頼させて頂きました。

肝臓学を友と愉しむ：MAFLD/HCC のチーム医療

肝動注化学療法が世界で認められるためには

ランチョンセミナー3
CVポートにおける血流感染の実態と今後の展望

共催：カーディナルヘルス株式会社

CV ポートカテーテルの感染をいかに減らすかというのは、非常に大きな課題です。エキスパートの先生にお話頂きます。

CVポートにおける血流感染の実態と今後の展望

イブニングセミナー
System-i/ReMAPについてもっと知ろう

共催：東レ株式会社／東レ・メディカル株式会社

板野哲先生が開発されたSystem-i が田中利洋先生及び東レ・メディカル株式会社によってReMAP という形で、全国、どの先生にも使えるようになります。新しいデバイスを学び、可能性をみんなで拡げて頂きたいと思います。

久留米中央病院バージョンのReMAP留置手法とその用い方 ーSystem-i からReMAP へー

System-i新規導入における障壁と対策、新規デバイス登場による今後の展望

ReMAPの開発と初期臨床経験

共催セミナー1
New FP療法についてもっと知ろう

共催：株式会社パイオラックスメディカルデバイス

肝動注化学療法のレジメの一つNew FP 療法は、非常に良好な成績を肝癌において示しておりますが、導入したくても敷居が高くて導入できないという声をよく聞きます。New FP 療法の治療におけるコツ、安全面におけるコツ、新規導入の行程を3 名のプロフェッショナルにお話頂こうと思います。

進行肝細胞癌を治癒へ導くためのNew FP の工夫

New FP が適切な臨床像

New FP の導入経緯と定着 ー実際の経験からー

共催セミナー2
中心静脈関連IVRの合併症と対策、およびCVポート管理への看護師教育と患者指導

共催：株式会社メディコン

小金丸雅道先生は、私が久留米大学の医学部生の頃から長身・イケメンで、カッコいい憧れの先生です。そして、カテーテルを用いた治療のエキスパートの先生でもいらっしゃいます。橋本香代子先生は、久留米大学病院の看護部の先生で、外来化学療法から教育指導まで造詣が深い先生でおられます。この様な機会にぜひ、お話頂きたいお二人でしたのでご依頼させて頂きました。

中心静脈関連 IVR の合併症と対策

CV ポート管理の看護師教育と患者指導

共催シンポジウム
CV ポート　ワーキンググループ：リザーバー研究会で作ろうCV ポートのエビデンス　～研究会から世界へ向けて～

共催：テルモ株式会社

CV ポートワーキンググループでは、CV ポートに関連する全国規模の前向き試験を計画しています。その全容について、お話頂く予定です。

１． 代表世話人から

２． これまでの流れ

３． 研究計画

４． ワーキンググループメンバーによる討論・会場からの質疑応答

共催シンポジウム
肝動注リザーバー療法に関するガイドライン」の今後と展望

共催：日本化薬株式会社

肝動注リザーバー療法に関するガイドライン

肝動注リザーバー療法の国際的認知度を高めるためにーガイドライン英文化の報告 と今後の課題ー

CVポート講習会

共催：ＳＢカワスミ株式会社／カーディナルヘルス株式会社／テルモ株式会社／東レ・メディカル株式会社／株式会社メディコン（50音順）

本講習会では、CV ポートの留置から管理、看護に関してエキスパートの先生方にお話頂きます。質問コーナーや実際にポートや針などを触って頂いて、CV ポートについてより理解を深めて頂く機会になればと思います。

留置法の実際

留置時の看護

いまさら聞けない、でも今なら聞けるポートの Q&A　〜聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥〜

一般演題1
肝動注（肝細胞癌）

O1-1　『 Child-Pugh Bの患者に対するmodified-FP肝動注化学療法の有効性と安全性の検討』

O1-2　『 肝機能良好な切除不能肝細胞癌に対する肝動注化学療法 New FP とソラフェニブの治療効果比較』

O1-3　『 肝機能良好な高度門脈腫瘍栓を伴う肝細胞癌に対する肝動注化学療法 New FP とソラフェニブの治療効果比較』

O1-4　『 肝機能不良肝細胞癌症例における肝動注化学療法の治療成績 〜ワンチャン狙う肝動注〜』

O1-5　『 Atezo+Bev が効かない ! 大丈夫、New FPがありますよ。』

O1-6　『 肝動脈に留置した ReMAP の初期経験：留置方法および適応の検討』

一般演題2
CVポート

O2-1　『 体位変換にて不整脈症状を伴い、カテーテル先端が右房内へ移動した CV ポートの一例』

O2-2　『 断裂した CV ポートカテーテルをスネアカテーテルを用いて回収し得た 2症例』

O2-3　『 長期間留置された皮下埋め込み型中心静脈ポート抜去時に判明したカテーテル破損 の３例』

O2-4　『 臥位保持困難例に対するCV ポート留置の経験』

O2-5　『 CVポート挿入後の FDG-PET/CT における異常集積の検討』

O2-6　『 上腕CV ポート留置後の感染による早期抜去のリスクに関する検討』

一般演題3
動注、その他

O3-1　『 膵癌PD術後の補助化学療法としての脾動脈コイル法を用いた肝動注リザーバー療法』

O3-2　『 全身薬物療法不応後の大腸癌肝転移に対して肝動注化学療法：がん専門病院での取り組み』

O3-3　『 動注リザーバー抜去についての検討』

O3-4　『 リザーバー留置後に胃よりカテーテルの逸脱を認めた一例』

O3-5　『 血管内異物除去鉗子（vascular retrieval forceps）を用いた肝動注リザーバーカテーテルやCV カテーテルの先端位置調整』

O3-6　『 2021 年に当科で経験した、腹腔—静脈シャント術（Denver shunt）の8 例の検討』

一般演題4
看護、その他

O4-1　『 当院における system-i動注関連処置の一部タスクシフトについて』

O4-2　『 繰り返す CV ポート感染のため PICCにより HPN を継続し得た短腸症候群の 1 例』

O4-3　『 中心静脈アクセスポート留置術に対する術前抗生剤投与の意義』

O4-4　『 CV ポートの統一した管理 〜看護師の統一した管理を目指して〜』

O4-5　『 放射線防護板による術者被ばく低減効果に関する検討』

一般演題5
症例報告（動注）

O5-1　『 TACE および分子標的治療薬に不応の進行肝細胞癌に対して Lenvatinib と New FP療法を併用し病勢制御が得られた1 例』

O5-2　『 簡易リザーバーを用いて NFP 療法施行後にアテゾリズマブ＋ベバシズマブ併用療法を導入した高度脈管侵襲を伴う肝細胞癌症例の検討』

O5-3　『 TACE 不応にて atezorizumab ＋ bevacizumab 併用療法、lenvatinib 療法に不応のstage Ⅳ -A 肝細胞癌に対してNew FP 療法が奏効した1 例』

O5-4　『 全身化学療法不応の総胆管浸潤を伴う進行肝細胞癌に対し、NewFP 療法を用いてラジオ波焼灼療法によるconversion に成功した1 症例』

O5-5　『 AP シャントを有する肝細胞癌に対して System-i によるバルーン閉塞下 TACE と5-FU 持続動注を反復しシャント消失と腫瘍制御を得た1 例』

O5-6　『 Atezorizumab＋Bevacizumab併用療法後に急速増大したVP4巨大肝細胞癌に対してTACE、New FP 併用療法で病勢制御が得られた1 例』

一般演題6
動注関連（転移性腫瘍全般）

O6-1　『 進行悪性腫瘍に対する間欠的経動脈治療のための大動脈留置型特殊リザーバーシステム、システムI-6 の新規導入に関する検証』

O6-2　『 切除不能大腸癌肝転移に対する全身化学療法無効後の肝動注 FOLFOX,FOLFIRI 療法の有効性』

O6-3　『 肝内胆管癌に対するリピオドールを併用した肝動注化学療法（New FP 療法）の治療成績』

開会式

表彰式／閉会式