放射線白内障・皮膚障害調査企画について
世界的に医療従事者の被ばくへの関心が高まっています。とくに職業被ばくによる白内障が注目されており、本邦でも令和3年4月の法改正によって水晶体等価線量限度が引き下げられました。また、整形外科医の手指の皮膚障害についても、これまで以上に強い関心が寄せられています。
現在「医療従事者の白内障と皮膚障害に関する研究プロジェクト(量研機構・金沢医大・産業医大・東北大学・京都大学・徳島大学)」が行われております。
その一環として、第32回日本腰痛学会では特別企画として「放射線白内障・皮膚障害調査」を実施いたします。検診内容は、水晶体混濁検査・眼屈折検査・視力検査・眼圧検査・眼底検査・手指皮膚検査で、被ばくに関連する問診を含めて所用時間は60分程度を予定しております。調査期間中は、医師・看護師・診療放射線技師・出展企業関係者など、職種や被ばく履歴にかかわらず、全ての学会関係者を対象に無料で調査を実施しておりますので、ご自身の眼の健康管理のためにも是非ご利用ください。
(ご注意) 眼科医の診察の後に散瞳薬を点眼します。多少の見づらさがしばらく続きますが、学会発表や座長などは普通にできます。ただし、自動車の運転はお控えください。