会長挨拶

第32回日本腰痛学会の開催にあたって

第32回日本腰痛学会 会長 大鳥精司
一般社団法人 日本腰痛学会 理事長
千葉大学大学院医学研究院 整形外科学 教授

このたび第32回日本腰痛学会を開催させて頂くことになりました。

会期は2024年10月25日(金)~26日(土)、千葉 幕張メッセ 国際会議場での開催を予定しております。このような歴史ある、また最先端の基礎、臨床研究を扱う本学会の会長を拝命し、大変光栄でございます。また身が引き締まる思いであります。

本会の目的は、腰痛並びにこれに関連する諸問題に関する学際的研究の進歩と発展及び知識の普及を図ることにより、人類の健康の増進に寄与することを目的としております。

テーマは“前へ-腰痛治療最先端”としております。中学・高校とラグビー部の主将をしていた私にとり、名門、明治大学ラグビー部は憧れの存在であり、67年間、明治大学のラグビー部の監督であった故・北島忠治先生の教えであります。ボールを持ったら躊躇するな。自分の判断に従え。逃げたりためらったりしなければ失敗しても構わない。それらが「前へ」を支える大原則となっています。

恐らく、この大原則は、決してラグビーだけのものではないと思っております。現在、世界を取りまく多くの腰痛研究、臨床試験などは、多職種の人々により遂行され、飛躍的な発展を遂げております。しかしながら、一つ一つの事例や形態をじっくり見て、間違ってもいいから邁進するような個々の研究が、やがて今まで判っていなかった大発見に繋がると思っております。

特別講演には衆議院議員の高市早苗先生をお招きいたしました。また各種、教育研修講演、シンポジウム、主題、一般演題、スポンサードセミナーを予定しております。多くの参加者に裨益ある会にしたく思っております。ポストコロナということもあり、現地開催を考えております。全員懇親会も企画したく、そして、皆様と直接お目にかかることを願いながら、今後の腰痛機序の解明、治療の発展を目指し、本学会に多くの皆様がご参加いただけるよう準備して参ります。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。