患者・市民参画プログラム
BC-PAP
開催概要
学術総会テーマ
次世代に繋ぐ乳癌診療 ―それぞれの役割―
Connecting to Future Generations of Breast Cancer Treatment and Clinical Study: We All Have a Role
会長挨拶
患者・市民参画プログラム参加の皆様へ
この度、第30回日本乳癌学会学術総会をパシフィコ横浜ノースにて開催させていただきます。第30回という記念すべき会であり、いろいろな新しい企画を盛り込んでいます。その一つが今回の企画BC-PAP (Breast Cancer Patients and Advocates Program)で、患者さん代表の方と乳癌学会の先生方が共同でこの1年間しっかり準備していただきました。乳癌学会では今までも患者向けセッションを開催してまいりましたが、今回は患者さん代表の方が中心となって内容を選定いただきましたので、患者さんの視点に立った内容ではないでしょうか。BC-PAPでは、乳癌の最新の薬物療法やパネル検査が取り上げられる予定です。さらに、皆様が自由に集えるラウンジも開設いたします。
準備に携わっていただいた方々の思いが詰まった企画となっています。コロナ禍により直接対面する機会はすっかり減りました。今後状況がどうなるかわかりませんが、ぜひ横浜の会場にお越しいただき、“なま”で聴講すると同時に、皆様方の交流を深めていただければと思います。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
第30回日本乳癌学会学術総会 会長 三好康雄
プログラムの目的
日本乳癌学会学術集会 患者・市民参画プログラム、通称「BC-PAP(ビーシー・パップ:Breast Cancer Patients and Advocates Program)」は、乳がんの体験者やご家族など一般の方々を対象に、乳がんに関する最新の情報を提供し、さらに患者・家族・市民と医療者が乳がん診療の課題について議論しつつ交流を図る場となるよう企画しました。なかでもBC-PAPセッションは、ご自身の学びはもちろんのこと、ほかの患者さんへの支援活動に役立てること、より良い乳がん医療の実現につなげていくことを目的としたプログラムです。
本プログラムの実施が、一人でも多くの乳がん患者さん、ご家族の学びや、日ごろの患者支援活動への一助となることを願っています。
BC-PAPセッション開催日および会場
開催日 |
2022年7月1日(金)(学術総会 第2日目) |
会場 |
パシフィコ横浜ノース第4会場(G314・G315)、第5会場(中継会場、G318・G319) |
参加を希望される方は、現地での参加、もしくはWEB(オンライン)での聴講、いずれかの参加形態を選べます。
学術総会のBC-PAP以外の医療者向けプログラム(以下、「本大会」)についても聴講可能です(企業共催セミナーなど一部聴講不可なものもあり)。
詳しくは後述の「参加を希望される方へ」をご覧ください。
ただし、現地での参加は、新型コロナウィルス感染症拡大防止対策として人数の制限などを伴う場合があります。また、今後の新型コロナウィルス感染症拡大の状況によって開催方法が変更になる可能性もありますので、ご了承願います。
開催方法は、5月末に決定されます。6月上旬にHPに掲載すると同時に、参加者全員にメール配信をさせていただきます。メールの受信設定によっては届かない場合もありますので(特にフリーアドレス)、必ず、6月上旬にホームページのお知らせを各自ご確認ください。
プログラム
1)BC-PAPラウンジ:プログラム参加者の交流&休憩スペース
3日間にわたる学術総会開催期間中、交流を兼ねた休憩所として、ラウンジを設置します。
期間 |
2022年6月30日(木)~7月2日(土) |
場所 |
パシフィコ横浜ノース G411 |
企画 |
みんなの資料スペース |
資料の展示配布規定
- 資料は1団体につき1個口。大きさはA4サイズまで、種類は3種類まで、部数は合計250部を目安として、ゆうパックもしくはヤマト運輸で事前に送付していただきます。
- ラウンジでは長机などの上に地域ごとに並べて展示、訪れた方にご自由にお持ちいただきます。
- 設置場所の指定はできませんので、ご了承ください。BC-PAP運営側で決めさせていただきます。
- 資料は患者会や患者支援団体に関するものとします。
- 物品やサービスの販売・斡旋は不可とします。
- 内容に不適切なものがあるとBC-PAP運営側で判断した場合は、展示できない場合もあります。
- 学術総会終了後、残った資料の返送はできません。こちらで廃棄処分させていただきますのでご了承ください。
※上記の資料は6月29日(水)午前着で、以下の住所あてにお願いいたします(送料はご負担ください)。
※備考欄に「患者団体名+PAP展示資料」と必ず明記してください。
※29日午前以外に届いたもの(例28日夕方など)については、お引き受けできない可能性がありますので「お届け日時指定」で発送をお願いいたします。
展示資料送付先
〒220-0012 横浜市西区みなとみらい1-1-2
パシフィコ横浜ノース2階G219 運営本部 宛
TEL:045-221-2155
ラウンジは休憩にご利用いただくことも念頭に置いていますが、コロナウイルス感染症拡大防止のため、飲食について何らかの制限をお願いすることも考えられます。係の指示に従ってください。
2) BC-PAPセッション
開催日 |
2022年7月1日(金)(学術総会 第2日目) |
場所 |
第4会場(G314・G315)、第5会場(中継会場、G318・G319) |
いずれのセッションも、学術総会終了後(7月中旬~8月末を予定)、オンデマンド配信されます。ただし一部編集を加えての配信になります。あらかじめご了承ください。
①「ガイドラインの読み解き方」9:00~10:30(90分)
乳癌診療ガイドラインをはじめとする各種ガイドラインを読むときのポイント、コツを学びます。また、今年の乳癌診療ガイドラインの改訂についても解説していただきます。
◆ 座長 | : | 千島 隆司 | (横浜労災病院 乳腺外科) |
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桜井 なおみ | (キャンサーソリューションズ株式会社、一般社団法人CSRプロジェクト) | ||
◆ 講師 | : | 北野 敦子 | (聖路加国際病院 腫瘍内科) |
徳永 えり子 | (国立病院機構 九州がんセンター) |
②「乳がんホットトピックス:薬物治療の最前線」10:40~12:10(90分)
次々に新薬が登場して複雑化している乳がん薬物治療。その最前線について、サブタイプ別の全体像に加え、乳がんの免疫療法、がんゲノム医療について、分かりやすく解説していただきます。
◆ 座長 | : | 柏葉 匡寛 | (医療法人財団 足立乳腺クリニック) |
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岩澤 玉青 | (リンパ浮腫ネットワークジャパン(リンネット)代表/聖マリアンナ医科大学病院 乳がん体験者の会「マリアリボン」共同代表) | ||
寺田 真由美 | (一般社団法人 日本癌医療翻訳アソシエイツ) |
◆ テーマ1 | : | 乳癌薬物療法の最新トピックス | |
---|---|---|---|
◆ 講師 | : | 尾崎 由記範 | (がん研究会有明病院 乳腺センター) |
◆ テーマ2 | : | 免疫療法(乳がん治療における免疫療法について) | |
◆ 講師 | : | 北野 滋久 | (がん研有明病院 先端医療開発センター) |
◆ テーマ3 | : | がんゲノム医療(乳がん診療における遺伝子検査、コンパニオン診断~がん遺伝子パネル検査について) | |
◆ 講師 | : | 下井 辰徳 | (国立がん研究センター中央病院) |
③「乳がんトークセッション」15:20~16:50(90分)
「乳がんの診断と治療」「乳がんサバイバーシップ」「乳がんスペシャルトーク」の3つのテーマにおけるトピックスやホットな話題をそれぞれの分野のスペシャリストによるミニレクチャーを受けて、治療や暮らしにおける悩みや不安など患者の視点も交えたパネルディスカッションを行います。
◆ 座長 | : | 谷野 裕一 | (和歌山県立医科大学附属病院 臨床研究センター) |
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海瀬 博史 | (東京医科大学茨城医療センター) | ||
◆ パネリスト | : | 野田 真由美 | (NPO法人 支えあう会「α」 副理事長) |
岩澤 玉青 | (リンパ浮腫ネットワークジャパン(リンネット)代表/聖マリアンナ医科大学病院 乳がん体験者の会「マリアリボン」共同代表) | ||
山崎多賀子 | (NPO法人キャンサーリボンズ) | ||
◆ テーマ1 | : | 乳がんの診断と治療――HBOC・遺伝について(仮) | |
講師 | : | 坂東 裕子 | (筑波大学医学医療系) |
◆ テーマ2 | : | 乳がんサバイバーシップ ―― リンパ浮腫 | |
講師 | : | 津川 浩一郎 | (聖マリアンナ医科大学) |
◆ テーマ3 | : | 乳がんスペシャルトーク ―― 乳がん検診とブレスト・アウェアネス | |
講師 | : | 坂 佳奈子 | (公益財団法人 東京都予防医学協会) |
3)乳がん基礎講座
乳がん患者さん、ご家族、市民の方を対象に、乳がん診療の基礎を各分野の専門医が分かりやすく解説した講座(スライド、一部音声あり)を日本乳癌学会のウェブサイトにて公開しています。学会へご参加されるにあたり、理解を深めるための知識の一助として、ぜひご活用ください。
乳がん診療の解説講座はこちらから→https://www.jbcs.gr.jp/modules/citizens/index.php?content_id=9
参加を希望される方へ
参加コース
以下の参加基準を満たし、注意事項を遵守していただける方は、下記の「A」~「E」、いずれかのコースでご参加いただけます。
いずれも事前申込みが必要で(5月31日(火) 6月6日(月)9:00まで受付)、一部、参加可能人数に制限があります。
「本大会」とは、BC-PAP以外の学術総会の医療者向けプログラムのことです。「B」「D」「E」コースで本大会にも参加される場合、企業共催セミナーへの参加視聴や企業展示会場への立ち入りはできません。
BC-PAPのみ参加 | BC-PAP+本大会に参加 | 本大会のみ参加 | |
---|---|---|---|
WEBのみ参加 | A 無料 | B 5,000円 | |
現地参加 学会終了後、オンデマンドの聴講も可能 |
C 1,000円 ※ | D 5,000円 ※ | E 5,000円 |
※C+Dで定員150名、C、Dのみ7月1日のお弁当支給あり
Aコース
WEBにて、BC-PAPプログラムのみ視聴可能、参加費は無料。
Bコース
WEBにて、BC-PAPプログラムに加えて本大会を視聴可能、参加費は5,000円。
Cコース
現地参加にて、BC-PAPプログラムのみ参加可能、参加費は1,000円。Cコースの参加費は、当日、現地受付にてお支払いいただきます。
※Dコースと合わせて上限150人の定員があります(先着順)。7月1日の昼のお弁当が支給されます。学会終了後も、BC-PAPプログラムのオンデマンド聴講が可能です。
※万一、新型コロナウィルス感染症拡大のため、BC-PAPがすべてオンライン開催となった場合、Cコースの参加費は無料となります(開催形式は5月末に決定予定です)。
Dコース
現地にて、BC-PAPプログラムへの参加と本大会聴講が可能、参加費は5,000円。
※Cコースと合わせて上限150人の定員があります(先着順)。7月1日の昼のお弁当が支給されます。学会終了後も、BC-PAPプログラムと本大会のオンデマンド聴講が可能です。
Eコース
現地では本大会のみ聴講可能、参加費は5,000円。BC-PAPラウンジは利用できますが、BC-PAPセッション1~3は現地会場にお席を用意できないため参加できません。また、7月1日の昼のお弁当の支給はありません。企業共催プログラムにも参加できませんので、ご自身で購入・準備するなどお願いします。学会終了後にBC-PAPプログラムと本大会のオンデマンド聴講が可能です。
参加基準
BC-PAPプログラムは、プログラムの趣旨と目的を理解した上で、参加基準を満たし、注意事項を遵守していただける患者・家族・市民の皆さんに参加を限らせていただきます。プログラムの趣旨と目的、参加基準ならびに注意事項をよくご確認のうえお申込みください。
参加基準
- 医療機関、ヘルスケア関係企業、メディア、広告代理店等に勤務し主たる収入を得ていないこと
※職業のための情報収集などを目的とした方は対象外です。
※本プログラムは『ご自身の学びはもちろんのこと、ほかの患者さんへの支援活動に役立てること』を目的とした非営利活動になります。商業利用を目的とされる方は、非会員・一般としてお申込みをされるか、もしくは、学会のプレス枠を通じてご参加願います。 ただし当該の職業でも、乳がん罹患者で、日ごろの患者支援活動に還元されることや、ご自身の病気について学ぶことを目的とし、参加基準、注意事項を遵守していただける場合は参加が可能です。申し込み時の参加動機にその旨をご記入ください(審査があります) - オンラインにご自身で接続し、受信できる環境を整えられること
- 参加にあたって事務局やセッションの座長の指示に従うとともに、進行を妨げるような言動をしないこと
- 学術総会本大会に参加する場合には、登壇者に対して質問しないこと
- 発表スライドを写真撮影したり、スクリーンショットを撮ったり、録画録音したり、SNSなどへ投稿したりしないこと
- 企業共催セミナーへの参加、企業展示会場への入場は行わないこと
- 特定の医療機関・医師を推奨したり、助成を受けたりしていないこと
- 承認・未承認にかかわらず、特定の治療法を支持・推奨していないこと
- 特定の健康食品・健康器具等を推奨・販売していないこと
- 特定の政治団体・宗教等を推奨していないこと
- 反社会勢力との関わりがないこと
※上記の項目は、個人の信教の自由、及び政治活動の自由を妨げるものではありません。
※参加基準を満たしているかどうか等、ご質問がある場合は、下記の問い合わせ先にメールにてお尋ねください。
【重要】上記基準に違反していると分かった方は、参加手続き完了後であっても参加をお断りする場合があります。その場合、すでにお支払いいただいた参加費については返金しかねますので、あらかじめご了承ください。なお悪質な場合、次回以降の参加もご遠慮いただく可能性があります。
参加申込の方法
申込期間 2022年5月13日(金)正午 ~ | |
申込を締め切りました。 |
以下の参加申込フォーム入口から必要事項を入力のうえお申込みください。
- 動機を100~250文字以内でご入力いただきます。
このプログラムに参加して学んでみたいと思った理由や、どんなことを学びたいかといった目的をお書きください。
事前に文章をご用意いただき文字数を確認の上、参加申込フォームへ入力してください。 - 本大会にも参加されるBコース、Dコース、Eコースの方は、参加申込フォームへの入力に続いて、参加費5,000円をクレジットカードでお支払いいただきます。
- BC-PAPのみ参加されるAコース(無料)とCコース(現地にて1,000円支払い)の方は、参加申込時のお支払いはありません。
- カード利用明細には「第30回日本乳癌学会学術総会」と表示されます。
- 原則として、参加申込後のキャンセル、返金には応じられませんのでご了承ください。
参加申込フォーム入口
参加されるコースによって該当するボタンをお選びください。
申込受付と参加費決済終了後、参加に関するご案内のメールをお送りします。「sendonly-kazasdake@convention.co.jp」からのメールが受信できるように必ず設定をお願いします。
メールが届かない場合は迷惑メールフォルダ等へ振り分けられていないかご確認ください。
登録後12時間経過しても連絡が届かない場合は、30jbcs@reg-convention.comへお問い合わせください。
登録情報の変更、領収書の発行について
登録情報の変更、視聴パスワードの再発行、領収書の発行は、下記の「サービスカウンター」からお願いいたします。
お申込みコースの「サービスカウンター」をお選びください。
運営・お問い合わせ先
運営
日本乳癌学会総務委員会・BC-PAPワーキンググループ
委員長 | 谷野 裕一 |
委員 | 海瀬 博史、柏葉 匡寛、千島 隆司 |
患者委員 | 岩澤 玉青、桜井 なおみ、寺田真由美、野田真由美、山崎多賀子 |
総会本部連絡委員 | 永橋 昌幸 |
総会企画委員連絡委員 | 北野 敦子 |
※上記委員への個別の問い合わせはお断りいたします。不明点については下記問い合わせ先にお尋ねください。
お問い合わせ先
第30回日本乳癌学会学術総会全般のお問い合わせ
30jbcs@convention.co.jp
参加登録に関するお問い合わせ(参加登録の自動返信メール、クレジット決済など)
オンライン登録サポートデスク(平日10時~17時)
30jbcs@reg-convention.com
※お問い合わせの際はお名前、ご所属団体名等を明記してください。
「BC-PAP参加者オンライン交流会」のお知らせ
交流会の目的
学術総会BC-PAPへご参加の皆さんと交流を深め、意見交換を行うために交流会を開催します。 交流会はオンライン会議システムzoomを用いてオンラインで行います。参加費は無料です。
ご興味のある方(患者会、個人は問いません)、ぜひご参加ください。
※こちらは有志の実行委員による企画で、日本乳癌学会の公式プログラムではありません。
開催内容
日時 |
2022年7月1日(金)(学術総会第2日目) 19:30~21:00 |
主催 |
乳癌学会「BC-PAP参加者オンライン交流会」実行委員会 |
実行委員 |
岩澤玉青、桜井なおみ、寺田真由美、野田真由美、山崎多賀子 |
対象者 |
BC-PAP参加者、ならびに乳癌学会参加の医療従事者 |
定員 |
BC-PAP参加者:先着50名 医療従事者:先着50名 |
タイムテーブル
19:30~19:40 | 10分 | はじめの挨拶、趣旨説明 BC-PAP患者委員自己紹介 |
---|---|---|
19:40~20:15 | 35分 | BC-PAPセッション1~3の振り返り 参加人数によって、1つのルームで、あるいはルームを分けて意見交換します |
20:15~20:50 | 35分 | ・おしゃべりルーム(日ごろのことをなんでも自由に) ・ネットワークルーム(患者会同士、患者同士の横の連携などについて話したい人の部屋) お部屋を分けて交流します (詳細内容は参加人数によって変わる可能性があります) |
20:50~21:00 | 10分 | おわりの挨拶 |
申込方法
参加ご希望の方は、6月29日までに、以下の申込フォームから、お申込みください。
お申込みを締め切りました。多くのお申込みをありがとうございました。
※医療従事者の方で、交流会に参加希望の方はこちらからお申込みください。