日本ペインクリニック学会第57回学術集会の会長を拝命しました平川でございます。この伝統ある学術集会の会長に推薦いただき大変光栄に感じております。会長に拝命して、COVID-19の感染拡大などで、学会もオンラインやハイブリッドなどの開催方式が主流でした。しかし、最近は対面での開催形式も増えてまいりました。また、5月から5類感染症になりましたので、本学術集会はコロナ以前の開催方式である現地開催のみで行います。3大会ぶりになります。しかしながら、まだ感染対策には十分に配慮する予定です。是非、皆様には佐賀においでいただき、会場での活発な討論をしていただきたいと考えております。今回の学術集会のテーマは「痛みと向き合う~QOLの向上を目指して~」といたしました。私たち医療者は真摯に患者の痛みに向き合う必要があります。その手段としては様々な方面から対処していかなければなりません。また、基礎研究の面からも研究者は痛みと向き合い、研究を進めていきます。そして、患者自身も自分の痛みと向き合うことが必要です。このような観点から、痛みと向き合うための様々な分野のご高名な先生方に特別講演、招待講演、招請講演などのご講演をしていただき、痛みと向き合うための様々な治療や研究などについてシンポジウムやパネルディスカッション、ProsConsなどは対面にて活発にご討論していただきたいと考えております。また、若い先生方には、皆さんの前で発表して、質問を受ける機会というのがこれまで少なかったと思います。是非、そのような機会を大事にしていただきたいと思います。
佐賀で日本ペインクリニック学会を開催するのは30年ぶりになります。本大会では懇親会も行う予定です。是非、皆様に佐賀に来ていただき、学会で有意義な時間を過していただくと同時に佐賀の美食と美酒をお楽しみいただければと祈念しております。
多数の先生方のご参加をお待ちしております。