第31回日本創傷・オストミー・失禁管理学会学術集会│JWOCM31第31回日本創傷・オストミー・失禁管理学会学術集会│JWOCM31

会長賞・優秀演題賞

会長賞

「30年間自宅に引きこもっていた下腿潰瘍患者が単独受診行動が可能となり改善した1例」

鈴木由加(千葉県循環器病センター看護局)

受賞者の声

第31回日本創傷・オストミー・失禁管理学会学術集会では、興味深い内容が盛りだくさんでたくさんの学びをさせていただきました。ありがとうございました。
限られた時間の発表で、創傷自体の治癒過程に係る科学的な部分を出していないため未消化な気持ちでしたがこのような賞をいただき身に余る思いです。
自施設で多くのスタッフが対象に寄り添い、その人の力を引き出しながら創傷治癒促進にむけたケアについていただけたものですので、さっそく伝えたいと思います。
末筆になりますが、本当にありがとうございました。
気持ち新たに看護に取り組んでいきたいと思います。

優秀演題賞

「中毒性表皮壊死症(TEN)によるびらんが全身に生じたが多職種で介入し上皮化に至った症例」

近藤玲加(聖路加国際病院看護部)

受賞者の声

優秀演題としてご選出いただき誠に感謝申し上げます。
患者さんの皮膚を良くしたい、治したい、という一心で日々関わった激動の50日間でした。
研究の承諾を得る際にご家族に説明した際「世の中のためになるならぜひ」と快く承諾してくださいました。
1人でも多くの方にこの症例を知っていただければ幸いです。
このたびは本当にありがとうございました。

「排便サポートチーム記録の作成 第1報」

浦田克美(東葛クリニック病院看護部)

受賞者の声

チーム一同、とても嬉しく感じております。
優秀演題賞の受賞で、排便サポートチーム全員のモチベーションが上がりました。
引き続き、チームのビジョンである『自分らしいと思える排便』を支える排便サポートを目指し、精進していく決心をいたしました。
ありがとうございました。

「清拭時における適切な力加減の算出及び泡洗浄料が患者にもたらす価値」

関口祐樹(アルケア株式会社W&N設計開発部)

受賞者の声

この度は第31回日本創傷・オストミー・失禁管理学会学術集会におきまして
優秀賞にご選出いただきありがとうございました。
査読や賞選考を担当していただいた皆様にこの場をお借りして感謝申し上げます。
本研究では、これまで見えなかったものを、見える化すること、
また見える化による価値を分かりやすくお伝えすることを目標にしたものです。
本研究が少しでも看護に携わる方々の気づきになると幸いです。
今回の受賞を励みにして、より多くの人々に影響を与える技術や発見を目指し精進して参りたいと思います。

優秀演題賞 英語セッション(Outstanding English Presentation Award)

「Local low-frequency vibration promotes wound healing of the full-thickness wound in the diabetic rat」

Daijiro Haba(Department of Gerontological Nursing/Wound Care Management, Graduate School of Medicine, The University of Tokyo, Tokyo, Japan)

受賞者の声

I am very honored to receive this prestigious award.
The effects of vibration therapy on promoting wound healing are known, however, it has been difficult to widely generalize it because the wound healing process by vibration and optimal settings for healing is unknown. We discovered optimal vibration settings for promoting the healing of diabetic wounds in this study. I hope to provide innovative wound care using low-frequency vibration through this research in the future. Thank you very much.

(この度はこのような栄誉ある賞を頂き大変光栄に思っています。
振動療法の創傷治癒促進効果はわかっていますが、なぜ糖尿病足潰瘍に効くのかわからず、至適振動条件が不明のため広く一般化することが困難でした。今回の研究で糖尿病性創傷の治癒促進のための至適振動条件を発見したことで、今後この研究を通して、低周波振動を用いた画期的な創傷ケアを提供したいと思っています。誠にありがとうございました。)