会頭挨拶

第47回日本小児皮膚科学会学術大会開催のご挨拶

第47回日本小児皮膚科学会学術大会
会頭 金子 一成
(関西医科大学小児科学講座 教授)

第47回日本小児皮膚科学会学術大会
副会頭 谷崎 英昭
(関西医科大学皮膚科学講座 教授)

謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より格別のご高配を賜りまして厚く御礼申し上げます。

この度、第47回日本小児皮膚科学会・学術大会の会頭を仰せつかり、2023年7月15日(土)~16日(日)の 2日間、大阪国際会議場での開催に向け、鋭意準備を進めております。

小児皮膚科学は新生児期から思春期に生じる皮膚疾患の診断、治療そして予防を扱う学問です。本学会の学術大会は、小児の皮膚疾患の診療と研究を共通基盤とする小児科と皮膚科の先生方が、一堂に会して小児の皮膚疾患の病態と治療について研究発表を行い、議論し、討論を通して情報交換を行い、研鑽を積む場です。第1回大会が1977年に東京で開催されて以来、約半世紀の歴史を有する伝統ある学術大会で、会員数も発足当時の400名から1500名を超えるまでに発展しました。

この度、歴史ある本学会の学術大会を小児科医である私が担当させて頂くにあたり、学術大会のテーマを「小児における腸皮膚相関(Gut-skin axis)」とさせて頂きました。「皮膚は全身の鏡」であること、そして「ヒトの健康における常在細菌叢の重要さ」が近年、明らかにされていることを考え合わせ、「腸内細菌叢の乱れと皮膚疾患の関連」について議論したいと思っています。

もちろん、学術集会には、多くの方々に参加頂きたいと考え、一般演題の他に、上記のテーマと関連した企画以外にも様々な教育講演やシンポジウムを計画しております。

多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。謹白

2023年1月吉日