会長挨拶
第51回日本関節病学会
会 長 仁木久照
(聖マリアンナ医科大学 整形外科学講座 主任教授)
この度、第51回日本関節病学会を2023年(令和5年)7月21日(金)、22日(土)に地下鉄永田町駅から徒歩1分と好アクセスのシェーンバッハ・サボー(砂防会館)にて開催させていただくこととなりました。伝統ある本学会を運営する機会をいただきましたことを大変光栄に存じます。
本学会は、1973年にリウマチ外科研究会として設立され、1981年に日本リウマチ・関節外科学会として学会が発足し、2007年に日本関節病学会と名称を変更いたしました。現在会員数は1000名を超え、関節系のみでなく、脊椎関係のセッションも設けられ、変形性関節症や関節リウマチによる全ての関節病の病態を解明し、外科的治療、内科的治療およびリハビリテーション治療などの進歩と普及に貢献することを目的として活動しております。限定的な領域を扱う専門学会が活況を呈する中、広範な領域を扱う本学会は大変貴重で重要な存在であると認識しております。
第51回大会のメインテーマは「Next50years! シンカを極める -進化,深化,そして真価へ-」とさせていただきました。50回という節目の学会を経て次の50年に向け、新しい時代に対応し未来を先取りした関節病に関する臨床・基礎研究の創出を進化させる、時代が求める関節病治療を深掘りし拡大して深化する、進化と深化を通じ社会における本学会の「真の価値」を創造し、次世代において社会に必要とされる組織になることを極める、という願いを込めました。
これまで本学術集会は秋に開催されていました。しかし、その期間は学会が目白押しで、学会に参加することはなかなか困難で、医師の働き方改革にも逆行します。一人でも多くの会員が参加しやすい時期として、夏休み前の期間に開催することが理事会で決定されました。夏真っ盛りの中での開催となりますので、是非ノーネクタイでご参加ください。第51回本大会では、プログラム内容に工夫を凝らし、参加していただいた会員の皆様に満足していただけるよう努めて参る所存です。是非、第51回日本関節病学会に足をお運びください。