会長挨拶

第 53 回日本 IVR 学会総会 会長
園村 哲郎
(和歌山県立医科大学 放射線医学講座 教授)

この度、第53回日本IVR学会総会を2024年5月23日 (木) ~25日 (土) に和歌山で開催させて頂くことになり、大変うれしく思っています。新型コロナウイルスの影響を考慮し、ハイブリッド開催を予定しています。

今回のテーマは「IVRを創造する:古きをたずねて新しきを拓く」です。古いIVRを本や文献で勉強し、その欠点や問題点を克服した新しいIVRを創造していきたいという想いが込められています。医局員や秘書などからテーマを募集し、投票によってテーマが決められたという経緯があり、このテーマには医局の強い願いが詰まっています。

本学会では特別企画、教育企画、シンポジウム、技術教育セミナー、放射線技師や看護師によるメディカルスタッフセッションなどを予定しています。2024年は日本IVR学会が誕生してから50年目ということで、「日本IVR学会生誕50周年:未来への橋渡し」という特別企画を行います。シンポジウムのテーマとしては、関節炎の血管塞栓術、リンパ系IVR、産科危機的出血、大動脈解離のステントグラフト治療、液体塞栓物質と硬化剤、穿刺ドレナージ、門脈圧亢進症、救急科と放射線科のコラボレーション、基礎研究、IVRにおける診療放射線技師の役割、期待されるInterventionNursingExpert (INE)の役割、タスクシフトなどを考えています。

和歌山には世界遺産の高野山と熊野古道があり、きれいな海、新鮮な魚、みなべ梅、有田みかん、あら川の桃、醤油豚骨味の和歌山ラーメンなどが魅力的です。もしお時間が許すようでしたら、ぜひ和歌山を楽しんで頂きたいと思っています。

魅力的で有意義な学会にするために、みんなで学会の準備を一生懸命に進めて参ります。皆様のご参加を心よりお待ちしています。