この度、第 24 回日本高齢消化器病学会総会を 2022 年 7 月 15 日(金)、16 日(土)の 2 日間にわたって、 からすま京都ホテル(京都市)にて開催させていただくこととなり、現在、当番会長として関係者一同、鋭意 準備を進めております。
すでにご存じかと思いますが、本邦では急速に高齢化が進み、超高齢化あるいは超超高齢化社会となりつつあります。本学会は、高齢者を取り巻く環境を鑑み、高齢者の消化器疾患に特有の問題を取り上げ、これらの問題を討議することによって深化させることを目的に発足いたしました。日本消化器病学会をはじめとするいくつかの消化器に関連する学会がございますが、高齢者に焦点をあて、討論する場は希有であり、本学術集会の特徴となっております。第 24 回学会総会では、特別講演、シンポジウム、一般演題等の多様なセッションを予定しております。今回の学会のシンポジウムでは、65 歳以上ではなく、75 歳以上の高齢者の消化器疾患の治療に焦点を当てたシンポジウムを企画させていただきました。また本学会総会は、2018 年 より「消化器病における性差医学・医療研究会」との合同開催となっております。当番世話人の飯島尋子教授ともご相談し、合同シンポジウム「長寿・性差研究からみえてきた日本人サルコぺニア・フレイルの新知見」 を企画させていただきました。
2020年初旬からの新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、社会活動のあり方が問われている中、本学会も状況を注視しながらではありますが、多数の参加者をお迎えし、多種多様な知識を交換することにより、今後のさらなる当該分野の発展のために努めたく考えております。