第75回日本大腸肛門病学会学術集会 第75回日本大腸肛門病学会学術集会

会長挨拶

第75回日本大腸肛門病学会学術集会
会 長 宮島 伸宜 (聖マリアンナ医科大学東横病院)

この度,第75回日本大腸肛門病学会学術集会の会長を拝命し,2020年11月13日・14日の2日間にわたり学術集会を開催させていただくことになりました。会場は横浜市のパシフィコ横浜ノースで,2020年4月に完成いたします。日本大腸肛門病学会は1940年に「日本直腸肛門病学会」として創設された長い歴史のある学会です。本学会を聖マリアンナ医科大学として開催させていただくのは初めてのことであり本学に取りまして非常な名誉と存じ,会員の皆様方に深く感謝を申し上げます。

今回のテーマは「挑戦と検証:Challenge and Inspection」とさせていただきました。医療の進歩には治療成績の向上のための「挑戦」が必要です。新しい知見,薬剤,検査方法,手術手技など挑戦なくして医学の進歩は望めません。そして,これらの挑戦を科学的手法を用いて「検証」することが欠かせないことだと考えています。臨床や研究の場における「挑戦と検証」をご発表いただいて議論を行うことで医療の一層の発展があるものと信じています。

「挑戦と検証」というテーマのもとで,特別講演,招待講演,シンポジウム,パネルディスカッション,ワークショップ,特別企画,要望演題など多くのプログラムを企画いたしました。また,ISUCRS 2020と一部合同でセッションを組ませていただき,海外の先生方との交流を深めることも企画しています。日本大腸肛門病学会は外科,肛門科,内科,病理,放射線科などの各領域の会員の皆様方が一堂に会し,一つのテーマを掘り下げていくことができる唯一の学会です。第75回日本大腸肛門病学会学術集会が本邦のみならず,海外も含めた大腸肛門病学の発展に寄与する集会となりますよう,全力を尽くす所存でございます。皆様方におかれましては何卒,ご指導・ご支援のほど,心よりお願い申し上げます。