この度、2023年11月10日(金)、 11日（土）の両日に、第50回日本臨床バイオメカニクス学会を、福井大学知能システム工学講座の長宗高樹先生とともに、姫路市で開催させていただきます。本学会は1974年に整形外科バイオメカニクス研究会として始まり、今回は記念すべき第50回となります。この歴史ある学会を担当させて頂くことに深く感謝し、教室員および同門一同、鋭意準備を進めております。

今回の学会テーマは『格物究理　Pursue the truth, identify the principles』とさせて頂きました。「物事を突き詰めて、道理を明らかにすること」という意味になります。従来のバイオメカニクス研究をさらに深く突き詰めるとともに、AI (Artificial Intelligence)、ロボット、IoT (Internet of things) などを活用した最新医療についても議論したいと考えております。海外からの招待講演ではイギリスImperial College LondonのAndrew Amis先生にご講演をお願いしております。

姫路は江戸時代に城下町として整備され、現在の市街地にも城下町の町割りが残る素敵な街です。活発な議論とともに国宝姫路城と姫路ならではの食を是非お楽しみください。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

この度、伝統ある日本臨床バイオメカニクス学会の第50回学術集会を、神戸大学大学院整形外科教室の黒田良祐先生とともに、姫路市で開催させていただきますことを大変光栄に存じております。神戸大学整形外科教室には2004年より3年間、特命助手・特命講師として携わる機会を与えていただき、その後も共同研究を継続させていただいております。臨床バイオメカニクス学会には、それ以来約20年に渡り、参加させていただいております。本学会は医学系・工学系を始めとした臨床・バイオメカニクスに関わる多様な研究者が集まって議論できる貴重な場であります。この形が継続して発展していけるよう、少しでも一助になれるよう努力してまいります。

工学系出身の私としては、普段、臨床の現場に関わる機会の少ない工学系の先生方が少しでも気軽に参加いただけるような雰囲気をご提供できればと考えております。姫路の駅前には、先般、兵庫県立大学が先端医療工学研究所を開所されました。所長の小橋昌司先生には本学会のシンポジウムのご協力を依頼しております。姫路は私が学生時代を過ごした街で、姫路城を中心とした趣のある街並みとなっております。皆様にはぜひ姫路の町を含めて、本学会を楽しんでいただければと思っております。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。