第146回中部日本整形外科災害外科学会・学術集会

会長挨拶

第146回中部日本整形外科災害外科学会・学術集会
会長 西良 浩一
徳島大学大学院医歯薬学研究部 運動機能外科学(整形外科) 教授

この度、第146回中部日本整形外科災害外科学会・学術集会を2026年4月3日(金)・4日(土)の日程で、アスティとくしま(徳島県)にて開催させて頂くこととなりました。

今回の学会テーマはV.S.O.P.としました。VSOPと言ってもお酒ではありません。一流の整形外科医になるための心構えがVSOPなのです。若い20代は我武者羅にがんばりvitalityで乗り切る、いわゆるgeneralist修得の時代です。Specialtyの30代は、専門領域を決めてその道を究める年代です。教科書を読みながら技を極める年代です。専門性をもち10年過ぎれば、自ずとoriginalityを要求される年齢となります。Originalityの40代は教科書を読む人間から書く人間に飛躍する時期です。そして人間力の問われる50代以降がpersonalityです。私が2013年に教授就任以降、教室の一つのテーマとしてきました。

本学会では、自分自身にこのVSOPを当てはめ、見つめ直す機会としていただきたいのです。Vitality sessionとしては専門医までの若手整形外科のセッションとします。Specialty sessionとしては、30-39歳の中堅医師による討論の場とします。Originality symposiumとしては40-49歳で、自分自身のオリジナル自慢を競い合って頂く機会とします。また、Personality lectureはKey Opinion Leadersにご依頼いたします。各年齢層が最高の議論を行っていただき、全員が超一流の整形外科医師を目指す機会となればと思います。

これまで本学会では、マラソン、駅伝、サッカー、バスケットなど、さまざまなアクティビティーがありました。今回は、ボディメイクBody Makeを行いたいと思います。各医局のSNSを見ていますと、どこの医局にも1人くらい筋トレに励んでる整形外科医がいるようです。また、筋トレクラブが存在する医局も散見されます。ぜひ、医局から代表一名body自慢の先生が登壇していただきたく思います。評価者は、業界で大変ご高名な方にご依頼中です。中部日本整災、初の試みです。楽しみにして下さい。

さて、徳島の春。世界三大潮流と言われる鳴門の渦潮、平安時代末期から伝わる祖谷のかずら橋、いずれも見所と思います。また徳島は、阿波牛、阿波尾鶏、阿波とん豚など地元の肉に加え、渦潮で育った鳴門鯛、渦潮ハマチ、さらに鱧も有名です。徳島の地酒と共にお楽しみください。皆様のご参加、教室・同門一堂全力でお迎えいたします。