第48回日本膵・臓島移植研究会(JPITA)第48回日本膵・臓島移植研究会(JPITA)

APITA2021

ご挨拶

第48回日本膵・膵島移植研究会
当番世話人 鈴木敦詞
藤田医科大学医学部内分泌・代謝内科学科

このたび第48回日本膵・膵島移植研究会を、2021年(令和3年)3月11日から13日までの三日間、名古屋で開催させていただくこととなりました。第47回の研究会が、新型コロナウイルス感染症流行により会期直前に開催が見送られたため二年ぶりの研究会開催となり、また初めてのアジア膵・膵島移植学会との合同開催となります。当番世話人としての重責を感じるとともに、大役を仰せつかりましたことを、大変光栄に存じております。

我が国においても、インスリン分泌の枯渇した1型糖尿病患者を対象として毎年40例程度の膵臓移植が行われています。特に維持透析中の1型糖尿病に対する膵腎同時移植は、移植臓器の生着率の上昇とともに生命予後の改善も認められていますが、その一方わが国における移植ドナー数と待機患者数との不均衡は解消されて居らず、現時点でも待機患者も200名を超えております。2020年には、移植手術による侵襲を低減するために膵島移植が保険適用となりました。さらに、再生医療技術を用いた膵島の創製に関する研究も世界中で進められています。膵臓移植・膵島移植ともに、着実な発展を遂げてきていますが、未だ解決すべき課題も数多く残されています。

内科医として移植医療を支える立場から、今回の研究会のテーマは「長く見守る移植医療」としました。これは、移植手術の成功はもとより、移植待機中の健康管理から移植後長期にわたる合併症予防とQOL/ADLの維持改善を支援することが、移植レシピエントの人生の幸福に欠くべからざるものであるからです。

第2回アジア膵・膵島移植学会会長の剣持敬先生と力を合わせて、本研究会が実り多きものなりますよう力を尽くしてまいります。全国の皆さまならびにアジア各国の皆さまと、名古屋の地でお目にかかることを楽しみにいたしております。多くの方々のご参加を心からお待ち申し上げております。