第40回関西アフェレシス研究会第40回関西アフェレシス研究会

大会長あいさつ

長沼 俊秀
(大阪市立大学大学院 医学研究科泌尿器病態学)

この度、第40回日本アフェレシス学会関西地方会の大会長を仰せつかっております大阪市立大学泌尿器科の長沼俊秀です。本会は、1981年に関西血漿交換治療研究会として発足し、国立循環器病センターの山本 章先生、滋賀医科大学の谷 徹先生、江口 豊先生、和歌山県立医大の重松 隆先生、そして2021年度よりは奈良県立医大の鶴屋和彦先生へと受け継がれて来られました伝統のある学会であります。地理的には、近畿地方をはじめ、中国、四国地方ときわめて広い範囲より参加者に御参集頂くのも本会の特徴であります。当教室においては1997年に岸本武利先生が開催してより、実に25年ぶりの開催となります。このような伝統のある学会を担当させていただく機会を御推挙頂きました事を大変光栄に感じております。事務局・プログラム委員会・広報委員会・実行委員会を代表して御挨拶申し上げます。

四半世紀ほど前、私が泌尿器科に入局しノイヘーレンだった折に最初に配属されたのが人工腎部でした。それ以降は、ほぼ透析畑で仕事をさせて頂いておりますが、その傍らアフェレシス療法にも、日常茶飯事で深く関わってまいりました。本会のテーマでもあります「Minimally Invasive」は外科系で言う所のいわゆる低侵襲であります。本会はこのMinimally Invasiveにスポットを当てて、患者さんに優しいMinimally Invasiveなアフェレシス治療について議論して行きたいと考えております。また、昨今、新しいアフェレシスのディバイスも開発されてきておりますので、活発な議論や情報交換が行われ、将来の世界への情報発信、EBM確立につながる学術大会になることを期待しております。

本会は本来、大阪あべのハルカスでの現地開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス(COVID-19)感染再拡大により、現時点で終息時期も未だ不透明であることを鑑み、完全 WEB での開催に変更致しております。

参加者、関係者の皆様には、多大なる御迷惑と御不便をおかけしますことを心よりお詫び申しあげますが、セッション後にブレイクアウトルームを設ける等、活発なディスカッション可能な会の運営を心がけますので何卒宜しくお願い申し上げます。