会長挨拶

第72回東日本整形災害外科学会 会長
伊藤 浩
(旭川医科大学整形外科学講座 教授)

伝統ある第72回東日本整形災害外科学会を旭川医科大学整形外科学講座で担当させて頂くことになり、大変光栄に存じます。本学会は1952年(昭和27年)、東日本臨床整形外科学会の名称で、整形外科と災害外科の進歩発展を図ることを目的に設立されました。

本学会を2023年9月22日(金)、23日(土)の2日間、旭川市のOMO7旭川で開催させていただくことになりました。当教室では竹光義治教授が第38回を、松野丈夫教授が第58回会長をつとめて以来3回目となります。重大なる責任を感じつつ、実り多き学会とすべく教室員一同準備を進めております。

今回の学会は「最北の地で語り合う伝統と革新技術」をテーマとし、外傷から慢性疾患まで幅広く、最新の整形外科診断、治療に関する討議を行い、若手整形外科医の成長に少しでも多く貢献できればと考えております。現在実りある学会とするよう、特別講演、文化講演、教育研修講演、シンポジウム、パネルディスカッション等を計画中です。

現時点では、まだCOVID-19感染の行方が見通せない状況が続いております。現地開催とWEBによるハイブリッド開催の選択もありますが、できれば現地開催を目標にしたいと考えております。

東日本の各地域から数多くの先生方にご参加いただき、活気のある有意義な学術集会となるよう、努力したいと思います。整形外科における技能と叡智の進歩が果たし得る社会的役割の重大さとその存在感を、本学会において国の内外に向けて情報発信する絶好の機会とすべく、皆様のご参加を心よりお待ちしております。