第58回日本消化器免疫学会総会  第58回日本消化器免疫学会総会

会長挨拶

第58回日本消化器免疫学会総会
会長 内藤裕二
京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学

 この度、第58回日本消化器免疫学会総会を2021年7月2日(金)〜3日(土)の2日間にわたり、京都で開催させていただくことになりました。祇園祭が近づく京都が非常に華やかな季節での開催となりますが、2020年初旬からの新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、社会活動のあり方が問われている中、本学会もwebを併用したハイブリッド開催とした上で、新たな学会開催を模索していく中での開催となります。本学会は、2021年の開催で第58回目を迎える歴史ある学会であり、本邦の消化器免疫・粘膜免疫分野で活躍する、第一線の臨床医・基礎研究者が集い、消化器免疫領域の新知見を議論する会となっております。本会を通じて、本研究領域の研究を推進すると共に、研究活動を積極的に進める臨床医・研究者の情報交換、交流、親睦をはかり、人類の健康増進に寄与することを目的として、学術集会を毎年行っており、消化器免疫研究に関して横断的に討論しています。

 今回、学術集会を開催するにあたり、当該分野で現在最も活動性が高い研究者に特別講演、教育講演、シンポジウムなどの講演を依頼し、最新の知識を共有するというセッションを予定し、会自体の活性化を心がけております。また、若手入門編セミナーとして、若手臨床医・研究者へ消化器免疫学の基本を伝える企画も設定しています。この様に幅広い参加者を対象に多種多様な知識を交換することにより、今後のさらなる当該分野の発展のために努めたく考えております。