第51回日本膵臓学会大会第51回日本膵臓学会大会

会長挨拶

第51回日本膵臓学会大会
会長 竹山 宜典
(近畿大学医学部外科学教室 肝胆膵部門)

このたび第51回日本膵臓学会大会を、令和2年7月24日(金)、25日(土)の2日間にわたり大阪国際会議場にて開催させていただきます。世界の膵臓学をリードしてきた伝統ある本学会の年次学術集会を担当させていただくにあたり、一言ご挨拶申し上げます。

 本学会は1969年に日本膵臓病研究会として発足しており、年2回春と秋に開催されていた日本膵臓病研究会の時代には、1970年の第1回春季大会と1983年の14回春季大会が大阪で開催されております。しかし、1985年に日本膵臓学会と改組されて以降は、これまで大阪での開催はなく、膵臓学会大会としては、今回がはじめての大阪での開催となります。本学会は現在会員数4,000人を超える世界最大の膵臓学術団体でありますが、近畿大学として本学会学術集会を主催させていただくのは初めてであり、私を含め、教室員一同大変光栄に存じております。

 本学術集会を主催させていただくにあたり、テーマを「膵臓を究める」とさせていただきました。膵臓という臓器を疾患という側面からだけではなく、基礎・臨床を含めた多方向から究めることを目指し、本学会が51回という新たな一歩を踏みだすにあたり、学会設立時の心意気に立ち返る意味を込め、膵臓という臓器を究める学術集会にしたいと思います。また、それと並んで本学会ではサブテーマを「交流」としたいと考えております。癌や膵炎などの疾患、内科や外科などの診療科、医師とメディカルスタッフなどの職種、国籍と言語の垣根を越えた「交流」を目指したいと思います。20を超える主題演題と4つの特別企画、特別講演に加えて、今大会からは本学会の専門医制度を受けて教育セミナー企画も開始されております。また、海外からの参加者の意見を受けて英語セッションも増やしたいと思います。ご自身の専門領域、所属科、職種を越えて、多くのセッション・企画に参加していただき、本学会大会の醍醐味を味わっていただければ幸いです。

 期せずして本学術集会は東京オリンピック開会の時期と重なりました。世界の注目が日本に集まっている時期に開催させていただくのもまた運命かと存じます。学術集会は日本三大祭りの一つとされる大阪天神祭りの時期とも重なっており、大会2日目の夕方には近隣で、船渡御や花火をご覧になれます。暑い大阪の夏をさらに熱く盛り上げるような学術集会にしたいと思います。

 診療科や職種の垣根を越えてできるだけ多くの皆様に参加していただき、記録にも記憶にも残る学術集会にしたいと祈念しておりますので、奮ってご参加いただきます様お願い申し上げます。