第50回日本医学教育学会大会

ワークショップ/プレコングレスワークショップ

※事前申込制セッション 申込締切:2018年7月17日(火)/定員になり次第締切

ワークショップ1日本医学教育学会の10年後を構想するラウンドテーブル討議
What is the JSME in 10 years like? Round Table Discussion
日 時 2018年8月3日(金)9:30~12:00
会 場 第7会場
(東京医科歯科大学 3号館 20階 「大会議室」)
座 長 錦織 宏  (京都大学)
鈴木 康之 (岐阜大学)
演 者 大槻 眞嗣 (藤田保健衛生大学)
蓮沼 直子 (秋田大学)
淺田 義和 (自治医科大学)
片岡 裕貴 (兵庫県立尼崎医療センター)
飯田 淳子 (川崎医療福祉大学)
定 員 50名
セッション概要

日本医学教育学会の将来構想に関する若手ワーキンググループでは、2017年度に1年間かけて、日本医学教育学会の10年後のあり方について検討を重ねてきた。具体的には、1)学術および研究、2)国際化、3)ITの活用、4)基礎・臨床・社会医学の他学会との連携、5)医療系他職種の教育学会との連携、6)人文社会科学研究者など非医療職との連携、7)大会のあり方、について討議し、2017年度末には提言をまとめる予定である。第50回大会において、この提言を共有し、またさらなる議論を行う場を提供することが、本ワークショップの目的である。具体的には、参加者には上記7つのテーマのうち3つを選択してもらい、ラウンドテーブルの形式で、それぞれの議論に参加する。テーブルマスター(司会)はワーキンググループ委員が勤める。一ラウンド40分のうち、最初の10分はテーブルマスターが提言の説明を行い、残りの30分で議論を行う。ワークショップのタイムテーブルは以下の通り。

0:00-0:10 企画意図説明
0:10-0:50 第一ラウンド
0:55-1:35 第二ラウンド
1:40-2:20 第三ラウンド
2:20-2:30 全体まとめ

ワークショップ2アクティブ・ラーニングを用いた模擬授業、体験ワークショップ
Workshop on Active Learning: Strategies through a Mock Lesson.
日 時 2018年8月3日(金)16:30~18:00
会 場 第3会場
(東京医科歯科大学 M&Dタワー 2階 「共用講義室2」)
座 長 泉  美貴  (昭和大学)
三木 洋一郎 (九州大学)
演 者 小林 直人  (愛媛大学)
鯉淵 典之  (群馬大学)
三木 洋一郎 (九州大学)
太田 啓介  (久留米大学)
神代 龍吉  (久留米大学)
定 員 50名
セッション概要

近年の医学教育において授業は、教員による一方的な講義形式ではなく、学修者の能動的な参加による、アクティブ・ラーニングを取り入れることが重要とされている。しかし、アクティブ・ラーニングとは何か?、授業をどのように変えればアクティブ・ラーニングになるのかなど、基本的な事項が不案内であるために、導入をためらわれている指導者が多いと思われる。
本ワークショップでは、参加者に実際に3種類のアクティブ・ラーニングを体験して頂く。
まず、「大教室でできるアクティブ・ラーニング」を体験する。それにより、特別な教室や机・椅子がなくとも可能なアクティブ・ラーニングの仕掛けを理解する。
次に、「基礎-臨床統合型TBL(Team-based learning)」と題し、TBLの手法と成功のコツを理解するとともに、基礎医学と臨床医学との垂直統合という難問にも一定の解を提供する。
最後に、「話し合い学修法LTD (learning through discussion)」という、学生が相互に学ぶ授業(協同学修)を体験する。LTDでは、ラウンドロビン、ジグソーなどの手法を交えて進行する。
ワークショップを通じ、まさに、“百たび聞くより目で見れば~、一度でわかるおもしろさ~♪”を自ら体験して頂くことにより、参加者が学生の身になって授業を楽しみ、アクティブ・ラーニング導入へのモチベーションに繋がれば幸甚である。

ワークショップ3キャリア・カフェ
Peer Support Cafe
日 時 2018年8月4日(土)14:30~15:30
会 場 第3会場
(東京医科歯科大学 M&Dタワー 2階 「共用講義室2」)
座 長 蓮沼 直子 (秋田大学)
賀来 敦 (岡山家庭医療センター)
定 員 50名
セッション概要
目的

同じ悩みをもった先輩や若手医師・医学生が、世代を超えた知恵と勇気を分かち合う場の提供

背景

卒後研修(臨床研修制度・新専門医制度)のプログラム化は、多くの選択肢の明示を可能にした。そのため、自律的なキャリア選択と決定を可能とするキャリア教育の必要性が高まっている。一方で医師のキャリアは複数の施設間異動を前提とする特殊性をもつため、本邦の労働関連法制では対応が困難であり、高い離職リスクを構造的に内包している。対策として、医局・病院を主体とした組織的支援のみならず、個人の取り組みとして同じような課題を抱える者同士のピアサポートがキャリアを重ねるうえで重要である。

対象者

医学生・研修医・女性医師(お子様づれ大歓迎)・イクメン医師など
生の声をききたいサポーター医師・キャリア支援部門担当者(医師・事務職等)の方の参加も大歓迎する。

テーマ

医師のキャリア、進路の決め方、働き方、ワークライフバランス、キャリア教育・支援の仕方、仕事をしていて日々感じる事や思いなど。
テーマを決めずに自由に話せる場も用意する。

形式

テーマごとのグループでの話し合い。途中入・退出可能(事前登録不要)

特徴

第19期生涯・キャリア教育委員会による企画


ワークショップ4Residents as Teachers ワークショップ ~レクチャーのレクチャー~
Residents as Teachers workshop ~How to prepare effective lectures~
日 時 2018年8月4日(土)15:50~17:20
会 場 第3会場
(東京医科歯科大学 M&Dタワー 2階 「共用講義室2」)
司 会 橋本 忠幸 (橋本市民病院)
菊川 誠  (九州大学)
ファシリ 
テーター
田中 淳一  (東北大学)
小坂 鎮太郎 (練馬光が丘病院)
金澤 剛志  (九州大学)
小杉 俊介  (飯塚病院)
徳増 一樹  (岡山大学)
長野 広之  (洛和会丸太町病院)
定 員 50名
申込方法 本ワークショップは事前参加申し込みが必要です。
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※定員になり次第、締め切りとさせていただきます
セッション概要
目的

指導医講習会をまだ受講出来ない若手医師の指導力向上

対象

初期研修医〜専攻医
医学生・専攻医以上の指導医も参加可能ですが、主な対象は研修医・専攻医です。

内容

レクチャーをすることに自信がありますか。せっかくレクチャーをしても全く教えたことを身につけられていなかったり、レクチャー中に寝られたりした経験もあるかもしれません。それははたして受講者側だけの問題でしょうか。
今回は特に研修医や専攻医といった若手医師を対象にResidents as
Teachersという概念のもと、講習会を開催します。米国などでは若手指導医を対象としたワークショップは盛んですが、日本でも専攻医や、2年次初期研修医が教育する機会も少なくなく、1年次研修医も学生を指導することもありますが、実際に研修医や医学生の指導にあたっている若手医師の指導力を向上させる機会はあまりありません。そこで我々は今まで若手医師向けの指導医講習会を開催をしてきました。
今回はレクチャーをテーマとしたワークショップを企画しました。レクチャーは最も多く用いられている教育手法の1つですが、双方向性になりにくいなどの理由でなかなか教育効果が高めることが難しいとされます。そこでどうすればより教育効果の高い、効果的なレクチャーを実践できるかをグループワーク形式で考えていきたいと思います。特に今回はレクチャーの準備を中心に行います。またICTを使った次世代のレクチャーについても紹介したいと思います。

ワークショップ5医学教育研究の基本を学ぶワークショップ
Workshop to learn the basics of educational research
日 時 2018年8月4日(土)16:00~17:30
会 場 第7会場
(東京医科歯科大学 3号館 20階 「大会議室」)
座 長 大滝 純司 (北海道大学)
演 者 石川 ひろの (帝京大学)
伊藤 俊之  (滋賀医科大学)
大生 定義  (新生病院)
尾原 晴雄  (沖縄県立中部病院)
武田 裕子  (順天堂大学)
向原 圭   (久留米大学)
定 員 30名
申込方法 本ワークショップは事前参加申し込みが必要です。
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※定員になり次第、締め切りとさせていただきます
セッション概要
目的

医学教育の研究に関する基本的な疑問について情報を提供して、この企画に参加された方の研究活動を支援することを目指します。

対象

大会参加者で、医学教育の領域で活動を始めたばかりの方や、医学教育に関する研究を今まで行ったことがない方を対象とした、初心者向けの企画です。何の準備も要りません。気軽にご参加ください。会場の準備をする都合から、事前の登録をお願いいたします。

内容
  1. オリエンテーションとアイスブレイク(全体会)
  2. 医学教育研究に関する基本的な疑問の抽出(グループワークと全体会)
  3. ミニレクチャー(学会誌「医学教育」の紹介など)
  4. 医学教育関係の学術雑誌や学術団体、研究費申請、倫理審査と質疑応答
  5. 最近論文が出た若手会員や大会の演者から、研究の進め方、苦労などの紹介と質疑応答
  6. メンタリングプログラムの紹介
企画組織

日本医学教育学会教育研究・利益相反委員会

プレコングレスワークショップ1人工知能が変える医療と医学教育
AI alters medical practice and education
日 時 2018年8月2日(木)17:20~18:50
会 場 第2会場
(東京医科歯科大学 M&Dタワー 2階 「共用講義室1」)
座 長 高橋 優三 (兵庫医科大学)
淺田 義和 (自治医科大学)
演 者 飯箸 泰宏 (サイエンスハウス)
高橋 優三 (兵庫医科大学)
大西 弘高 (東京大学)
米島 博司 (PIA 代表)
吉田 智美 (東京医療センター)
中本 浩之 (彩考電算システム)
定 員 90名
申込方法 本プレコングレスワークショップは事前参加申し込みが必要です。
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※定員になり次第、締め切りとさせていただきます
セッション概要
主旨

AIは医療を変え、医師に求められる役割や能力も変える。必然的に医学教育のカリキュラムも変わるべき。またAIは医学教育の方略を能動的、個別的にできる。本企画ではAI技術を紹介し医学教育の大きな転換点を俯瞰する。

概要

医学教育は永らく、その時代の医科学や医療のニーズに合わせてきた。近未来、中枢神経(AI)と末梢神経(IoT)が結合した技術革新は、診断や処方などで熟練医師の技能をコモディティ化するのみならず、tele ICUなど遠隔医療の普及を促進する。
また「AI主治医」を自分のスマホに入れた患者が診察室にやって来て、専門知識の圧倒的な差に基づく医師―患者関係が揺らぐ。こうして医師の役割や医療体制が、現在とは非連続的な姿になる。
そもそも医学教育は、柔軟な医学生の脳を、医師の脳として特化させる。この専門教育は医療に貢献する医療人育成に必須だが、幹細胞の分化の如く、再分化は決して易しい事ではない。ある程度の年齢を超えると周囲環境の地殻変動的な変化への対応は困難になる。それでも卒業後40年間、第一線で活躍できる医師を育成する医学教育が求められている。
AIが医療を変える事は確実だが、夢物語のような技術が明日にでもできるわけではない。必要以上に狼狽したリ、逆に無反応でもなく、どのような技術が、いつごろ普及するのか、それをある程度予想して、現在進行中の医学教育を微調整することが必要。つまり、現在を生きつつ明日へ備える、の考えとなる医学教育の将来が困難そうにも見えるが、AIは優れた教員が持つノウハウを会得して、医学生に能動的、かつテーラーメードの個別的教育を行い、医学教育を劇的に改善する利点もある。

プレコングレスワークショップ2医学教育とIR ~シームレスな医学教育のためのIR組織を目指して~
Medical education and institutional research ~Toward developing the community of IR department for seamless medical education~
日 時 2018年8月2日(木)
17:20~18:50
会 場 第3会場
(東京医科歯科大学 M&Dタワー 2階 「共用講義室2」)
ディレクター 恒川 幸司  (岐阜大学)
タスク 
フォース
恒川 幸司  (岐阜大学)
荒井 貞夫  (東京医科大学)
中村 真理子 (東京慈恵会医科大学)
岡田 聡志  (千葉大学)
淺田 義和  (自治医科大学)
椎橋 実智男 (埼玉医科大学)
定 員 110名
申込方法 本プレコングレスワークショップは事前参加申し込みが必要です。
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※定員になり次第、締め切りとさせていただきます
セッション概要

日本の医学部・医科大学は、「医学教育分野別評価基準日本版」に基づき、医学教育の質を保証すること、更にそれを発展させ継続的に改良すること、が求められている。そのためには、根拠に基づいた自己点検評価が必要であり、自施設の教育活動に関する情報を統括的に収集・分析するためのIR (Institutional Research)部門が各施設で設立され、データを基にした教育改善が行われる機運が高まりつつある。
しかしながら、全国的にIR部門の構築は発展途上にあり、規約の整備や部門員の養成など、IR部門を充実させることが必要である。また、情報管理の難しさや各施設において試行錯誤の段階である点から、 IR部門の全容が公になることは少なく、有用な知見があっても共有されていないのが現状である。
そこで本ワークショップでは、医療系大学や研修病院のIR部門に蓄積された知見を共有し、全国的な教育改革の発展に寄与するような医療系IRのあり方とは何かを皆で考えたい。
* 本ワークショップ実施に向けて、参加者には事前アンケートをおこないます。
* IR部門に所属されていなくても、IRに関心のある方の参加を歓迎いたします。

プレコングレスワークショップ3医学教育における評価:最近の潮流(兼:医学教育専門家更新用講習会)
Current Trends of Assessment in Medical Education
日 時 2018年8月2日(木)17:20~18:50
会 場 第4会場
(東京医科歯科大学 3号館 3階 「医学科講義室2」)
座 長 守屋 利佳 (北里大学)
演 者 伊藤 彰一 (千葉大学)
西城 卓也 (岐阜大学)
高村 昭輝 (金沢医科大学)
定 員 150名
申込方法 本プレコングレスワークショップは事前参加申し込みが必要です。
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※定員になり次第、締め切りとさせていただきます
セッション概要

医学教育を俯瞰すると、その医学教育者に求められる能力の領域には、教授法と学習、学習者評価、カリキュラム開発・評価、リーダーシップ/マネジメント、そして研究が挙げられる。特に前者3つに主眼を置き医学教育専門家認定制度ではコースワークを行っている。今回は医学教育に携わる方々に、評価に焦点を置き一般的原則や最近の潮流を概説したい。しかし唯一絶対の評価とは存在しないのと同様、どう設計・実施するのかという問いにも正解はない。様々な話題や視点からより良い評価の在り方についてフロアの皆様と議論できるセッションを提供したい。本講習会は初球から中級の方を対象としておりますが、医学教育に携わる様々な方の参加を歓迎します。本セッションは、医学教育専門家制度の更新用講習会も兼ねています。

プレコングレスワークショップ4医学教育学分野の論文のIntroductionの書き方
How to write “Introduction” in developing manuscripts in medical education research
日 時 2018年8月2日(木)17:20~18:50
会 場 第5会場
(東京医科歯科大学 M&Dタワー 4階 「アクティブラーニング教室」)
ファシリ 
テーター
錦織 宏  (京都大学)
菊川 誠  (九州大学)
松山 泰  (自治医科大学)
清水 郁夫 (信州大学)
定 員 30名
申込方法 本プレコングレスワークショップは事前参加申し込みが必要です。
お申し込みはこちら
※定員になり次第、締め切りとさせていただきます
セッション概要

医学教育研究を計画・実施する際の大きな障壁の一つが先行研究の引用とそれをもとにしたリサーチクエスチョンの構築である。医学教育学分野の論文では、これらをintroductionのパートに適切に記述しなければならない。
しかし、実際に医学教育研究を行っている(もしくは始めた)人がintroductionを記述する際に遭遇する困難は限りない。まず、医学教育学分野で用いられる概念や言葉は、医療者にとってなじみのないものが多い上、似たような概念を異なる言葉で表現している場合もある。また、先行研究をどの領域まで拡げて引用すべきなのか、どのように研究の重要性を主張すべきなのか、さらにどのようにリサーチクエスチョンを記載すべきなのか、などの疑問もしばしば生じる。
そこで本ワークショップでは、医学教育研究を行う上で「鍵」となるintroductionの書き方に焦点を当てる。具体的には、事前に準備した3つの論文のintroductionのドラフトをもとに公開査読を行い、先行研究の引用を土台に自身の関心を適切に言語化しながら、リサーチクエスチョンを構築するプロセスを共有し、さらに遭遇しうる困難への対応を議論したい。理論枠組みとしてはLingardのモデル(Acad Med 2016;91:e12)を採用する。