第42回日本骨形態計測学会第42回日本骨形態計測学会

ご挨拶

第42回日本骨形態計測学会
萩野 浩(鳥取大学医学部 保健学科)

第42回日本骨形態計測学会を2022年6月30日(木曜日)-7月2日(土曜日)に、米子コンベンションセンター(鳥取県米子市)で開催させていただきます。

大会テーマは、「骨疾患の謎を解く形態計測の挑戦」です。骨は未だ謎が多い不思議な臓器です。

ヒトは生まれ落ちたときに約30gのカルシウムを母体から授かり,その後は急速に骨にカルシウムが貯蔵され、20歳台で人生最大の骨量に達します。その後、閉経、加齢、不動などにより、何人も骨量の減少を免れることはできません。骨はその間にミクロからマクロまでの構造をダイナミックに変化させます。

この骨のダイナミズムはHarold M. Frost先生によって1960年代に最初に明らかにされました。Frost先生と研究を共にされた高橋榮明先生が日本で骨標本の作製や解析手法を広めるために1979年に新潟で第1回骨形態計測ワークショップを開催され、それが本学会の始まりです。

その後1980年代に二重エネルギーX線吸収法(DXA)が発明され、非侵襲的骨評価が急速に発展し、さらに、µCT、HRpQCTといった新しい画像解析法が開発されました。同時に骨代謝に関与する重要な分子の発見が相次ぎ、それらを標的とする新しい治療薬が登場してきたことから、本学会は生理的および病的骨動態の解明や、疾患の治療を目指す、多くの研究者や臨床家に支持され、今日まで発展を続けています。

鳥取県米子市で本学会を開催させていただきますのは、1984年に山本吉藏先生が第5回骨形態計測ワークショップを、2010年に岸本英彰先生が第30回の本学会を開催されたのに続き3回目となります。

初夏の山陰は豊かな海の幸、山の幸をご堪能いただけます。たくさんの皆さんのご参加をお待ちいたしております。