会長挨拶

第41回日本糖尿病合併症学会
会長 西尾善彦
独立行政法人国立病院機構 鹿児島医療センター 病院長
第41回日本糖尿病合併症学会を2026年11月20日(金)、21日(土)に、鹿児島市ライカ南国ホール、TKPガーデンシティー鹿児島中央にて開催させていただきます。
メインテーマは『持続可能な糖尿病合併症予防を考える』です。 糖尿病患者数の増加、人口の高齢化により糖尿病学、中でも合併症予防や合併症治療に関する研究および臨床への社会的な期待が大きく高まりつつあります。一方、近年、相次いで発表される大規模臨床試験の成績をみますと、糖尿病患者さんの予後改善には血糖のみならず血圧、脂質、肥満、生活習慣など極めて広範囲な管理が求められています。さらに、従来の合併症の概念を超えた様々な糖尿病併存症の問題も大きくなっています。このような広範な疾患や障害の予防管理を行うには従来の専門医を中心とした医療ではもはや限界に達しています。幸い医療の分野には優秀な薬剤師、看護師、栄養士、理学療法士の方々がおられ、糖尿病の専門知識を持った糖尿病療養指導士も多数おられます。また、医薬品の開発状況を見渡しても、従来の血糖降下薬の範疇を超え、糖尿病合併症に有効な薬剤が次々登場しつつあります。さらには地域の保険行政においても腎症の重症化予防対策をはじめとする様々な取り組みとその成果が報告されるようになっています。このような糖尿病合併症を取り巻く状況を受けて、サブテーマとして『地域と経済、医療のクロスオーバー』を掲げて、様々な立場の方に糖尿病合併症対策を俯瞰的に幅広く討議していただきたいと考えています。
開催形式としては利便性を考慮してできるだけコンパクトな会場にて例年通り、受賞講演、シンポジウム、教育講演、ワークショップ形式の一般演題、そして糖尿病眼学会との共同シンポジウム、糖尿病神経障害を考える会学術講演との併催を予定しております。
11月の鹿児島はまだまだ秋真っ盛りです。学会での疲れはぜひ雄大な桜島の景色と温泉、そして美味しい食べ物で癒していただければと思います。鹿児島市内およびその近郊には様々な泉質を楽しめる温泉が数多くあります。食べ物では黒毛和牛、黒豚、カツオ、はまち、マグロなどの新鮮な魚、さつま揚やさつま芋等、枚挙にいとまがありません。焼酎の逸品もそれこそ数えきれなくあります。是非、多くの方に鹿児島での糖尿病合併症学会に参加いただき学会と共に鹿児島を楽しんでいただけることを願っています。