回復期リハビリテーション病棟協会 第39回 研究大会 in 東京回復期リハビリテーション病棟協会 第39回 研究大会 in 東京

大会長挨拶

回復期リハビリテーション病棟協会 第39回 研究大会 in 東京
大会長 菅原 英和
(医療法人社団輝生会 初台リハビリテーション病院 院長)

このたび、「一般社団法人回復期リハビリテーション病棟協会 第39回研究大会in東京」を、2022年2月4日(金)・5日(土)の2日間にわたり、東京都お台場にあるグランドニッコー東京にて開催させて頂くこととなりました。

本大会のテーマは、「復権 ~障がい者の復権に向けてやるべきこと~」といたしました。Rehabilitationの語源はRe(再び)–habilis(ふさわしい)–action(すること)です。人間としてふさわしくない状況から再びふさわしい状態に戻すことへの支援が、私達の使命であり、喜びでもあります。

回復期や生活期のリハビリテーションに関わっていくと、絶望の淵に追いやられた患者さんの目に生気が戻る瞬間、目の色が変わる瞬間に遭遇することがあります。嚥下障害が回復して久しぶりに食べ物を口にする瞬間、装具と杖を使って自分の足で歩きだす瞬間、片手が不自由で苦労はしたが調理訓練で満足のいく料理に仕上がったとき、試験外泊で退院後の生活イメージができて晴れ晴れとした気分で帰院したとき、復職に向けた課題を一つずつ乗り越え晴れて就労の再開が決まったときなど様々です。その瞬間瞬間がその人の復権への一歩に繋がっていることをしっかりと認識しつつ、私達が何をやるべきなのか、今一度振り返り、多くの方と学び、共有する場にしていきたいと思います。

COVID-19という未曽有の事態により、2020年(札幌)、2021年(熊本)の大会が中止となり、今回3年ぶりの研究大会となります。同じ目標に向かって切磋琢磨する仲間が集う貴重な機会を、安全かつ安心な状態で迎えられるよう、会場&Webでのハイブリッド開催も視野に入れて誠心誠意努めてまいります。

皆様の多数のご参加をお待ち申し上げております。