このたび、第33回日本排尿機能学会を2026年8月27日(木)から29日(土)までの3日間、甲府記念日ホテルで開催させて頂くことになりました。全国から多数の先生方にご参加いただけますことを、心より歓迎申し上げます。
今回のテーマは「下部尿路機能学における未来像」です。わが国では少子高齢化が進み、下部尿路機能に関わる問題はますます多様化し、医療の現場における対応は複雑化しています。薬物療法や外科的治療の進歩に加え、AIやデジタル技術の応用、理学療法や看護学との連携など、幅広い領域を横断する新しいアプローチが必要とされています。下部尿路機能学の未来を展望することは、臨床医、研究者、メディカルスタッフにとって大きな使命であり、社会に対する責務でもあると考えています。
本学会では、基礎から臨床まで最新の知見を共有し、活発な討論を通じて、新しい診断・治療法や研究の方向性を見出す場としたいと考えております。若手の研究者、臨床医、メディカルスタッフにとっては、自身の成果を発表し、第一線で活躍する先生方と交流できる大変貴重な機会となるでしょう。
開催地である甲府は、豊かな自然と歴史文化、そして富士山など美しい景観に恵まれた地です。学術的な刺激とともに、甲府ならではの魅力を感じていただき、充実した時間をお過ごしいただければ幸いです。8月下旬の山梨県は、ちょうどブドウの最盛期となります。また、山梨県独自のお料理や地元のワインなどでお迎えしたいと考えていますので、より多くの方に参加していただけるのをお待ちしています。皆様のご参加が、本学会を実り多きものとし、下部尿路機能学の新しい未来をともに描く契機となることを心から願っております。ご協力のほどをよろしくお願い申し上げます。