このたび、第28回日本排尿機能学会を御世話させていただくことなり、大変光栄に思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
会期は2021年9月9日(木)~11日(土)で、場所はJR松本駅近くのホテルブエナビスタです。
開催地となる松本市は、松本城を中心とした城下町ですが、駅前に3つのガク都(学都、岳都、楽都)のモニュメントが立っています。
学都の意味は、学問の都としての学です。松本市には旧制松本高校の校舎がそのまま残されております。現在、全国で旧制高校の校舎が残されているのは松本だけです。その後、信州大学へと移管され「あがたの森公園」となっておりますが、実は平成2年に小川秋實 元教授が旧制高校の講堂を使用して、本学会の前身である神経因性膀胱研究会を開催させていただいております。
岳都の意味は、日本アルプスの玄関口であることを意味し、山岳の岳です。ご存じでしょうか?有名な上高地は市町村の統廃合により、全域が松本市に属しています。
楽都の意味は、指揮者で有名な小澤征爾さんが、1992年にセイジ・オザワ松本フェステイバルを創立し、毎夏、松本市で音楽祭が行われ、世界中から優れた音楽家たちが結集して多彩な演目が披露されることに由来しております。音楽の楽からきた楽都ですが、今回の楽は、みんなが集まって楽しむの楽も意味させていただいております。
これらの3つの意味を含めて、今回は、メインテーマを「Welcome to ガク都(学都・岳都・楽都)!」といたしました。
COVID-19蔓延のため、なかなか集まることができなかった排尿機能に関心を持つ皆様方が、松本の地に集まり、排尿に関する学問、久方ぶりの交流、松本の街、日本アルプスを楽しんでいただきたいとの思いです。
本学会では排尿機能障害治療の基礎および臨床の先端的なUpdateに加え、実臨床における排尿機能障害治療についての熱い議論、情報交換、また連携の場を提供できるよう、教室員一同準備を進めてまいります。
医師やメディカルスタッフの皆様の多数のご出席を賜り、実り多い学会になりますよう、スタッフ一同心からお待ち申し上げております。